機能前提条件の概要
• ターミナル 15 「オン」
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) は、ターミナル 15 のターミナル・ステータスを車内 CAN (CAN B) を介してインストルメント・クラスタ (A1) に送信します。
アクティブ・サービス・システム・プラスの概要
ASSYST PLUS は車両のメインテナンス時期を算出します。この計算は、厳密に設定されたキロメータ走行距離または特定の時間間隔のうち、先に限界値に達する方を基準にして行われます。さらに、運転者またはサービス・スタッフはこの機能により、車両のメインテナンス作業範囲の全体像を把握することができます。
算出は、インストルメント・クラスタにソフトウェア・ソリューションとして内蔵されている ASSYST PLUS で行われます。ASSYST PLUS は車両の装備に応じて、走行時間および走行距離によって必要となる追加作業を考慮します。メインテナンス範囲および期限が切れるインスペクションの時刻がインストルメント・クラスタのマルチファンクション・ディスプレイ (A1p13) に表示されます。
ASSYST PLUS には、以下の部分機能が含まれています:
• 走行可能距離算出の機能順序
• 走行可能時間算出の機能順序
• データ評価の機能順序
• メインテナンス・インジケータの機能順序
• メインテナンス・インターバルのリセットの機能順序
走行可能距離算出の機能順序
走行可能距離は、定義されたキロメータ走行距離とこれまでの実際走行距離との差から算出されます。走行距離はホイール・スピードによって特定されます。
エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニット (N30/4) はホイールスピードに関するインフォメーションを、2016年3月1日以降はシャーシCAN 1 (CAN E1)、フロントヒューズリレーモジュール付SAMコントロールユニット (N10/1) およびシャーシCAN 2 (CAN E2) を介して、また2016年2月29日以前はシャーシCAN (CAN E) を介してインストルメントクラスタに送信します。
前回メインテナンス時にリセットしてメモリされた総走行距離と比較して、次回メインテナンスまでの走行可能距離が算出されます。走行可能時間よりも先に走行可能距離に達する場合、走行可能距離を基準としてメインテナンス表示します。
走行可能時間算出の機能順序
走行可能時間は ASSYST PLUS により算出されます。前回メインテナンスでリセットしてメモリされたメインテナンスの日時と比較することにより、次回メインテナンスまでの走行可能時間が算出されます。走行可能距離よりも先に走行可能時間に達する場合、走行可能時間を基準としてメインテナンス表示します。
データ評価の機能順序
実際の走行条件に関係する評価要因の他に、メインテナンス範囲およびメインテナンス・インターバルの算出のために ASSYST PLUS はさらにクオリティ・ファクターも考慮します。このためにCDIコントロールユニット (N3/9)(ディーゼルエンジンの場合)またはMEコントロールユニット (N3/10)(ガソリンエンジンの場合)は以下のインフォメーションを、2016年3月1日以降はシャーシCAN 1、フロントSAMコントロールユニットおよびシャーシCAN 2を介して、また2016年2月29日以前はシャーシCANを介してインストルメントクラスタに送信します:
• エンジン回転数
• エンジン・オイル・レベル
• エンジン・トルク
メインテナンス・インジケータの機能順序
マルチファンクション・ディスプレイに、以下の注意事項をメインテナンス・コードとともに表示させることができます:
• XX 日後にメインテナンス XX
• 次回メインテナンス X
• あと XXXXX km あるいはあと XXXXX マイル
• メインテナンス XX 実施
メインテナンス期日を過ぎると、以下のメッセージが表示されます:
• メインテナンス XX の実施時期を XX 日過ぎています、または
• メインテナンス XX の実施時期以降 XXXX km / マイル走行しています
メインテナンス期日は正確に表示されます。二桁のメインテナンス・コードで、実施するべき作業の範囲が分かります。メインテナンス範囲はメインテナンスコードとして表示されます(例えば「A1」)。 文字はメインテナンス範囲を、その後に続く数字または文字はワークショップ向けの追加作業についての情報を表します。ワークショップはこのコードを見れば、ユーザーが実施期日が到来したインスペクションを予約するときに、できるだけ正確な必要日数と費用をユーザーに伝えることができます。
メインテナンス・インターバルのリセットの機能順序
O. K.ボタン (S110s6) (左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 (S110) に配置) を操作すると、メインテナンスがリセットされます。ステアリング・ホイール・エレクトロニクス (N135) はマルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のシグナルを直接読み取り、ステアリング LIN (LIN E1) を介してこれをステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80) に送信します。ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニットはこれを、2016年3月1日以降はシャーシCAN 1、フロントSAMコントロールユニットおよびシャーシCAN 2を介して、また2016年2月29日以前はシャーシCANを介してインストルメントクラスタに送信します。マルチファンクション・ディスプレイにメッセージ「次回のメインテナンス」が表示されます。O. K.ボタンを 3 秒以上押すと、マルチファンクションディスプレイに「メインテナンスインターバルのリセット」が表示されます。メインテナンス・インターバルはリセットされています。
インストルメント・クラスタの交換が必要な場合は、現在のメインテナンス・データを手動で入力する必要があります。この時、以下のデータが必要になります:
• 現在の総走行距離 (キロメートル) / 総走行距離 (マイル)
• 現在の年月日
• 前回のオイル交換時の総走行距離 (キロメートル) / 総走行距離 (マイル) (整備手帳を参照)
• 前回オイル交換の日付 (整備手帳を参照)
• ASSYST PLUS の算出データ
参照文書
- gf5430p9996rd インストルメント·クラスタ (KI) システム構成部品一覧構成部品の説明