モノバレント天然ガス・ドライブ装備の B クラスは 2013 年 1 月にマーケットに導入されます。名称は B 200 NGD (Natural Gas Drive) です。 モノバレント天然ガス・ドライブの場合、基本作動モードはガス・モードです。 天然ガス充填レベルが低い場合、またはガス・システム内のシステム・エラーが検知された場合は、ガソリン・モードへの切換えが行われます。 運転者は作動モードを選択できません。 B 200 NGD のエンジン 270 DE CNG (Compressed Natural Gas) は、ターボチャージャ付きエンジン 270 DE (Direkt-Einspritzung (直接燃料噴射)) を基礎にしています。
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フューエル・インジェクション およびガス・インジェクションのすべてのシステム |
1 | ガス・タンク 1 | 6 | フューエル・フィラ・パイプ | Y107/1y1 | ガス・シャットオフ・バルブ、ガス・タンク 1 | ||
2 | ガス・タンク 2 | 7 | フューエル・タンク | Y107/1y2 | ガス・シャットオフ・バルブ、ガス・タンク 2 | ||
3 | ガス・タンク 3 | N3/10 | ME コントロール・ユ ニット | Y107/1y3 | ガス・シャットオフ・バルブ、ガス・タンク 3 | ||
4 | チェック・バルブ付きガス充填口 | N118/2 | CNG コントロール・ユニット | Y107/2 | プレッシャ・コントロール・ユニット | ||
5 | ガス・フィード・ライン | Y58/1 | パージ・スイッチオーバ・バルブ |
右上方からのエンジンの外観 |
20 | レール |
21 | ガス・ディストリビュータ・パイプ |
B4/25 | フューエル・プレッシャ/温度センサ |
B18/6 | ガス低圧 / 温度センサ |
N3/10 | ME コントロール・ユ ニット |
Y76/1 | フューエル・インジェクタ (シリンダ 1) |
Y76/2 | フューエル・インジェクタ (シリンダ 2) |
Y76/3 | フューエル・インジェクタ (シリンダ 3) |
Y76/4 | フューエル・インジェクタ (シリンダ 4) |
Y106/1 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 1) |
Y106/2 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 2) |
Y106/3 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 3) |
Y106/4 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 4) |
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ブースト・エア・ディストリビュータ・パイプ |
9 | ブースト・エア・ディストリビュータ・パイプ |
21 | ガス・ディストリビュータ・パイプ |
B18/6 | ガス低圧 / 温度センサ |
Y106/1 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 1) |
Y106/2 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 2) |
Y106/3 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 3) |
Y106/4 | ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 4) |
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システム構成部品
車両およびエンジン 270 DE にはガス・インジェクション・システムのために以下の構成部品が追加されました:
• ガス充填コネクタ
• CNG コントロール・ユニット
• ガス・ディストリビュータ・パイプ
• ガス低圧 / 温度センサ
• ガス・シャットオフ・バルブ付きガス・タンク 3 個
• ガス・インジェクタ (シリンダ 1~4)
• ガス高圧センサ (Y107/2b1) およびプレッシャ・レギュレータ・バルブ (Y107/2y1) 付きプレッシャ・コントロール・ユニット
• 低充填量のフューエル・タンク
以下の構成部品は、ガス・インジェクション・システムに関して変更が行われました。
• ピストン
• シリンダ・ヘッド
• 排気ガス・ターボ・チャージャ
• エンジン・ハーネス
CNG コントロール・ユニットはエンジン・ルームの右前方に取り付けられており、ME コントロール・ユニットと電気的に接続されてエンジン 270 DE CNG のガス・インジェクション・システムを制御します。 この時、ME コントロール・ユニットはガス・インジェクション・システムとフューエル・インジェクションを調整します。 ME コントロール・ユニットおよび CNG は、そのためにドライブ・センサ CAN (CAN I) と 4 本の直接ケーブルを介して相互に連結されています。 ME コントロール・ユニットと CNG コントロール・ユニットの間では、ドライブ・センサ CAN を介して常時データ交換が行われます。
ガス・インジェクタはガス・ディストリビュータ・パイプとともにブースト・エア・ディストリビュータ・パイプに取り付けられており、決められた時点で、算出された量のガスをシリンダ選択式にブースト・エア・ディストリビュータ・パイプに噴射します。
ME コントロール・ユニットは、ガス・インジェクタのそれぞれについて個別にインジェクション・シグナル (バルブ開時間、バルブ開放継続時間) を算出し、これを CNG コントロール・ユニットに直接送信します。
ガス低圧センサおよび温度センサは、低圧システム内のシステム・プレッシャを測定し、ガス・ディストリビュータ・パイプ内のガス温度を検出してこのインフォメーションを CNG コントロール・ユニットに送信します。
フューエル・タンク・リッドの下にガス充填コネクタが取り付けられています。 ガス充填コネクタおよびガス・フィラ・ラインには、それぞれ 1 個のチェック・バルブが取り付けられています。 ガス充填コネクタはコンビ充填コネクタとしての仕様であるため、ヨーロッパ全土で充填することが可能です。 これはダスト・キャップにより保護されています。
ガス・タンクは車両アンダ・フロアのガス・タンク・キャリアに取り付けられており、200 bar までのシステム高圧の天然ガスを保管します。 3 個のガス・タンクそれぞれには、セーフティ・バルブ 1 個が装着されています。 ガス・タンクは強化結合材でできており、ガス・ラインで相互に接続されています。
