モデル | 207.373/473 |
モデル・イヤー 2012 以降 モデル・イヤー 2014 以前 |
1 | ラック・アンド・ピニオン・ステアリングのステアリング・ギヤ |
2 | ベルト・ドライブ |
A91b1 | 電動パワー・ステアリング・トルク・センサ |
A91m1 | 電動パワー・ステアリング・ポンプ・アクチュエータ |
N68 | パワー・ステアリング・コントロール・ユニット |
P46.35-2050-05
機能前提条件の概要
• ターミナル 15 オン・ステータス
• エンジン回転数 400 rpm 以上
ターミナル 15 のステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) からシャーシ CAN (CAN E) 経由でエレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットに送信されます。 エンジン回転数はエレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットにシャーシ CAN 経由で ME コントロール・ユニット (N3/10) から伝送されます。
エレクトリック・パワー・ステアリング (ES) の概要
ES は、ラック・アンド・ピニオン・ステアリング・ギヤ、エレクトリック・パワー・ステアリング・トルク・センサ、エレクトリック・パワー・ステアリング・アクチュエータおよびエレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットで構成されています。
ES は、ステアリング・アシストの無段階車速感応式制御を実現しています。
ハイドロリック・パワー・ステアリングと異なる長所は以下のとおりです:
– ステアリング・フィールの改善
– 燃料節約
– ステアリング・オイル不要
– コンパクト構造
– 速度対応パワー・アシスト
– ステアリング・リターンのサポート
– ダイアグノシス能力
ES は、以下のサブ機能から構成されています:
• ステアリング・パワー・サポートの機能順序
• ステアリング・アシスタントの機能順序
• エマージェンシ・オペレーションの機能順序
• インストルメント・クラスタ (A1) のインジケータの機能順序
ステアリング・パワー・サポートの機能順序
エレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットには、必要なステアリング・パワー・サポートを算出するための以下のインフォメーションが必要です:
– 現在のステアリング・トルク、トルク・センサからエレクトリック・パワー・ステアリング
– 現在のホイール・スピード (左フロント・アクスル・スピード・センサ (L6/1)、右フロント・アクスル・スピード・センサ (L6/2)、左リヤ・アクスル・スピード・センサ (L6/3) および右リヤ・アクスル・スピード・センサ (L6/4) によって検出、さらにシャーシ CAN 経由でエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/4) (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/7) (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備) から伝送)
– ステアリング・アングルおよびステアリング・アングル・スピード (ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80) 内のステアリング・アングル・センサ (N49) からシャーシ CAN 経由)
現在のエンジン回転数 (シャーシ CAN 経由で ME コントロール・ユニットから)
エレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットは、これらのインフォメーションに基づいて、保存されている特性マップから必要なステアリング・パワー・アシストを算出し、それに応じてエレクトリック・パワー・ステアリング・アクチュエータを制御します。 ベルト・ドライブを介して、ステアリング・パワー・サポートが、エレクトリック・パワー・ステアリング・アクチュエータからラック・アンド・ピニオン・ステアリング・ステアリング・ギヤに伝送され、それにより運転者のステアリング・トルクをサポートします。 エレクトリック・パワー・ステアリング・アクチュエータの回転方向は、ステアリング・ホイールの運動方向によって変わります。
停車状態のとき、エンジンとイグニッションがオフにされている場合は、ステアリング・パワー・アシストを使用できません。 ECO スタート・ストップ機能で ECO スタート・ストップ機能によってエンジンを停止したときに、停止状態で低減されたステアリング・パワー・アシストを使用できます。 イグニッション・オフ後、ステアリング・パワー・アシストは作動停止されます。 エンジン停止状態およびイグニッション・オンで超低速走行する場合、アクティブなステアリング・アシストになります。
ステアリング・アシスタントの機能順序
ステアリング・アシストは、危険な走行状況下でも最適なステアリング特性が得られるように運転者をサポートします。 ステアリング・アシストは、エレクトロニック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットとエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備) により実現されます。
その際実行される諸機能:
– オーバー・ステアの際、カウンタ・ステアによって運転者のサポートまたは安定性を維持
– さまざまな路面状態においてブレーキ操作時に運転者をサポート
現在の走行状態は、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備) により検出されます。
必要な場合には、メッセージ「ステアリング・アシスタントのトルク要求」がシャーシ CAN を介してエレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットに送信され、エレクトリック・パワー・ステアリング・アクチュエータがそれに応じて制御されます。
パーキング・プロセスの際、パークトロニック・コントロール・ユニット (N62) (エクスクルーシブ・パーキング・アシスト (コード 230) 装備、日本仕様 (コード 498) 以外) またはパークトロニック (コード 220) 装備、日本仕様 (コード 498)) は以下のシグナルをエレクトロニック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットに伝送します:
– パークトロニック・コントロール・ユニットの現在のステータス
– 車両ストップ・シグナル、これによりパーキング・プロセス中に車両がある操舵点で停止
– 要求されたステアリング・アングル
エマージェンシ・オペレーションの機能順序
ES オン (ターミナル 15 「オン」以上) のとき、エレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットはセルフ・テストを実行します。 故障が検知される場合は、ステアリング・パワー・アシストはオンになりません。 手で加える力を強くすれば、車両の操舵は可能です。
走行中、エレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットはエレクトリック・パワー・ステアリング・トルク・センサのシグナルを点検します。 これらのシグナルが規定の上限または下限を超えると、 ES はエレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットによって直ちにオフにされます。
手で加える力を強くすれば、車両の操舵は可能です。
インストルメント・クラスタのインジケータの機能順序
エレクトリック・パワー・ステアリング・コントロール・ユニットは、ウォーニング・メッセージの要求をシャーシ CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。
その後、インストルメント・クラスタにウォーニング・メッセージ「パワー・ステアリング故障!」が表示されます。 シテイノ コウジョウデ テンケン!」が表示されます。
参照文書
- gf4635p000102ca エレクトリック·パワー·ステアリング (ES) の構成部品の配置
- gf4635p000103ca エレクトリック·パワー·ステアリング (ES) のブロック·ダイヤグラム
- gf4635p9997ca エレクトリック·パワー·ステアリング (ES) のシステム構成部品の一覧表