P46.35-2125-79
A1 | インストルメントクラスタ | N68 | パワーステアリングコントロールユニット | |
A91b1 | 電動パワーステアリングトルクセンサ | N73 | エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット | |
A91m1 | 電動パワーステアリングポンプアクチュエータ | N80 | ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニット | |
N2/10 | 補助レストレインシステムコントロールユニット | N127 | ドライブトレインコントロールユニット | |
N3/9 | CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン) | CAN C1 | ドライブCAN | |
N3/10 | MEコントロールユニット(ガソリンエンジン) | CAN H | ドライブダイナミックCAN | |
N30/4 | エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニット | CAN HMI | ユーザインターフェースCAN | |
N49 | ステアリングホイールアングルセンサ | Flex E | シャーシFlexRay | |
N62 | パーキングシステムコントロールユニット(パークトロニック付パーキングパイロット(コード235)装備) |
機能前提条件の概要
• ターミナル 15 オン
• エンジンが作動またはドライブトレインがスタンバイ状態
エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットは、ターミナルステータス「ターミナル15」をシャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
CDIコントロールユニットまたはMEコントロールユニットは、シグナル「エンジン作動」またはシグナル「ドライブトレインスタンバイ状態」をドライブCAN、ドライブトレインコントロールユニットおよびシャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
エレクトリックパワーステアリング (ES) の概要
ES は、ラックアンドピニオンステアリングギヤ、エレクトリックパワーステアリングトルクセンサ、エレクトリックパワーステアリングアクチュエータおよびエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットで構成されています。ES は、パワーステアリングの無段階速度感応式制御を実現します。
ESはハイドロリックパワーステアリングと以下の点で異なります:
• コンパクトな構造
• ハイドロリックオイルが不要
• 速度対応のパワーアシスト
• ステアリングのリターンがサポートされる
• ステアリング感の改善
• 燃料の節約
• ダイアグノシス能力
エマージェンシ作動
ESスイッチオン時、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットはセルフテストを実行します。故障の場合、ESは作動しません。手で加える力を強くすれば、車両の操舵は可能です。
走行中、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、エレクトリックパワーステアリングトルクセンサの機能を点検します。規定の限界値を超えたシグナルがある場合、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットはESをオフにします。
ES機能には以下の部分機能があります:
• パワーステアリング
• ステアリングアシスト
パワーステアリング
エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、必要なサポートを算出するために、特に以下のインプット値を評価します:
• ステアリングモーメント
エレクトリックパワーステアリングトルクセンサは、運転者の操作によるステアリングモーメントを検出します。エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、エレクトリックパワーステアリングトルクセンサのシグナルを直接読み取ります。
• ホイールスピード
エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは、ホイールスピードシグナルをシャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
• ステアリングホイールアングルおよびステアリングスピード
ステアリングホイールアングルおよびステアリングスピードは、ステアリングホイールアングルセンサによって検出されます。ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニットはステアリングホイールアングルセンサのシグナルを直接読み取り、ステアリングホイールアングルおよびステアリングスピードに関するインフォメーションを、シャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
• エンジン回転数
CDIコントロールユニットまたはMEコントロールユニットはエンジン回転数をドライブCAN、ドライブトレインコントロールユニットおよびシャーシFlexRay経由で、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、これらのインフォメーションに基づいて、エレクトリックパワーステアリングの調整すべきサポートを算出し、それに応じてエレクトリックパワーステアリングアクチュエータを制御します。エレクトリックパワーステアリングアクチュエータの回転方向は、ステアリングホイールの運動方向によって変わります。エレクトリックパワーステアリングのサポートは、エレクトリックパワーステアリングアクチュエータによってラックアンドピニオンステアリングのステアリングギアに伝達されます。
ESの構成部品損傷の場合、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは警告の出力要求をシャーシFlexRay、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由でインストルメントクラスタに伝送します。その後、インストルメントクラスタにウォーニングメッセージ「パワーステアリング故障!が表示されます。シテイノ コウジョウデ テンケン!」が表示されます。
エンジン停止でイグニッションオフの場合(停車状態)、ESは使用できません。エンジンがECOスタートストップ機能によって停止した場合、使用できるサポートも低下します。エンジン停止状態およびイグニッションオンで超低速走行すると、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットはESを作動します。
ステアリングアシスト
ステアリングアシストは運転者が制御不能な過酷な走行状況時に、サポートを行います。エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは必要なサポートを算出します。エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは走行状況を評価します。補助レストレイントシステムコントロールユニットのGセンサは車両の自己ダイナミズムを評価し、インフォメーション(ヨーレート、横G)をドライブダイナミックCAN経由でエレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットに伝送します。エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは危険な走行状況のとき、適切な要求をシャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。その後、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットはエレクトリックパワーステアリングアクチュエータを制御します。
その際実行される諸機能:
• 車両のオーバーステア時に、カウンターステアにより運転者をサポート
• さまざまな路面状態においてブレーキ操作をするときに運転者をサポート
車両の直進走行時、 例えば横風がある場合や、片側が傾いている路面などで運転者が保持トルクを働かせると、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットはそれを検知します。必要な保持トルクはエレクトリックパワーステアリングによって部分的に補正されます。
誤った補正( 半径の大きいアウトバーンのカーブ等)を行わないために、補助レストレイントシステムコントロールユニットは車両の自己ダイナミズムのインフォメーションをドライブダイナミックCAN、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットおよびシャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。車両の保持トルクの低下は、走行スピードに応じて異なります。
モデル 238
コード 235 装備 (パークトロニック付きパーキング・パイロット)
自動駐車時、パーキングシステムコントロールユニットは適切な要求をシャーシFlexRay経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
参照文書
- gf4635p9997fh エレクトリック·パワー·ステアリング (ES) のシステム構成部品の一覧表