sn0000p0085a

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

種別 sn · トピック 00.00 · バージョン 0100 · 2012-09-21

適用: モデル 242.848 エンジン 270.920 搭載 コード 924 装備 (モノバレント天然ガス・ドライブ)'

位置付け

機能グループ 0 全般 › 00 車両全般 › 00.00 一般 — シリーズ 242(モデル 848)

EinPAS 45 データ/インフォメーション › 45.20 インフォメーション/措置 › 45.20.30 入門書 — シリーズ 242(モデル 848)

エンジン/トランスミッションにも適用: 270 920

SN00.00-P-0085A

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

17.9.12

モデル

242.848 エンジン 270.920 搭載

コード 924 装備 (モノバレント天然ガス・ドライブ)

モノバレント天然ガス・ドライブ装備の B クラスは 2013 年 1 月にマーケットに導入されます。名称は B 200 NGD (Natural Gas Drive) です。 モノバレント天然ガス・ドライブの場合、基本作動モードはガス・モードです。 天然ガス充填レベルが低い場合、またはガス・システム内のシステム・エラーが検知された場合は、ガソリン・モードへの切換えが行われます。 運転者は作動モードを選択できません。 B 200 NGD のエンジン 270 DE CNG (Compressed Natural Gas) は、ターボチャージャ付きエンジン 270 DE (Direkt-Einspritzung (直接燃料噴射)) を基礎にしています。

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

P07.54-2135-79

フューエル・インジェクション およびガス・インジェクションのすべてのシステム

1

ガス・タンク 1

6

フューエル・フィラ・パイプ

Y107/1y1

ガス・シャットオフ・バルブ、ガス・タンク 1

2

ガス・タンク 2

7

フューエル・タンク

Y107/1y2

ガス・シャットオフ・バルブ、ガス・タンク 2

3

ガス・タンク 3

N3/10

ME コントロール・ユ ニット

Y107/1y3

ガス・シャットオフ・バルブ、ガス・タンク 3

4

チェック・バルブ付きガス充填口

N118/2

CNG コントロール・ユニット

Y107/2

プレッシャ・コントロール・ユニット

5

ガス・フィード・ライン

Y58/1

パージ・スイッチオーバ・バルブ

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

右上方からのエンジンの外観

20

レール

21

ガス・ディストリビュータ・パイプ

B4/25

フューエル・プレッシャ/温度センサ

B18/6

ガス低圧 / 温度センサ

N3/10

ME コントロール・ユ ニット

Y76/1

フューエル・インジェクタ (シリンダ 1)

Y76/2

フューエル・インジェクタ (シリンダ 2)

Y76/3

フューエル・インジェクタ (シリンダ 3)

Y76/4

フューエル・インジェクタ (シリンダ 4)

Y106/1

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 1)

Y106/2

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 2)

Y106/3

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 3)

Y106/4

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 4)

P07.70-2438-76

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

ブースト・エア・ディストリビュータ・パイプ

9

ブースト・エア・ディストリビュータ・パイプ

21

ガス・ディストリビュータ・パイプ

B18/6

ガス低圧 / 温度センサ

Y106/1

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 1)

Y106/2

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 2)

Y106/3

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 3)

Y106/4

ガス・インジェクタ (ガス・シリンダ 4)

P07.54-2117-76

システム構成部品

車両およびエンジン 270 DE にはガス・インジェクション・システムのために以下の構成部品が追加されました:

• ガス充填コネクタ

• CNG コントロール・ユニット

• ガス・ディストリビュータ・パイプ

• ガス低圧 / 温度センサ

• ガス・シャットオフ・バルブ付きガス・タンク 3 個

• ガス・インジェクタ (シリンダ 1~4)

