図はリヤ・ベンチ・シート |
N118 | フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット |
P47.40-2112-06
配置
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、リヤ・ベンチ・シートの下のクロス・メンバに取り付けられています。
役割
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットの内部名称は、FSCM-EC (Fuel System Control Module for Electronically Commutated fuel pumps (電子式整流フューエル・ポンプ用フューエル・システム・コントロール・モジュール)) です。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、必要に応じてフューエル・ポンプ (M3) を制御し、現在のフューエル・プレッシャに関するインフォメーションを CDI コントロール・ユニット (N3/9) に送信します。
インプットおよびアウトプット・シグナル
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは以下のインプット・シグナルを評価し、該当するアウトプット・シグナルを出力します :
• ダイレクト・インプット・シグナル
• ダイレクト・アウトプット・シグナル
• CAN インプット・シグナル
• CAN アウトプット・シグナル
ダイレクト・インプット・シグナル
• ターミナル 15
• ターミナル 30
• ターミナル 31
• グラウンド・シグナル「フューエル・ポンプ・オン」
• フューエル・プレッシャ・センサ (B4/7) のセンサ・シグナル
ダイレクト・アウトプット・シグナル
• フューエル・プレッシャ・センサ (5 V) の電源供給
• フューエル・プレッシャ・センサのアース接続
• フューエル・ポンプ交流電圧シグナル (位相 U)
• フューエル・ポンプ交流電圧シグナル (位相 V)
• フューエル・ポンプ交流電圧シグナル (位相 W)
CAN インプット・シグナル
• フューエル・ポンプ「オン」
• 燃料基準圧力
CAN アウトプット・シグナル
• フューエル・プレッシャ
• ダイアグノシス・データ
ボディ
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、2 個のプラグ・コネクタと、内部測定・制御エレクトロニクス付きのプラスチック・ハウジングで構成されています。
機能
以下の項目について機能を説明します :
• フューエル・ポンプの制御
• フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットのエマージェンシ・オペレーション
• ダイアグノシス
• ドレン・サービス
フューエル・ポンプの制御
シグナル「フューエル・ポンプ、オン」をフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットから受信すると、フューエル・ポンプがオンになります。このシグナルは、CDI コントロール・ユニットからドライブ CAN (CAN C) を介して CAN シグナルとして、またグラウンド・シグナルとして、予備的に送信されます。
さらに、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは CAN シグナル「燃料基準圧力」を CDI コントロール・ユニットから受信します。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットはフューエル・プレッシャ・センサからの電圧シグナルによって現在のフューエル・プレッシャを検知し、そのインフォメーションをドライブ CAN を介して CDI コントロール・ユニットに送信します。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは現在のフューエル・プレッシャを評価して、この値を燃料基準圧力に調整し、フューエル・プレッシャの実測値が基準値と一致するように三相交流電圧シグナルでフューエル・ポンプを制御します。
フューエル・ポンプ・プレッシャはフューエル温度およびエンジン回転数に応じて約 4.5 ~最高 6.7 bar で制御されます。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットのエマージェンシ・オペレーション
• シグナル「燃料基準圧力」がこないときは、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットにより代替値が算出され、これに応じてフューエル・ポンプが制御されます。
• 「燃料基準圧力」シグナルと、フューエル・プレッシャ・センサからのシグナルがない場合、フューエル・ポンプはフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットに保存されている基準圧力設定値にしたがって制御されます。
• エマージェンシ・オペレーション機能は直接シグナル「フューエル・ポンプ・オン」および「ターミナル 15」により、内部制御の機能停止時にも燃料供給が確実に行われていることを確認します。
ダイアグノシス
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、セルフ・テストとコンポーネント・テストを実行します。検知された故障は、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットにより保存され、ドライブ CAN 経由で CDI コントロール・ユニットに、さらにダイアグノシス CAN (CAN D) 経由で接続されている XENTRY Diagnostics に伝送されます。
ドレン・サービス
フューエル・タンクはフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットによりエンジンを作動させずに排出できます。
このために XENTRY Diagnostics でドレン・サービスを呼び出し、以下のパラメータを入力する必要があります :
• 「フューエル・ポンプ・オン」用のパラメータ 01
• 時間「0 ~ 99999」秒
• 燃料基準圧力 5.5 bar
排出中は XENTRY Diagnostics を接続したままで、イグニッションをオンのままにします。
バリエーション
車両およびエンジン・バリエーションは、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットにすでにメモリされています。フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットの交換後は、必ずバリエーション・コードを入力します。