P82.89-1524-79
図はモデル 207 |
A1 | インストルメント・クラスタ | A40/3 | COMAND ユニット | N112/2 | テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備、2016 年 5 月 31 日以前) | ||
A2/5 | グローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタ (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備) | A40/8 | オーディオ / COMAND 用ディスプレイ | N112/9 | HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備、2016 年 6 月 1 日以降) | ||
A2/18 | FM、AM および ZV アンテナ・アンプ (モデル 207.3) | A40/9 | オーディオ / COMAND 操作部 | N135 | ステアリング・ホイール・エレクトロニクス | ||
A2/19 | リヤ・ウインドウ FM アンテナ・アンプ (モデル 207.3) | A50/6 | 専用狭域通信コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | S110 | 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | ||
A2/32 | リヤ・ウインドウ・アンテナ | A67b1 | ハンズフリー・マイク | S111 | 右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | ||
A2/37 | VICS コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | A90/4 | チューナ・ユニット (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備あるいは SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備) | CAN A | テレマチック CAN | ||
A2/52 | エマージェンシ・コール・システム・アンテナ (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備またはライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) | A94/5 | TV 1 および DAB バンド III アンテナ・アンプ (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備) | CAN B | 車内 CAN | ||
A2/54 | TV 3、FM2 および DAB バンド III アンテナ・アンプ (モデル 207.4) | A94/10 | TV 2、DAB バンド III およびキーレス・ゴー・アンテナ・アンプ (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備) | CAN D | ダイアグノシス CAN | ||
A2/55 | FM、AM および ZV アンテナ・アンプ (モデル 207.4) | N10/1 | フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | CAN E1 | シャーシ CAN 1 | ||
A2/89 | TV アンテナ・スプリッタ (モデル 207.4) (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備および TV チューナ (コード 865) 装備) | N30/4 | エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) | CAN E2 | シャーシ CAN 2 | ||
A2/94 | ETC/DSRC アンテナ (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | N30/7 | プレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備) | LIN E1 | ステアリング LIN | ||
A2/118 | フロント・ウインドウ・アンテナ | N40/3 | サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備) | MOST | メディア志向型システム伝送 | ||
A28/11 | コンビ・アンテナ | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット | LVDS | 低電圧ディファレンシャル・シグナル |
ナビゲーション・モードの機能前提条件の概要
• ターミナル 30g オンのステータス
• 最低 3 基のグローバル・ナビゲーション・システム (GPS) 衛星からシグナルが届いている
• 輸送モードが作動していない
• スマートフォンを CarPlay を介してマルチメディア接続ユニット (A90/5) に接続していない
ナビゲーション・モードの概要
ナビゲーション・モジュールは、COMAND ユニットに内蔵されています。ナビゲーション・システムには以下の機能が備わっています:
• 位置測定
• 目的地の入力
• ルート算出
• ナビゲーション・マップの表示
• 交差点拡大表示
• ピクトグラム形式による視覚的な走行指示
• 音による走行指示
ナビゲーション・システムを使用して、車両の現在位置および方向と目的地までの距離が特定されます。
目的地を入力または呼び出すと、ルート算出が始まります。ルート算出には、国別仕様に応じてさまざまなオプションを選択できます。例:
• 「最速ルート」
• 「ダイナミック・ルート」
• 「エコ・ルート」
• 「最短ルート」
• 回避オプション (「エリアを回避」、「トンネルを回避」、「フェリーを回避」、「有料高速道路を回避」など)
