gf9160p2012fh

補助レストレイント·システム作動機能

種別 gf · トピック 91.60 · バージョン 0101 · 2018-06-04

適用: モデル 238'

位置付け

機能グループ 3 ボディ › 91 シート、簡易ベッド、レストレイント・システム › 91.60 エアバッグ、歩行者保護 — シリーズ 238

GF91.60-P-2012FH

補助レストレイント·システム作動機能

30.05.2018

モデル

238

機能前提条件の概要

• ターミナル 15R オン

エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) は、ターミナル 15 のターミナル・ステータスをユーザ・インタフェース CAN (CAN HMI) を介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) に送信します。

補助レストレイント・システム作動の概要

補助レストレイント・システムは常時、助手席の着席状態およびシートベルトのステータス (着用または未着用) をモニタし、これらのインフォメーションをもとに、作動させる機能を調整します。

補助レストレイント・システム作動の機能には、以下の部分機能が含まれています:

• システムのモニタ

• 助手席シートの着席状態の評価

• シートベルトのステータスの検知

• 衝突検知

• 前面衝突時の作動

• 側面衝突時の作動

• 後面衝突時の作動

• ロールオーバ・プロセス時の作動

• 衝突時の補助機能

システムのモニタ

ターミナル 15R がオンの場合、以下のインジケータ・ランプが制御されます:

• インストルメント・クラスタ (A1) の補助レストレイント・システム・インジケータ

• 助手席エアバッグ OFF インジケータ・ランプ (N72/1e1) (助手席エアバッグ自動カットオフ (コード U10) 装備)

• 助手席エアバッグ ON インジケータ・ランプ (N72/1e2) (助手席エアバッグ自動カットオフ (コード U10) 装備)

補助レストレイントシステムインジケータは、セルフテスト(4秒)が正常に終了するとオフになります。     助手席エアバッグ自動カットオフ (コード U10) 装備車の場合、助手席エアバッグ ON インジケータ・ランプまたは助手席エアバッグ OFF インジケータ・ランプの点灯により、助手席の着席状態が表示されます。

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、補助レストレイント・システム・インジケータのオン要求をユーザ・インタフェース CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。補助レストレイントシステムコントロールユニットは、助手席エアバッグインジケータランプ(助手席エアバッグ自動カットオフ(コードU10)装備)のオン要求をユーザインタフェースCAN、ヘッドユニット (A26/17)、テレマチックCAN (CAN A)、オーディオ/COMAND操作部 (A40/9)(タッチパッドオンリー(コード446)非装備)またはタッチパッド (A105)(タッチパッドオンリー(コード446)装備)およびUBF-LIN (LIN A3) を介してアッパオペレーティングフィールドコントロールユニット (N72/1) に送信します。アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットは、要求された助手席エアバッグ・インジケータ・ランプを直接点灯させます。

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、引き続き走行中に補助レストレイント・システムを常にモニタし、インストルメント・クラスタのディスプレイおよび補助レストレイント・システム・インジケータによりエラーを運転者に知らせます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは該当するメッセージの表示要求をユーザ・インタフェース CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。エラーは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットの不揮発性メモリに保存されます。

助手席シートの着席状態の評価

助手席側レストレイント装置は、助手席の着席状態に応じて適切に作動します。

モデル 238
コード U10 非装備 (助手席エアバッグ自動カットオフ)
着席検知のステータスは補助レストレイント・システムの作動特性に影響を与えません。

シートベルトのステータスの検知

レストレイント装置は、シートベルトのステータス (着用または未着用) に応じて適切に作動します。それぞれのシートベルトのステータスは、以下の該当するシートベルトバックルスイッチにより決定されます:

• 運転席シートベルト・バックル・スイッチ (S68/3)

• 助手席シートベルト・バックル・スイッチ (S68/4)

• 左リヤ・シートベルト・バックル・スイッチ (S68/11)

• 右リヤ・シートベルト・バックル・スイッチ (S68/12)