それぞれのセーフティ・バルブは、シャットオフ・バルブ、流量リミッタ、ヒューズ、バースト・ディスク、および電磁式ガス・シャットオフ・バルブから構成されています。
セーフティ・バルブ (図はガス・タンク 1) |
10 | セーフティ装置 |
11 | シャットオフ・バルブ |
12 | 流量リミッタ |
13 | バースト・ディスク |
14 | ヒューズ |
15 | ガス・タンク |
Y107/1y1 | ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブ 1 (電磁式) |
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ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブ
ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブはガス・タンクのセーフティ・バルブに取り付けられており、「クラッシュ・シグナル」が発せられた場合、車両が停止した場合、およびガソリン・モードの時に、自動的にガス・タンクをロックします。
ガス・システムに補給する場合、ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブは流れ込むガスにより開き、補給プロセスが終了すると、再び自動的に塞がれます。
プレッシャ・コントロール・ユニット |
Y107/2 | プレッシャ・コントロール・ユニット |
Y107/2b1 | ガス高圧センサ |
Y107/2y1 | プレッシャ・レギュレータ・バルブ (プロポーショナル・バルブ) |
A | 高圧接続部 |
B | 低圧接続部 |
C | ヒータ回路ライン接続部 |
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プレッシャ・コントロール・ユニットの機能
プレッシャ・コントロール・ユニットにはガス高圧センサとプレッシャ・レギュレータ・バルブが装備されており、ガス・タンク内の 200 bar までの高圧を、2 ステージで 2.5~4 bar のエア・インテーク側システム・プレッシャに低減します。
プレッシャ・コントロール・ユニットの機械的なプレ・ステージは、200 bar 以下の高圧を 25 bar まで低減します。 プレッシャ・レギュレータ・バルブ (プロポーショナル・バルブ) は、CNG コントロール・ユニットによってパルス幅変調シグナル (PWM シグナル) で制御され、25 bar の圧力が 2.5~4 bar まで制御されます。
ガス高圧センサはガス・タンク内の絶対圧を測定し、その値を CNG コントロール・ユニットに送信します。
低温時に 200 bar から 2.5~4 bar に圧力低下することによりプレッシャ・コントロール・ユニットが凍結する危険があるため、プレッシャ・コントロール・ユニットには小さいヒータ回路に接続されているホット・プレートが装備されています。
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インストルメント・クラスタ (A1) |
A1e4 | フューエル・リザーブ・ウォーニング・ランプ | A1e31 | CNG インジケータ・ランプ | A1p13 | マルチ・ファンクション・ディスプレイ |
CNG コントロール・ユニットは、ガス・タンク内の圧力差 (ガス充填の前後の) からガスの充填が行われたことを検知します。
エンジン 270 DE CNG には主としていわゆる 高い燃焼値の H-Gas (H=ハイ) または低い燃焼値の L-Gas (L=ロー) を補給することができます。 しかし、DIN 51624 にしたがって適切に使用できるように処理されたバイオ・ガス (バイオ・メタン) も補給することができます。 自動車用液体ガス LPG (Liquefied Petroleum Gas) をこの車両に使用しないこと。
ガスを充填するたびにエンジン・コントロールは供給されるガスの質 (エネルギー濃度) に合わせて調整を行います。 ガスの質は混合気アダプションにより検出されます。 走行可能距離はガスの質により大きく影響されます。
ガス残量を使い果たすと、ガソリン・モードへの切換えが行われます。 システムが作動モードを変更すると、マルチファンクション・ディスプレイにメッセージ「車両作動モード、CNG」または「車両作動モード、ガソリン」と表示されます。
ガス・システムにシステム・エラーが検知されると、ガス・システムが作動停止されることがあります。 以下の場合、CNG コントロール・ユニットは自動的にガソリン・モードに切り換わります:
• 天然ガス充填レベルが低すぎる場合
• 外気温度が低すぎる場合
• 作動モードがガス・モードで不具合がある場合
• 技術的な理由により (システム・アダプション) システムがガソリン・モードで作動する必要がある場合。
ガス・インジェクション・イグニッション・システムでの作業は、すべて特別な研修を受けたサービス・スタッフによってのみ行うことができます。
人的および測定技術的前提条件 (例: L.P.G. システムのリーク・テストに関する一般注意事項) に関する詳しい情報は、ワークショップ・インフォメーション・システム (WIS) の点検および修理作業 (AR) および一般注意事項 (AH) という情報の種類で提供されています。
テクニカル・データ | B 200 NGD | |
車両モデル | 242.848 | |
エンジン・データ | ||
エンジン・モデル | 270.920 | |
総排気量 | cm3 | 1991 |
最高出力 | kW | 115 |
最大トルク | Nm | 270 |
圧縮比 | ε | 11:1 |
排気ガス規制 | 規格 | 欧州公害規制「ユーロ 6」 |
シリンダ配置 / シリンダ数 | R4 | |
バルブ | 4 | |
エア・インテーク | インタークーラ付きターボチャージャ | |
ブースト・プレッシャ | bar | 0.8 |
ホール | mm | 83 |
ストローク | mm | 92 |
走行性能 | ||
加速 0~100 km/h |
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最高速度 |
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消費量 / CO2 排出量 | ||
天然ガス消費量 |
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ガス・モード時の CO2 排出量 |
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タンク容量 | ||
ガソリン充填量 | L | 12 |
天然ガス充填量 | KG | 21 |