オプションの遵守が不可能な場合、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、メッセージが表示され、さらに音声で案内されます。設定したオプションは、表示および変更が可能です。算出後、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ上に矢印ピクトグラムでルートが表示され、さらに「ルートが算出されました」という音声によるインフォメーション出力が行われます。
車両が事前に算出されたルートを外れて走行している場合は、改めてルートの算出が行われます。新たに算出された値がナビゲーション・システムにとって妥当性のある値であれば、変更後のルートが表示されます。
ダイナミック・ルート・ガイダンス (「ダイナミック・ルート」、「確認付きダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」):ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、算出されたルートにかなり長い渋滞または通行止めがある場合、別のルートが提案されます。
ナビゲーション・システムは、目的地として、あるいは最寄の通過点に選択可能な特別目的地 (レストラン、ガソリン・スタンド、駐車場、ショッピングなど) のリストおよびデジタル・マップも提供します。
ルートは、インターネットから「メルセデス・ベンツ・ゲートウェイ・アプリケーション」を介して車両に送信し、ナビゲーション・システムに取り込むことができます。
目的地入力または特別目的地は、サービス・センタから COMAND ユニットのナビゲーション・モジュールに供給することができます。
ナビゲーション・システムは、以下の構成部品によって操作することができます:
• オーディオ / COMAND 操作部
• COMAND ユニットの操作パネル
• 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群
• ボイス・オペレーティング・システム
オーディオ / COMAND 操作部で入力すると、そのコントロール・シグナルはテレマチック CAN バスを介して COMAND ユニットへ送信されます。
COMAND ユニットの操作パネルを介して入力すると、コントロール・シグナルはユニット内で処理されます。
左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルは、以下の経路で転送されます:
ステアリング・ホイール・エレクトロニクス →
ステアリング LIN →
ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット →
シャーシ CAN 1 →
フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット →
シャーシ CAN 2 →
インストルメント・クラスタ →
車内 CAN →
COMAND ユニット
ボイス・オペレーティング・システムによる操作の場合、音声入力はハンズフリー・マイクを介して行われます。話された言葉は、ハンズフリー・マイクによって電気シグナルに変換され、COMAND ユニットに伝送されます。
ボイス・オペレーティング・システムには、ナビゲーション用に追加名前リストが準備されます。例えば以下のインフォメーションに関する追加名前リストがあります:データ記憶媒体で選択された都市の地名、すべての場所、中心地および特別目的地の道路名。
ナビゲーション・モードの機能は、以下の部分機能で構成されています:
• グローバル・ナビゲーション・システム (GPS) 衛星からの電波による現在位置決定の概要
• GPS 衛星からの電波による現在位置決定の機能順序
• 基本現在位置決定の概要
• 基本現在位置決定の機能順序
• キャリブレーション
• 再キャリブレーション
• ルート算出に関する概要
• ルート・ガイダンスの機能順序
• ダイナミック・ルート・ガイダンスの概要
• ダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (米国仕様 (コード 494) 以外、日本仕様 (コード 498) 以外、ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 非装備およびライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 非装備)
• FM マルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS) の機能順序 (日本仕様 (コード 498))
• VICS を使用したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)
• リアル・タイム・トラフィック・データ (RTTD) を使用したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備)
• テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備) または HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) で受信したリアルタイム交通データを考慮したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序
• マップ機能
• ナビゲーションの拡張機能
ナビゲーション・システムは、特殊なインタフェースを介してデータを準備し、そのデータは車内のその他のシステムで使用されます。COMAND ユニットはこのデータを車内 CAN を介して送信します。
グローバル・ナビゲーション・システム (GPS) 衛星からの電波による現在位置決定の概要
GPS は衛星による測位システムで、世界中で使用できます。車両輸送 (列車、フェリーおよび牽引走行など) の後には、GPS 位置測定が欠かせません。(衛星受信を中断した後の) GPS 位置測定の再計算には数分かかることがあります (運転開始時は最長 5 分)。位置測定の精度と実際の算出は、各衛星により同期送信されるシグナルの動作時間の測定を基盤としています。このとき、衛星の時計と受信機の時計が一致していることが重要な前提条件となります。同期を確実に行うために、受信機には自動時刻補正機能が装備されており、この機能も衛星シグナルを利用して行われます。
GPS 衛星からの電波による現在位置決定の機能順序