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、運転席シートベルト・バックル・スイッチのステータスおよび助手席シートベルト・バックル・スイッチのステータスを直接読み取ります。

リヤ SAM コントロール・ユニット (N10/8) はリヤ・シートベルト・バックル・スイッチのステータスを直接読み取り、これを車内 CAN (CAN B)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびユーザ・インタフェース CAN を介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットに送信します。

衝突検知

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは以下を区別します:

• 前面衝突

• 側面衝突

• 後面衝突

• ロールオーバ・プロセス (車体の前後方向)

これには以下のセンサのシグナルが評価されます:

• 内蔵センサ

• 左サイドバッグ・センサ (A53)

• 右サイドバッグ・センサ (A54)

• 左フロント G センサ (B48/1)

• 右フロント G センサ (B48/2)

• 左フロント・ドア・プレッシャ・センサ (B48/7)

• 右フロント・ドア・プレッシャ・センサ (B48/8)

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、センサ・シグナルを直接読み取ります。

さらに車両の横 G が評価されます。これは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットに内蔵されている G センサによって検知されます。

モデル 238
コード 239 装備 (車間距離制御システム「ディストロニック」)
モデル 238
コード 258 装備 (衝突防止アシスト)
車両前方の交通エリアを、レーダ・センサでモニタします。これにより、危険な衝突を前もって検知することができます。作動時点は状況に応じて適合されます。

モデル 238
コード 23P 装備 (ドライブ・アシスタント・パッケージ)
車両前方の交通エリアを、レーダ・センサでモニタします。さらに、車両後方の交通エリアをモニタします。これにより、危険な衝突を前もって検知することができます。作動時点は状況に応じて適合されます。

前面衝突時の作動

レストレイント装置の作動は、衝突の重度、助手席着席状態およびフロント・シートベルトのステータスに応じて行われます。

以下の点火剤が点火される可能性があります (最大):

• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/1)

• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/2)

• 助手席エアバッグ点火剤 1 (R12/4)

• 助手席エアバッグ点火剤2 (R12/5)

• 左リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/6)

• 右リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/7)

• 運転席エアバッグ点火剤 1 (R12/13)

• 運転席エアバッグ点火剤 2 (R12/14) (カナダ仕様 (コード 460) または米国仕様 (コード 494))

• 運転席側ニーバッグ点火剤 (R12/25)

• 助手席シートベルト・フォース・リミッタ (R12/26) (カナダ仕様 (コード 460) または米国仕様 (コード 494) または日本仕様 (コード 498))

• 運転席シートベルト・フォース・リミッタ (R12/27) (カナダ仕様 (コード 460) または米国仕様 (コード 494) または日本仕様 (コード 498))

• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (R12/37) (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (R12/38) (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

• 助手席エアバッグ・ベント・バルブ点火剤 (R12/44) (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、点火剤を直接制御します。

以下の状態が考慮されます:

• 運転席シートのポジション (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460)):

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、運転席シート・ポジション検知スイッチ (S68/19) のステータスに基づいて、運転席エアバッグの適切な作動タイミングを決定します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは運転席シート・ポジション検知スイッチのステータスを直接読み取ります。

• 助手席シートのポジション (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460)):

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、助手席シート・ポジション検知スイッチ (S68/20) のステータスに基づいて、適切な助手席エアバッグの作動タイミングを決定します。これは、助手席の着席が検知されているときのみ適用されます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは助手席シート・ポジション検知スイッチのステータスを直接読み取ります。

• 助手席の着席状態および助手席シートベルト・バックルのステータス:

• 助手席シートにチャイルド・シートが取り付けられていないか、チャイルド・シートが取り付けられ、シートベルトが装着されていない場合、助手席側のレストレイント装置は作動しません。

• 助手席シートにチャイルド・シートが取り付けられていないか、チャイルド・シートが取り付けられ、シートベルトが装着されている場合、助手席エアバッグは作動しません。

