機能前提条件の概要
• ターミナル 15 C オフ
• セントラル・ロッキング・システム (ZV) が正常に機能している
盗難防止警報装置 (EDW) スタンバイの概要
EDW は、ZV によって車両がロックされると自動的にスタンバイになります。その後、個々のアラーム・インプットがモニタされます。EDW がスタンバイしていることは、車内操作セントラル・ロッキング・スイッチ (S6/1s2) のセントラル・ロッキング・システム・インジケータ・ランプ (S6/1e3) の常時点滅によって示されます。
センタ SAM コントロール・ユニット (N10/10) は EDW の以下の部分機能をスタンバイします:
• EDW スタンバイの機能順序
• アラーム・インプット作動の機能順序
EDW スタンバイの機能順序
EDW は ZV のロックでスタンバイになります。センタ SAM コントロール・ユニットが ZV のステータスを受信し、続いて EDW がスタンバイになります。スタンバイが正常に完了すると、確認のためにアラーム・シグナル・ホーン (H3) (盗難防止警報装置 (コード V19) の場合のみ) またはアラーム・サイレン (H3/1) (車内保護付き EDW が後装備されている場合のみ) を介して短い確認音が出力されます。
ZV のロック時にいずれかのドアまたはテール・ゲートがまだ開いている場合は、ロックを試みた後に車両がただちに再び自動的にロック解除されるので、EDW もスタンバイされません。
ZV のロックに関する詳細なインフォメーションは、別の部分機能「セントラル・ロッキング・システム (ZV) 機能」に記載されています。
アラーム・インプット作動の機能順序
機能の前提条件:
• EDW がスタンバイしている
アラーム・インプット作動機能には、以下の部分機能があります:
• スイッチのモニタの機能順序
• 牽引防止装置スタンバイの機能順序 (車内保護および牽引防止装置付き EDW が後装備されている場合のみ)
• 車内保護スタンバイの機能順序 (車内保護付き EDW が後装備されている場合のみ)
• アラーム・サイレン (H3/1) モニタの機能順序 (車内保護付き EDW が後装備されている場合のみ)。
スイッチのモニタの機能順序
以下のスイッチの状態 (開または閉) が 200 ミリ秒周期で照会されます:
• 運転席ドア・セントラル・ロッキング・システム・アクチュエータ (M14/6) の運転席ドア・セントラル・ロッキング・システム・マイクロスイッチ (M14/6s1)
• 助手席ドア・セントラル・ロッキング・システム・アクチュエータ (M14/5) の助手席ドア・セントラル・ロッキング・システム・マイクロスイッチ (M14/5s1)
• 左リヤ・セントラル・ロッキング・システム・アクチュエータ (M14/8) の左リヤ・セントラル・ロッキング・システム・マイクロスイッチ (M14/8s1) (モデル 453.0 のみ)
• 右リヤ・セントラル・ロッキング・システム・アクチュエータ (M14/9) の右リヤ・セントラル・ロッキング・システム・マイクロスイッチ (M14/9s1) (モデル 453.0 のみ)
• リヤ・ドア・セントラル・ロッキング・モータ (M14/7) のテール・ゲート・セントラル・ロッキング・システム・マイクロスイッチ (M14/7s1) (モデル 453.0/3)
• 右トランク・リッド・コンタクト・スイッチ (モデル 453.3/4 のみ)
• EDW スイッチ、バッテリ (S85/4) (メインテナンス・フラップ)
センタ SAM コントロール・ユニットは個別のセントラル・ロッキング・システム・マイクロスイッチ、トランク・リッド・コンタクト・スイッチおよび EDW スイッチ、バッテリのステータスを直接読み取り、他のすべてのアラーム・インプットのステータスを評価します。
アラーム・インプットは、クローズ後に約 10 秒が経過した後でアラーム準備状態になります。
牽引防止装置スタンバイの機能順序 (車内保護および牽引防止装置付き EDW が後装備されている場合のみ)
牽引防止装置は (次回のロック用にあらかじめ解除されていない場合)、ZV のロック後に 60 秒が経過するとスタンバイします。
牽引防止装置センサ (B33) が基準ポジションを検出し、スタンバイ時間中、相対的な車両傾斜度がこの基準ポジションと比較されます。基準ポジションの測定には、約 10 ~ 15 秒かかります。そのためアラームは、EDW が起動してから早くても約 60 秒後に出力されます。
基準ポジションに対して車両の最大傾斜度が上回ると、アラームが作動します。車両傾斜が非常にゆっくりと変化する場合 (タイヤのパンクなど)、現在の車両ポジションが基準ポジションとみなされます。これは、傾斜センサによるアラーム誤作動を防ぐためです。傾斜センサに故障がある場合、EDW のその他すべての構成部品はそのまま正常に機能し、該当する故障コードが EDW コントロール・ユニット (N26) またはセンタ SAM コントロール・ユニットの故障メモリに登録されます。センタ SAM コントロール・ユニットはアラーム・システム LIN (LIN B14) を介して EDW コントロール・ユニットまたは牽引防止装置センサと通信します。
車内保護スタンバイの機能順序 (車内保護付き EDW が後装備されている場合のみ)
車両のロック時にキー (A8/1) の送信機のロック・ボタンを長く押すことにより車内保護をスタンバイ解除することができます。
モデル 453.0/3 の場合、車内は EDW 超音波センサ (B39/2) および EDW 超音波センサ 2 (B39/9) を介して EDW コントロール・ユニットによりモニタされます。モデル 453.4 の場合、車内は車内保護システム・センサ 1 (B44/5) および車内保護システム・センサ 2 (B44/6) によるマイクロ波でモニタされます。車内保護は (次回のロック用にあらかじめ解除されていない場合)、ZV のロック後に 10 秒が経過するとスタンバイします。車内保護はその 10 秒後にアラーム準備状態になります。これは、EDW をまず車内状況に合わせてキャリブレーションする必要があるためです。故障が確認されても、残りの EDW 機能はその故障とは関係なく実行されます。故障コードは EDW コントロール・ユニットまたはセンタ SAM コントロール・ユニットの故障メモリに登録されます。
アラーム・サイレンのスタンバイの機能順序 (車内保護付き EDW が後装備されている場合のみ)
アラーム・サイレン (H3/1) は EDW と同時に作動し、約 600 ミリ秒周期でセンタ SAM コントロール・ユニットに呼び出されます。
EDW スタンバイ解除:EDW の完全なスタンバイ解除は、リモコン・キーを使ってワイヤレスで ZV を開くことによって行われます。
参照文書
- gf8000p9999kj 盗難防止およびロックのシステム構成部品の一覧表
- pe8050p2055bba 盗難防止警報システムの電気システムの機能説明図
- pe8050p2056bba 盗難防止警報システムの電気システムの機能説明図、 後装備の場合