COMAND ユニットは GPS シグナルを、エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備車の場合はコンビ・アンテナからグローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタを介して受信し、エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 非装備車の場合はコンビ・アンテナから直接受信します。COMAND ユニットは、GPS シグナルから車両の現在位置を算出します。さらに GPS により算出された現在位置の連続データから、車両の進行方向が確定されます。
GPS はギガヘルツ (GHz) 範囲 (マイクロ波) で作動し、そのシグナルは弱いので、以下の条件では受信障害が起こる可能性があります:空電 (悪天候、水蒸気、霧など)、シグナル反射によるマルチパス受信 (建物の壁など) またはシグナルの遮断 (屋根のある場所、トンネル内、高層ビルまたは高い木々の間など)。
基本現在位置決定の概要
GPS シグナルがなければ、その後基本位置決定によるナビゲーションは行えません。そのため、故障 (コンビ・アンテナなど) はすぐには識別できません。基本現在位置決定は GPS 衛星からの電波による現在位置決定と並行して実行されます。COMAND ユニットが基本現在位置決定するにあたり、以下のインフォメーションが必要になります:
• ホイール・スピードおよびホイール回転方向 (前進または後退)
• ジャイロ・センサ (ターニング・アングル速度)
• 3 D G センサ (登り坂検知)
基本現在位置決定の機能順序
COMAND ユニットが基本現在位置決定するにあたり、以下の構成部品のシグナルが必要になります:
• エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備) (進行方向を含むホイール・スピード・シグナル)
• ジャイロ・センサ (COMAND ユニットに内蔵)
• 3 D G センサ (COMAND ユニットに内蔵)
ジャイロ・センサおよび 3 D G センサのデータは、COMAND ユニット内で転送されます。
ホイール・スピード・シグナルはエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備) から以下の経路で伝送されます:
シャーシ CAN 1 →
フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット →
車内 CAN →
COMAND ユニット
基本現在位置決定の算出は、1 秒におよそ 1 回行われます。
位置決定、「ターミナル 15 オフ」 (イグニッション・オフ) のときの後退あるいは車両の輸送時に位置測定エラーが起こると、基本位置決定が正しく行われません。このいずれの場合にも、COMAND ユニットの内蔵ナビゲーション・コンピュータが GPS データを受信して、自動的に誤差を修正します。
キャリブレーション
タイヤ交換後のキャリブレーションは自動的に行われます。
再キャリブレーション
タイヤはすり減っていくため、タイヤの径を常に再キャリブレーションする必要があります。この再キャリブレーションは、デジタル・マップによる現在位置決定で算出された、ある分岐点から次の分岐点までの走行距離の算出値と実際値の差を用いて自動的に行われます。
ルート算出に関する概要
ルート算出は、設定されたオプションをできる限り遵守して行われます。オプションの遵守が不可能な場合は、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、その旨を知らせるメッセージが表示され、音声でも出力されます。設定された判定基準およびオプションは、いつでも表示および変更が可能です。音声によるインフォメーション出力 (「ルートが算出されました」) が行われ、算出が正常に終了すると、ルートがマップ上に表示されます。
ルート・ガイダンスの機能順序
内蔵ナビゲーション・コンピュータはルート算出データを常時現在位置決定のデータと比較し、その先のルート・ガイダンスのための対策を引き出します。ルート・ガイダンスは、表示と音声によるインフォメーションの出力によって行われ、以下の範囲に分けられます:
• マップによるルート・ガイダンス
• 走行車線推奨によるルート・ガイダンス
• 音声出力によるルート・ガイダンス
マップによるルート・ガイダンス
ルート・ガイダンスの視覚的表示 (デジタル・マップ・ナビゲーション) 用のシグナルは、COMAND ユニットにより生成され、LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信されます。オーディオ / COMAND 用ディスプレイは、テレマチック CAN を介して COMAND ユニットによりオンになります。
走行車線推奨によるルート・ガイダンス
複数車線の出口 (インターチェンジなど) での特定の分岐状況では、フッタに走行車線推奨が表示されます。また、分岐のアドバイスでは、分岐点までの残距離が棒グラフで表示されます。走行車線には矢印が付けられ、どの車線が目的地に達するのか、または最適に到達できるのかを表します。
日中モードの場合、オーディオ / COMAND 用ディスプレイの表示には、以下の色が使用されます:
• 白:最良または推奨走行車線を表しています。
• ライト・グレー:正しい走行車線ですが、まもなく再度車線変更をする必要があります。
• ダーク・グレー:この走行車線では目的地に到達しません。
インストルメント・クラスタでは、白い矢印のみが表示されます。
音声出力によるルート・ガイダンス
音声出力によるルート・ガイダンスは、運転者が交通状況から注意をそらすことなく操作できる支援機能です。音声出力は、選択されたシステム言語で行われます。ナビゲーション・システムのルート・ガイダンスでは、以下の指示が音声出力されます:
• 方位の指示
• 次に右左折進入する通りの名前。
その他に、ルート算出開始時、通過点到達時または目的地到達時などの音声メッセージがあります。
ダイナミック・ルート・ガイダンスの際は、交通情報によるルートの影響を基にして補足音声メッセージが出力されます。さらに多くの場合、特別な注意事項が音声出力されます。例:
• 走行に制限が設けられている地域にある目的地
• フェリーを使うルート
COMAND ユニットのナビゲーション・コンピュータは、音声出力中、単語セグメントを結び付け、完全な指示あるいはインフォメーションにします。