• 助手席シートに乗員が着席しており、シートベルトが装着されていない場合、助手席側のシートベルトテンショナ、シートベルトエンドテンショナ(米国仕様(コード494)またはカナダ仕様(コード460))およびシートベルトフォースリミッタ(カナダ仕様(コード460)または米国仕様(コード494)または日本仕様(コード498))は作動しません。

• 運転席シートベルト・バックルのステータス:

シートベルトが装着されていない場合、運転席側のシートベルトテンショナ、シートベルトエンドテンショナ(米国仕様(コード494)またはカナダ仕様(コード460))およびシートベルトフォースリミッタ(カナダ仕様(コード460)または米国仕様(コード494)または日本仕様(コード498))は作動しません。

• リヤ・シートベルト・バックル・ステータス:

シートベルトが装着されていない場合、レストレイント装置は作動しません。

側面衝突時の作動

レストレイント装置の作動は、衝突の重度、助手席着席状態およびフロント・シートベルトのステータスに応じて行われます。

以下の点火剤が点火される可能性があります (最大):

• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤

• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤

• 左リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤

• 右リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤

• 運転席サイドバッグ点火剤 (R12/9)

• 助手席サイドバッグ点火剤 (R12/10)

• 左リヤ・サイドバッグ点火剤 (R12/11) (リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)

• 右リヤ・サイドバッグ点火剤 (R12/12) (リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)

• 左ウインドウバッグ点火剤 (R12/22) (モデル 238.3)

• 右ウインドウバッグ点火剤 (R12/23) (モデル 238.3)

• 左ヘッドバッグ点火剤 (R12/39)(モデル238.4)

• 右ヘッドバッグ点火剤 (R12/40)(モデル238.4)

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、点火剤を直接制御します。

以下の状態が考慮されます:

• 助手席の着席状態および助手席シートベルト・バックルのステータス:

• 助手席が未着席でシートベルトが装着されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびサイドバッグは作動しません。

• 助手席が着席状態 (乗員またはチャイルド・シート) だがシートベルトが装着されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナは作動しません。

• 運転席シートベルト・バックルのステータス:

シートベルトが装着されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナは作動しません。

• リヤ・シートベルト・バックル・ステータス:

シートベルト未着用の場合、リヤの該当するシートベルト・テンショナは作動しません。

後面衝突時の作動

レストレイント装置の作動は、衝突の重度およびシートベルトのステータスに応じて行われます。

以下の点火剤が点火される可能性があります (最大):

• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤

• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤

• 左リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤

• 右リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤

• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、点火剤を直接制御します。

以下の状態が考慮されます:

• 運転席 / 助手席シートベルト・バックルのステータス:

シートベルトが装着されていない場合、レストレイント装置は作動しません。

• リヤ・シートベルト・バックル・ステータス:

シートベルトが装着されていない場合、レストレイント装置は作動しません。

ロールオーバ・プロセス時の作動

レストレイント装置の作動はシートベルトのステータスに応じて行われます。

以下の点火剤が点火される可能性があります (最大):

• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤

• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤

• 左リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤

• 右リヤ・シートベルト・テンショナ点火剤

• 左ウインドウバッグ点火剤(モデル238.3)

• 右ウインドウバッグ点火剤(モデル238.3)

• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494) またはカナダ仕様 (コード 460))

• 左ヘッドバッグ点火剤(モデル238.4)

• 右ヘッドバッグ点火剤(モデル238.4)

• 左ロールバー点火剤 (R12/61)(モデル238.4)

• 右ロールバー点火剤 (R12/62)(モデル238.4)

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、点火剤を直接制御します。

以下の状態が考慮されます:

• 運転席 / 助手席シートベルト・バックルのステータス:

シートベルトが装着されていない場合、シートベルトテンショナおよびシートベルトエンドテンショナ(米国仕様(コード494)またはカナダ仕様(コード460))は作動しません。

