フューエルタンクのスケルトン図 |
45 | フィラネック |
75 | フューエルタンク |
75/2 | ベンチレーションバルブおよびブリードバルブ |
M3 | フューエルポンプ |
N118 | フューエルポンプコントロールユニット |
P47.10-2811-76
配置
フューエルポンプコントロールユニットはフューエルタンクの右側に取り付けられています。
役割
フューエルポンプコントロールユニットは、「Continental Automotive GmbH」社から納入されます。その内部名称はFSCM-GEN4(第4世代フューエルシステムコントロールモジュール(Fuel System Control Module))です。
フューエルポンプコントロールユニットは、必要に応じてフューエルポンプを制御し、現在のフューエルプレッシャに関するインフォメーションを コモンレールシステムコントロールユニット (N3/9) に送信します。
インプットおよびアウトプットシグナル
フューエルポンプコントロールユニットは、以下のインプットシグナルを評価し、該当するアウトプットシグナルを出力します:
• ダイレクトインプットシグナル
• ダイレクトアウトプットシグナル
• CANインプットシグナル
• CANアウトプットシグナル
ダイレクトインプットシグナル
• Tml 15
• クランプ30
• ターミナル31
• 「フューエルポンプオン」のシグナル
• フューエルタンク左燃料計充填レベルセンサ (B4/1)
• フューエルタンク右燃料計充填レベルセンサ (B4/2)
ダイレクトアウトプットシグナル
• 左燃料計フューエルタンク充填レベルセンサのアース端子
• フューエルタンク右燃料計充填レベルセンサのアース端子
• フューエルポンプ交流電圧シグナル(位相U)
• フューエルポンプ交流電圧シグナル(位相V)
• フューエルポンプ交流電圧シグナル(位相W)
CANインプットシグナル
• フューエルポンプ「オン」
• 燃料基準圧力
CANアウトプットシグナル
• フューエルプレッシャ
• ダイアグノシスデータ
構造
フューエルポンプコントロールユニットは、2個のプラグコネクタと、内部にある測定エレクトロニクスと制御エレクトロニクスを備えたプラスチックハウジングで構成されています。
機能
機能説明は以下の項目に区分されます:
• フューエルポンプの制御
• フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• フューエルタンク充填レベル評価
• ダイアグノシス
• ドレンサービス
フューエルポンプの制御
シグナル「フューエルポンプ、オン」を、フューエルポンプコントロールユニットから受信すると、フューエルポンプがオンになります。このシグナルは、コモンレールシステムコントロールユニットからドライブCAN (CAN C1) を介してCANシグナルとして、また直接グラウンドシグナルとして、予備セーフティとして送信されます。フューエルポンプを制御するために、コモンレールシステムコントロールユニットはフューエルプレッシャおよび負荷要求を評価し、パルス幅変調シグナル「燃料基準圧力」をフューエルポンプコントロールユニットに伝送します。これはパルス幅変調シグナルを評価し、フューエルプレッシャの実測値が基準値と一致するように、三相交流電圧シグナルでフューエルポンプを制御します。フューエルポンププレッシャは、燃料温度およびエンジン回転数に応じて約 4.5 ~ 6.7 barで制御されます。
フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• アースシグナル「フューエルポンプオン」が送信されない、または異常な場合、フューエルポンプは作動停止します。
• シグナル「燃料の基準圧力」がない、または妥当でない場合、フューエルポンプは作動停止します。
• 「ターミナル15」のシグナルが送信されない、または異常な場合、フューエルポンプコントロールユニットが作動停止し、その結果、フューエルポンプも作動停止します。
フューエルタンク充填レベル評価
フューエルポンプコントロールユニットはフューエルタンクの充填レベルを算出、評価するため、左右のフューエルタンク燃料計充填レベルセンサの値を読み取ります。Ω単位で測定された値から、フューエルタンクの定格容量、パーセント単位の現在の充填レベルおよびリザーブ量が算出され、該当するシグナルがコモンレールシステムコントロールユニットに送信されます。さらに、充填レベルセンサの値の妥当性が点検されます。測定値が異常な場合、故障メッセージがコモンレールシステムコントロールユニットに送信されます。
ダイアグノシス
フューエルポンプコントロールユニットは、セルフテストとコンポーネントテストを実行します。検知された故障は、フューエルポンプコントロールユニットにより保存され、ドライブCAN経由でコモンレールシステムコントロールユニットに、さらにダイアグノシスCAN (CAN D) 経由で接続されているXENTRY Diagnosticsに伝送されます。
ドレンサービス
フューエルタンクは、フューエルポンプコントロールユニットによりエンジンを作動させずに排出できます。このためにXENTRY Diagnosticsでドレンサービスを呼び出し、以下のパラメータを入力する必要があります:
• 「フューエルポンプオン」用のパラメータ01
• 時間「0-99.999」秒
• 燃料基準圧力5.5 bar
排出中はXENTRY Diagnosticsを接続したままで、イグニッションをオンのままにします。
バリエーション
車両およびエンジンバリエーションは、フューエルポンプコントロールユニットにすでにメモリされています。フューエルポンプコントロールユニットの交換後は、必ずバリエーションコード入力をします。フューエルポンプコントロールユニットは、Star2に対応しています。