音声メッセージの音量は音声出力作動時に調整可能です。
サウンド・システム (コード 810) 非装備車の場合、音声出力は COMAND ユニットからスピーカ・システムに転送されます。
サウンド・システム (コード 810) 装備車の場合、COMAND ユニットは音声出力を MOST を介してサウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットに送信します。サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットはシグナルを増幅し、それをスピーカ・システムに転送します。
ダイナミック・ルート・ガイダンスの概要
ダイナミック・ルート・ガイダンスは、「ダイナミック・ルート」、「確認付きダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」モードで行われます (米国仕様 (コード 494) 以外および日本仕様 (コード 498) 以外)。ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、該当する交通データを受信した場合、最新の交通状況が考慮されます。交通情報データ・メモリは交通情報を解読し、照会に応じてそれらを内部でナビゲーション・コンピュータに転送します。そのルートを変更するかどうかの決定は、ナビゲーション・コンピュータが行います。
確認付きダイナミック・ルートでは、ルート変更した場合の走行距離および走行時間への影響がユーザーに通知されます。ユーザーがルート変更を決定した場合のみ、ルートが変更されます。
ルートが変更された場合は、スピーカ・システムを介して知らされます。
ダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (米国仕様 (コード 494) 以外、日本仕様 (コード 498) 以外、ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 非装備およびライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 非装備)
交通状況に関する受信インフォメーションは、その放送局を設定していれば、ラジオ・データ・システム / トラフィック・メッセージ・チャンネル (RDS/TMC) 機能により、FM ラジオまたはデジタル・ラジオ (DAB) (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備) を介して受信されます。
ライブ・トラフィック・インフォメーションが受信されない場合 (例えば定期購入が無効または交通データ・サービスが提供される地理的範囲内に車両がない)、RDS/TMC を介したダイナミック・ルート・ガイダンスが行われます。
COMAND ユニットの FM 受信機は交通情報を受信し、これを内部で COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに転送します。
FM 1 シグナルは以下の経路で受信されます:
モデル 207.3:
リヤ・ウインドウ・アンテナ (モデル 207.3) またはフロント・ウインドウ・アンテナ (モデル 207.4) →
FM、AM および ZV アンテナ・アンプ →
COMAND ユニット
FM 2 シグナルを以下の経路で受信します:
モデル 207.3:
リヤ・ウインドウ・アンテナ →
リヤ・ウインドウ FM アンテナ・アンプ →
COMAND ユニット
モデル 207.4:
フロント・ウインドウ・アンテナ →
TV 3、FM2 および DAB バンド III アンテナ・アンプ →
COMAND ユニット
デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備車の場合、デジタル・ラジオの交通情報はチューナ・ユニットから MOST を介して COMAND ユニットに転送されます。
デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備では、DAB バンド III シグナル (DAB 1) は以下の経路で受信されます:
モデル 207.3:
リヤ・ウインドウ・アンテナ →
リヤ・ウインドウ FM アンテナ・アンプ →
チューナ・ユニット
モデル 207.4:
フロント・ウインドウ・アンテナ →
TV 2、DAB バンド III およびキーレス・ゴー・アンテナ・アンプ、TV チューナ (コード 865) 装備車の場合は TV アンテナ・スプリッタを介して →
チューナ・ユニット
デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) を装備している場合、その他の DAB バンド III シグナル (DAB 2) は以下の経路で受信されます:
モデル 207.3:
リヤ・ウインドウ・アンテナ →
TV 1 および DAB バンド III アンテナ・アンプ →
チューナ・ユニット
モデル 207.4:
フロント・ウインドウ・アンテナ →
TV 3、FM2 および DAB バンド III アンテナ・アンプ →
チューナ・ユニット
交通メッセージは、COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに保存され、内蔵ナビゲーション・コンピュータに供給されます。
FM マルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS) の機能順序 (日本仕様 (コード 498))
運転者は VICS により現在の交通状況についての重要な情報を受け取ります。交通障害および渋滞のある場所がマップに表示されますが、これらはダイナミック・ルート・ガイダンスには取り入れられません。VICS 情報は FM ラジオ・シグナルとして送信されます。
FM 1 シグナルは以下の経路で受信されます:
モデル 207.3:
リヤ・ウインドウ・アンテナ (モデル 207.3) またはフロント・ウインドウ・アンテナ (モデル 207.4) →
FM、AM および ZV アンテナ・アンプ →
COMAND ユニット
FM 2 シグナルを以下の経路で受信します:
モデル 207.3:
リヤ・ウインドウ・アンテナ →
リヤ・ウインドウ FM アンテナ・アンプ →
COMAND ユニット
モデル 207.4:
