機能前提条件の概要
• ミラー内蔵型タクシー・メータ (A50/1) が車両で検定済み
ミラー内蔵型タクシー・メータが車両で検定済みでない場合、メッセージ「カーコードなし」が表示されます。この場合、機能エラーはありません。ミラー内蔵型タクシー・メータが検定済みになると、メッセージが消えます。
ミラー内蔵型タクシー・メータ概要
ミラー内蔵型タクシー・メータは走行料金を算出し、これをルーム・ミラー (A67) の左上部分に表示します。
ミラー内蔵型タクシー・メータ機能には以下の部分機能があります:
• ミラー内蔵型タクシー・メータ作動の機能順序
• 走行料金算出の機能順序
ミラー内蔵型タクシー・メータ作動の追加機能前提条件
• ミラー内蔵型タクシー・メータのステータスが「フリー」 (テキスト「料金 F」により表示)
• 車両が停止している (0 km/h)
ミラー内蔵型タクシー・メータ作動の機能順序
ミラー内蔵型タクシー・メータは、ルーム・ミラーのミラー内蔵型タクシー・メータ・ボタン 1 (A67s4) を押すことでオンになります。走行料金算出がスタートします。
乗客が助手席に座ってもミラー内蔵型タクシー・メータが手動でオンにされない限り、車両が動き出すと (0 km/h 以上) 防弾仕様車用マルチファンクション・コントロール・ユニット (N26/9) はミラー内蔵型タクシー・メータを自動的にマルチファンクション CAN (CAN K) を介してオンにします。
このために、マルチファンクション・コントロール・ユニットは以下のインプット値を評価します:
• ミラー内蔵型タクシー・メータ・ボタン 1 のステータス
• 助手席着席状況ステータス
• 車両スピード
ミラー内蔵型タクシー・メータは、ミラー内蔵型タクシー・メータ・ボタン 1 のステータスを直接読み取り、これをマルチファンクション CAN を介してマルチファンクション・コントロール・ユニットに送信します。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) は助手席着席状況を評価し、該当するインフォメーションをユーザ・インタフェース CAN (CAN HMI)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) および車内 CAN (CAN B) を介してマルチファンクション・コントロール・ユニットに送信します。
助手席シート着席検知に関する詳細なインフォメーションは、独立した機能説明「補助レストレイント・システム機能」に記載されています。
インストルメント・クラスタ (A1) は、車両スピードをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してマルチファンクション・コントロール・ユニットに送信します。
ミラー内蔵型タクシー・メータがオンになると (手動または自動)、マルチファンクション・コントロール・ユニットはルーフ・サイン・ランプ (E14/4) (タクシー・ルーフ・サイン用接続部 (コード 342) 装備) をオフにします。
「ルーフ・サイン」機能があらかじめインストルメント・クラスタのメニュー「タクシー」でオンにされた場合のみ、ルーフ・サイン・ランプは自動的にオフまたはオンになります。
車両が外側からロックされ、ミラー内蔵型タクシー・メータのステータスが「フリー」または「シフト外」にある場合、ミラー内蔵型タクシー・メータは、通常 30 分後に自動的に作動停止されます。
走行料金算出の機能順序
ミラー内蔵型タクシー・メータは、走行距離に基づいて走行料金を算出します。
走行距離は、左フロント・アクスル・スピード・センサ (L6/1) により検知されるホイール・スピードによって特定されます。エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/4) は、左フロント・アクスル・スピード・センサのシグナルを読み取り、これをシャーシ FlexRay (Flex E)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、車内 CAN、マルチファンクション・コントロール・ユニットおよびマルチファンクション CAN を介してミラー内蔵型タクシー・メータに送信します。
走行料金の算出は度量衡法に準拠し行われます。タクシーがカード・リーダおよびプリンタ (A50/2) (アクセサリ) を装備している場合、支払われる走行料金をカードで精算し、領収書を印刷することができます。ミラー内蔵型タクシー・メータは、印刷要求をマルチファンクション CAN を介してカード・リーダおよびプリンタに送信します。
走行終了時にミラー内蔵型タクシー・メータ・ボタン 1 を押すことにより精算モードに切り換わると、暗がりでは自動的にインテリア・イルミネーション (IBL) がオンになります。
マルチファンクション・コントロール・ユニットは、「ルーム・ランプ・オン」要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニット (N10/6) に送信します。
IBL は手動で再びオフにすることができます。精算モードはミラー内蔵型タクシー・メータ・ボタン 1 を押すと終了し、システムはステータス「フリー」に切り換わります。
IBL の個々の構成部品の制御に関する詳しいインフォメーションは、独立した機能説明「インテリア・イルミネーション (IBL) 機能」に掲載されています。
ミラー内蔵型タクシー・メータは以下の走行データをメモリします:
• 走行インフォメーションおよび走行シフト
• 走行距離
• 仕事の進行
詳細なインフォメーションは、独立した取扱説明書 (補足版) 「ミラー内蔵型タクシー・メータ」に記載されています。
参照文書
- gf8225p9890rf タクシー / レンタカーのシステム構成部品の一覧表