• リヤ・シートベルト・バックル・ステータス:

シートベルト未着用の場合、リヤの該当するシートベルト・テンショナは作動しません。

衝突時の補助機能

クラッシュの際の補助機能には以下のサブ機能が含まれています:

• ハザード・ウォーニング・ランプ機能の作動

• インテリア・イルミネーションのオン

• セントラル・ロッキング・システムのオープン

• サイド・ウインドウのオープン

• エンジン停止

• 48 V構成部品のオフ(エンジン264、48Vテクノロジ(コードB01)装備)

• イナート・ガス・システムの作動 (ガソリン・エンジン)

• エアコンの作動停止

• 補助ヒータの作動停止 (補助ヒータ (コード 228) 装備)

• クラッシュ・アクティブ・イージー・エントリの作動 (メモリ・パッケージ (コード 275) 装備)

• オートマチック・エマージェンシ・コールの発信 (HERMES UMTS (コード 360) または HERMES LTE (コード 362) 装備)

ハザード・ウォーニング・ランプ機能の作動

事故発生を他の車両に知らせるため、自動的にハザード・ウォーニング・ランプ機能がオンになります。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニット (N10/6) に送信します。フロント SAM コントロール・ユニットはこれを受けて、ハザード・ウォーニング・ランプ機能を作動させます。

クラッシュ・シグナルはさらに直接ケーブルを介して、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからフロント SAM コントロール・ユニットに伝送されます。フロント SAM コントロール・ユニットは、これを受けて車内 CAN に予備セーフティ・クラッシュ・シグナルを作成します。

インテリア・イルミネーションのオン

同乗者または救助者が事故後車両の状況を把握できるように、自動的にインテリア・イルミネーションが点灯します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。これを受けてフロント SAM コントロール・ユニットはインテリア・イルミネーションをオンにします。

クラッシュ・シグナルはさらに直接ケーブルを介して、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからフロント SAM コントロール・ユニットに伝送されます。フロント SAM コントロール・ユニットは、これを受けて車内 CAN に予備セーフティ・クラッシュ・シグナルを作成します。

セントラル・ロッキング・システムのオープン

事故発生後、ドア、トランク・リッドおよびタンク・キャップはセントラル・ロッキング・システムにより自動的にロック解除されます。ドアのロック解除により、救助者は同乗者が万一負傷している場合に、その同乗者を救出することができます。トランク・リッドのロック解除により、非常用三角表示板および救急箱などの救援用具を取り出すことができます。タンク・キャップのロック解除により、タンク・キャップに取り付けられた QR コードを確認することができます。このコードにより、救助者は当該車両の救助カードを速やかに確認できます。

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して以下のコントロール・ユニットに送信します:

• リヤ SAM コントロール・ユニット

• 左フロントドアコントロールユニット (N69/1)

• 右フロントドアコントロールユニット (N69/2)

10秒間の待ち時間が経過すると、リアSAMコントロールユニットがトランクリッドおよびタンクキャップのロックを解除します。     左または右フロント・ドア・コントロール・ユニットは、左または右フロント・ドアのロックを解除します。後面衝突すると、セントラル・ロッキング・システムはただちにロック解除されます。

クラッシュ・シグナルはさらに直接ケーブルを介して、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからフロント SAM コントロール・ユニットに伝送されます。フロント SAM コントロール・ユニットは、これを受けて車内 CAN に予備セーフティ・クラッシュ・シグナルを作成します。

サイド・ウインドウのオープン

着火式レストレイント装置が作動すると、車内に煙粒子が発生します。この煙粒子を素早く車外に逃すため、フロント・サイド・ウインドウが自動的にわずかに開きます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して以下のコントロール・ユニットに送信します:

• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット

• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット

フロント・ドア・コントロール・ユニットがこの要求を実行し、サイド・ウインドウが開きます。

クラッシュ・シグナルはさらに直接ケーブルを介して、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからフロント SAM コントロール・ユニットに伝送されます。フロント SAM コントロール・ユニットは、これを受けて車内 CAN に予備セーフティ・クラッシュ・シグナルを作成します。