• ガス高圧センサ (Y107/2b1) およびプレッシャ・レギュレータ・バルブ (Y107/2y1) 付きプレッシャ・コントロール・ユニット

• 低充填量のフューエル・タンク

以下の構成部品は、ガス・インジェクション・システムに関して変更が行われました。

• ピストン

• シリンダ・ヘッド

• 排気ガス・ターボ・チャージャ

• エンジン・ハーネス

CNG コントロール・ユニットはエンジン・ルームの右前方に取り付けられており、ME コントロール・ユニットと電気的に接続されてエンジン 270 DE CNG のガス・インジェクション・システムを制御します。 この時、ME コントロール・ユニットはガス・インジェクション・システムとフューエル・インジェクションを調整します。 ME コントロール・ユニットおよび CNG は、そのためにドライブ・センサ CAN (CAN I) と 4 本の直接ケーブルを介して相互に連結されています。 ME コントロール・ユニットと CNG コントロール・ユニットの間では、ドライブ・センサ CAN を介して常時データ交換が行われます。

ガス・インジェクタはガス・ディストリビュータ・パイプとともにブースト・エア・ディストリビュータ・パイプに取り付けられており、決められた時点で、算出された量のガスをシリンダ選択式にブースト・エア・ディストリビュータ・パイプに噴射します。

ME コントロール・ユニットは、ガス・インジェクタのそれぞれについて個別にインジェクション・シグナル (バルブ開時間、バルブ開放継続時間) を算出し、これを CNG コントロール・ユニットに直接送信します。

ガス低圧センサおよび温度センサは、低圧システム内のシステム・プレッシャを測定し、ガス・ディストリビュータ・パイプ内のガス温度を検出してこのインフォメーションを CNG コントロール・ユニットに送信します。

フューエル・タンク・リッドの下にガス充填コネクタが取り付けられています。 ガス充填コネクタおよびガス・フィラ・ラインには、それぞれ 1 個のチェック・バルブが取り付けられています。 ガス充填コネクタはコンビ充填コネクタとしての仕様であるため、ヨーロッパ全土で充填することが可能です。 これはダスト・キャップにより保護されています。

ガス・タンクは車両アンダ・フロアのガス・タンク・キャリアに取り付けられており、200 bar までのシステム高圧の天然ガスを保管します。 3 個のガス・タンクそれぞれには、セーフティ・バルブ 1 個が装着されています。 ガス・タンクは強化結合材でできており、ガス・ラインで相互に接続されています。

それぞれのセーフティ・バルブは、シャットオフ・バルブ、流量リミッタ、ヒューズ、バースト・ディスク、および電磁式ガス・シャットオフ・バルブから構成されています。

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

セーフティ・バルブ (図はガス・タンク 1)

10

セーフティ装置

11

シャットオフ・バルブ

12

流量リミッタ

13

バースト・ディスク

14

ヒューズ

15

ガス・タンク

Y107/1y1

ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブ 1 (電磁式)

P07.54-2134-72

ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブ

ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブはガス・タンクのセーフティ・バルブに取り付けられており、「クラッシュ・シグナル」が発せられた場合、車両が停止した場合、およびガソリン・モードの時に、自動的にガス・タンクをロックします。

ガス・システムに補給する場合、ガス・タンク・ガス・シャットオフ・バルブは流れ込むガスにより開き、補給プロセスが終了すると、再び自動的に塞がれます。

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

プレッシャ・コントロール・ユニット

Y107/2

プレッシャ・コントロール・ユニット

Y107/2b1

ガス高圧センサ

Y107/2y1

プレッシャ・レギュレータ・バルブ (プロポーショナル・バルブ)

A

高圧接続部

B

低圧接続部

C

ヒータ回路ライン接続部

P07.54-2120-82

プレッシャ・コントロール・ユニットの機能

プレッシャ・コントロール・ユニットにはガス高圧センサとプレッシャ・レギュレータ・バルブが装備されており、ガス・タンク内の 200 bar までの高圧を、2 ステージで 2.5~4 bar のエア・インテーク側システム・プレッシャに低減します。

プレッシャ・コントロール・ユニットの機械的なプレ・ステージは、200 bar 以下の高圧を 25 bar まで低減します。 プレッシャ・レギュレータ・バルブ (プロポーショナル・バルブ) は、CNG コントロール・ユニットによってパルス幅変調シグナル (PWM シグナル) で制御され、25 bar の圧力が 2.5~4 bar まで制御されます。