フロント・ウインドウ・アンテナ →
TV 3、FM2 および DAB バンド III アンテナ・アンプ →
COMAND ユニット
COMAND ユニットに内蔵されている FM マルチプレクサで、VICS インフォメーションが処理されます。次に、そのインフォメーションが LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。
VICS を使用したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)
ダイナミック・ルート・ガイダンスには、VICS コントロール・ユニットおよび専用狭域通信コントロール・ユニットが必要です。VICS コントロール・ユニットには、レシーバとアンテナが内蔵されています。アンテナは、路上に設置されている VICS ビーコン (送信マスト) と通信します。VICS ビーコンは受信範囲 2.5 ギガヘルツでマイクロ波または赤外線シグナルを送信します。受信シグナルは直接、COMAND ユニットに伝送され、解読されます。専用狭域通信コントロール・ユニットは、ETC/DSRC アンテナを介して VICS シグナルを受信範囲 5.8 ギガヘルツで受信し、これを COMAND ユニットに転送します。交通情報は COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに保存されます。交通情報データ・メモリは交通情報の暗号を解読し、照会に応じてそれをナビゲーション・コンピュータに転送します。そのルートを変更するかどうかの決定は、ナビゲーション・コンピュータが行います。ルートが変更された場合は、必要に応じてその旨が通知されます。
リアル・タイム・トラフィック・データ (RTTD) を使用したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備)
RTTD は衛星ラジオ・プロバイダ「Sirius」から送信されるリアル・タイム交通データで、これの受信および処理はチューナ・ユニットによって行われます。リアル・タイム交通データには交通事故、渋滞および交通量のインフォメーションが含まれています。リアル・タイム交通データは米国の都市周辺で受信可能であり、約 5 分間隔で伝送されます。チューナ・ユニットは、リアル・タイム交通データを直接ケーブルを介してコンビ・アンテナから受信し、これを MOST を介して COMAND ユニットのナビゲーション・システムに供給可能にします。COMAND ユニットはこのデータを別ルートの算出に使用し、結果を LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示します。
テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備) または HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) で受信したリアルタイム交通データを考慮したダイナミック・ルート・ガイダンスの追加機能前提条件
• リアル・タイム交通データの定期購入
• 交通データ・サービスが提供される地域内に車両がある。
定期購入の終了後または交通データ・サービスが提供される地理的範囲の外では、ラジオ交通情報によるダイナミック・ルート・ガイダンスのみ使用可能です。
テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備) または HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) で受信したリアルタイム交通データを考慮したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序
テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットは、リアル・タイム交通データをエマージェンシ・コール・システム・アンテナを介してサービス・プロバイダから受信し、これを直接ケーブル (ユニバーサル・シリアル・バス (USB)) を介して COMAND ユニットに送信します。
COMAND ユニットは周期的にポジション・データを、直接ケーブル (USB) を介してテレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットに送信します。同モジュールまたは同コントロール・ユニットは、受信したポジション・データをエマージェンシ・コール・アンテナからサービス・プロバイダに送信します。これにより、テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットは交通情報を収集する役割を果たし、ひいてはダイナミック・ルート・ガイダンスのための情報を供給していることになります。
マップ機能
マップ表示は、基本的に COMAND ユニットによって制御されます。以下の表示機能がサポートされています:
• ルート・ガイダンス・マップ
• 位置マップ
• ルート・マップ
• スクロール・マップ
• 目的地入力マップ
ナビゲーションの拡張機能
以下の機能では、コンフォート、オーダーメイドおよびツーリスト・インフォメーションに関してナビゲーション・システムを拡張することができます:
• COMAND ユニットのセキュア・デジタル (SD) カードおよび SD カード挿入口を介したエレクトロニック・ガイド・ブックの統合、目的地情報収集およびルート・ダウンロードの開始
• あいまい検索 (例えば目的地、住所または特別目的地の一部のみを入力) も可能な特殊な検索エンジン
• 「ルート・フライト」 (予定されたルート上を上空からの視点で視覚的に魅力的に表示)
• 「ドライブ・ショー」 (現在のポジション、ルート、ルート沿いの交通情報、目的地の情報およびそれまでに走行した距離の高低推移を示すピクチャの連続表示)
• 「コンパス」 (現在のポジションの地理座標および現在の標高を含むコンパス画面表示)
• SD カード挿入口を介したメルセデス・ベンツ「トラベル・ガイド」 (アクセサリ) へのアクセス
ナビゲーションの拡張機能は、COMAND ユニットの内部で実行され、必要に応じて LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。
参照文書
- gf8285p9999ca テレマチック·システム構成部品の一覧表