エンジン停止

火災の危険を低減するため、事故が発生したらエンジンが自動的に停止し、燃料供給を停止します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay (Flex E)、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット (N127) およびエンジン CAN バス (CAN C) を介して CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジン) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジン) に送信します。同ユニットは、これを受けてエンジンの停止および燃料供給の停止を指示します。

クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットに伝送されます。

48 V構成部品のオフ(エンジン264、48Vテクノロジ(コードB01)装備)

事故発生後の火災の危険を低減するため、48 V構成部品が自動的にオフになります。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがクラッシュ・シグナルを、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ FlexRay を介してドライブ・トレイン・コントロール・ユニットに送信します。これを受けてドライブトレインコントロールユニットは48 V構成部品をオフにします。

そのための予備セーフティとして、コントロール・ターミナル・ライン (ターミナル 30c) は電気起爆ヒューズ (F63) の作動により中断されます。高電圧構成部品のこの電圧降下により、高電圧車両電源回路のカットオフが実現されます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは電気起爆ヒューズを直接制御します。

イナート・ガス・システムの作動 (ガソリン・エンジン)

イナート・ガス・システムは、流れ出たエアコンの冷媒がエンジンの高温部分により引火するのを防ぎます。

補助レストレイントシステムコントロールユニットは、前面衝突を検知すると、冷媒不活性化点火剤 (R12/69) を制御します。冷媒不活性化点火剤が作動すると、ガスタンクからアルゴン不活性ガスがエンジンルームに流れます。これによりエンジン付近の火災の危険がある範囲から酸素が押しのけられます。エアコンの冷媒の流出による火災の危険が防止されます。

エアコンの作動停止

事故発生後、有害ガスの車内への侵入を防ぐため、自動的にエアコンが作動停止し、内気循環フラップが閉じます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニット (N22/1) に送信し、同ユニットはこの要求を実行します。

補助ヒータの作動停止 (補助ヒータ (コード 228) 装備)

火災の危険を低減するため、事故が発生すると補助ヒータが自動的にオフになります。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがクラッシュ・シグナルを、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。補助ヒータが作動している場合には、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットがクラッシュ・シグナルをクライメート・コントロール LIN 2 (LIN B8-2) を介して STH コントロール・ユニット (A6n1) に送信します。これを受けて補助ヒータが持続的にオフになります。

クラッシュ・アクティブ・イージー・エントリの作動 (メモリ・パッケージ (コード 275) 装備)

事故後に下車する運転者、または車両から運転者を救出する応急手当者の負担を軽減するために、衝突事故発生後、ステアリング・コラムは以下の処置の際に自動的に上方の定められたポジションに調整されます:

• 運転席ドアを開く

• ターミナル 15C オンからターミナル 15C オフへターミナル・ステータスを切り換える

補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して運転席シート・コントロール・ユニット (N32/1) に送信し、運転席シート・コントロール・ユニットがクラッシュ・アクティブ・イージー・エントリ機能を制御します。

オートマチック・エマージェンシ・コールの発信 (HERMES UMTS (コード 360) または HERMES LTE (コード 362) 装備)

事故発生後、自動的にエマージェンシ・コールが作動します。

伝達の種類に応じて、特に以下のデータがメルセデス・ベンツ・エマージェンシ・コール・センタに伝送されます:

• 車両の GPS ポジション・データ

• 走行ルートの最後の GPS ポジション・データ

• 走行方向

• シャシナンバ

• 事故の重度の見積り

• 予想される車内人数

• 車両の駆動方式

補助レストレイント・システム作動の電気システムの機能説明図

PE91.60-P-2055-97DCA

補助レストレイント·システム構成部品の一覧表

GF91.60-P-9996FH

参照文書