P07.08-A013-79
図はモデル166.0 |
N118 | フューエルポンプコントロールユニット |
配置
フューエルポンプコントロールユニットは、右ラゲッジルームトリム後側のホイールアーチに取り付けられています。
役割
フューエルポンプコントロールユニットは「Continental Automotive GmbH 社」から供給され、その内部コードはFSCMGEN4 (Fuel System Control Modul-Generation 4) です。フューエルポンプコントロールユニットは、必要に応じてフューエルポンプ (M3) を制御し、現在のフューエルプレッシャに関するインフォメーションをCDIコントロールユニット (N3/9) に送信します。
インプットおよびアウトプットシグナル
フューエルポンプコントロールユニットは、以下のインプットシグナルを評価し、該当するアウトプットシグナルを出力します:
• ダイレクトインプットシグナル
• ダイレクトアウトプットシグナル
• CANインプットシグナル
• CANアウトプットシグナル
ダイレクトインプットシグナル
• ターミナル15
• ターミナル30
• ターミナル31
• 「フューエルポンプオン」のシグナル
• 左燃料計フューエルタンク充填レベルセンサ (B4/1)
• 右燃料計フューエルタンク充填レベルセンサ (B4/2)
• フューエルプレッシャセンサ (B4/7) のセンサシグナル
ダイレクトアウトプットシグナル
• フューエルプレッシャセンサ (5 V) の電源供給
• 左燃料計フューエルタンク充填レベルセンサのアース端子
• 右燃料計フューエルタンク充填レベルセンサのアース端子
• フューエルプレッシャセンサのアース端子
• フューエルポンプ交流電圧シグナル(位相U)
• フューエルポンプ交流電圧シグナル(位相V)
• フューエルポンプ交流電圧シグナル(位相W)
CANインプットシグナル
• フューエルポンプ「オン」
• 燃料基準圧力
CANアウトプットシグナル
• フューエルプレッシャ
• ダイアグノシスデータ
構造
フューエルポンプコントロールユニットは、プラスチックハウジングから構成され、内部に2個のプラグコネクタと測定/コントロールユニットを備えています。
機能
この機能説明は以下の項目に区分されます:
• フューエルポンプのクローズドループ制御
• フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• フューエルタンク充填レベル評価
• ダイアグノシス
• ドレンサービス
• バリエーション
フューエルポンプのクローズドループ制御
シグナル「フューエルポンプ、オン」を、フューエルポンプコントロールユニットから受信すると、フューエルポンプがオンになります。このシグナルは、CDIコントロールユニットからドライブCAN (CAN C1) を介してCANシグナルとして、また直接グラウンドシグナルとして、予備セーフティとして送信されます。フューエルポンプコントロールユニットは、フューエルプレッシャセンサからの電圧シグナルによって現在のフューエルプレッシャを検知し、そのインフォメーションをドライブCANを介してCDIコントロールユニットに送信します。フューエルポンプを制御するために、CDIコントロールユニットはフューエルプレッシャおよび負荷要求を評価し、パルス幅変調シグナル「燃料基準圧力」をフューエルポンプコントロールユニットに伝送します。これはパルス幅変調シグナルを評価し、フューエルプレッシャの実測値が基準値と一致するように、三相交流電圧シグナルでフューエルポンプを制御します。フューエルポンププレッシャは燃料温度およびエンジン回転数に応じて約4.5 ~ 最高6.7 barで制御されます。
フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• 「フューエルポンプオン」のグラウンドシグナルが送信されない、または異常な場合、フューエルポンプは作動停止します。
• シグナル「燃料の基準圧力」がない、または妥当でない場合、フューエルポンプはオフにされます。
• 「ターミナル15」のシグナルが送信されない、または異常な場合、フューエルポンプコントロールユニットが作動停止し、その結果、フューエルポンプも作動停止します。
フューエルタンク充填レベル評価
フューエルポンプコントロールユニットはフューエルタンクの充填レベルを算出ならびに評価するため、燃料計フューエルタンク充填レベルセンサを読み取ります。Ω単位で測定された値から、フューエルタンクの定格容量、パーセント単位の現在の充填レベルおよびリザーブ量が算出され、該当するシグナルがCDIコントロールユニットに送信されます。さらに、充填レベルセンサの妥当性が点検されます。測定値が異常な場合、故障メッセージがCDIコントロールユニットに送信されます。
ダイアグノシス
フューエルポンプコントロールユニットは、自己診断とコンポーネントテストを実行します。検知された故障は、フューエルポンプコントロールユニットにより保存され、ドライブCAN経由でCDIコントロールユニットに、さらにダイアグノシスCAN (CAN D) 経由で接続されているXENTRY Diagnosisに伝送されます。
ドレンサービス
フューエルタンクは、フューエルポンプコントロールユニットによりエンジンを作動させずに排出できます。このためにXENTRY Diagnosisでドレンサービスを呼び出し、以下のパラメータを入力する必要があります:
• 「フューエルポンプオン」用のパラメータ01
• 時間「0 ~ 99.999」秒
• 燃料基準圧力5.5 bar
排出中はXENTRY Diagnosisを接続したままで、イグニッションをオンのままにします。
バリエーション
車両およびエンジンバリエーションは、フューエルポンプコントロールユニットにすでにメモリされています。フューエルポンプコントロールユニットの交換後は、必ずバリエーションコード入力をします。フューエルポンプコントロールユニットはダイアグノシスが可能です (Star2)。