ガス高圧センサはガス・タンク内の絶対圧を測定し、その値を CNG コントロール・ユニットに送信します。

低温時に 200 bar から 2.5~4 bar に圧力低下することによりプレッシャ・コントロール・ユニットが凍結する危険があるため、プレッシャ・コントロール・ユニットには小さいヒータ回路に接続されているホット・プレートが装備されています。

モノバレント天然ガス・ドライブを搭載した新型 B クラス導入の新規事項 / 変更事項の概要

P54.33-2525-79

インストルメント・クラスタ (A1)

A1e4

フューエル・リザーブ・ウォーニング・ランプ

A1e31

CNG インジケータ・ランプ

A1p13

マルチ・ファンクション・ディスプレイ

CNG コントロール・ユニットは、ガス・タンク内の圧力差 (ガス充填の前後の) からガスの充填が行われたことを検知します。

エンジン 270 DE CNG には主としていわゆる 高い燃焼値の H-Gas (H=ハイ) または低い燃焼値の L-Gas (L=ロー) を補給することができます。 しかし、DIN 51624 にしたがって適切に使用できるように処理されたバイオ・ガス (バイオ・メタン) も補給することができます。 自動車用液体ガス LPG (Liquefied Petroleum Gas) をこの車両に使用しないこと。

ガスを充填するたびにエンジン・コントロールは供給されるガスの質 (エネルギー濃度) に合わせて調整を行います。 ガスの質は混合気アダプションにより検出されます。 走行可能距離はガスの質により大きく影響されます。

ガス残量を使い果たすと、ガソリン・モードへの切換えが行われます。 システムが作動モードを変更すると、マルチファンクション・ディスプレイにメッセージ「車両作動モード、CNG」または「車両作動モード、ガソリン」と表示されます。

ガス・システムにシステム・エラーが検知されると、ガス・システムが作動停止されることがあります。 以下の場合、CNG コントロール・ユニットは自動的にガソリン・モードに切り換わります:

• 天然ガス充填レベルが低すぎる場合

• 外気温度が低すぎる場合

• 作動モードがガス・モードで不具合がある場合

• 技術的な理由により (システム・アダプション) システムがガソリン・モードで作動する必要がある場合。

ガス・インジェクション・イグニッション・システムでの作業は、すべて特別な研修を受けたサービス・スタッフによってのみ行うことができます。

人的および測定技術的前提条件 (例: L.P.G. システムのリーク・テストに関する一般注意事項) に関する詳しい情報は、ワークショップ・インフォメーション・システム (WIS) の点検および修理作業 (AR) および一般注意事項 (AH) という情報の種類で提供されています。

テクニカル・データ

B 200 NGD

車両モデル

242.848

エンジン・データ

エンジン・モデル

270.920

総排気量

cm3

1991

最高出力

kW
rpm

115
5,000

最大トルク

Nm
rpm

270
1250 - 4000

圧縮比

ε

11:1

排気ガス規制

規格

欧州公害規制「ユーロ 6」

シリンダ配置 / シリンダ数

R4

バルブ

4

エア・インテーク

インタークーラ付きターボチャージャ

ブースト・プレッシャ

bar

0.8

ホール

mm

83

ストローク

mm

92

走行性能

加速 0~100 km/h
マニュアル・トランスミッション
オートマチック・トランスミッション


S
S


9.2
9.1

最高速度
マニュアル・トランスミッション
オートマチック・トランスミッション


km/h
km/h


200 (電子制御)
200 (電子制御)

消費量 / CO2 排出量

天然ガス消費量
マニュアル・トランスミッション
オートマチック・トランスミッション


kg/100 km
kg/100 km


4.25
4.20

ガス・モード時の CO2 排出量
マニュアル・トランスミッション
オートマチック・トランスミッション


g/km
g/km


117
115

タンク容量

ガソリン充填量

L

12

天然ガス充填量
天然ガス容量 (200 bar で 15 °C の場合)

KG

21