S54.33-0001-79
図はモデル 447.8 (エンジン 651 搭載) |
1a | ステアリング・ホイール・アングル・センサ | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (EZS) | |
A1/1 | インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニット | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (MRM) | |
A1/1p13 | マルチファンクション・ディスプレイ | N87/6 | ラジオ (オーディオ / COMAND) | |
A40/8 | オーディオ・コントロール・ユニット / COMAND システム・ディスプレイ | N93/4 | ユーザ・インタフェース CAN 用ゲートウェイ | |
B14 | 外気温度センサ | CAN A | テレマチック CAN | |
B84/8 | マルチファンクション・カメラ・コントロール・ユニット (MFK) | CAN B | 車内 CAN | |
H4/61 | インストルメント・クラスタ・スピーカ | CAN E | シャーシ CAN | |
N3/33 | CDI コントロール・ユニット | CAN G | フロント・エンド CAN | |
N10/1 | シグナル検知制御モジュール・コントロール・ユニット (SAM) | CAN HMI | ユーザ・インタフェース CAN | |
N28/1 | トレーラ検知 (AAG) コントロール・ユニット (取外し式トレーラ・カップリング・ボール・ヘッド (コード Q50 ) 装備) | LVDS | 低電圧ディファレンシャル・シグナル | |
N30/4 | エレクトロニック・スタビリティ・プログラム (ESP) コントロール・ユニット |
機能前提条件の概要
• 「ターミナル 15R オン」
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットはターミナル 15 のターミナル・ステータスをフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
交通標識アシストの概要
フロント・ウインドウの内側のマルチファンクション・カメラ・コントロール・ユニットは、路肩や道路工事現場のゲート・ブリッジなどで明確な速度制限を検出します。カメラのデータはナビゲーション・システムのインフォメーションと比較され、インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットにも、ナビゲーション・マップにも表示されます。追越禁止と禁止解除も登録および表示されます。所定の標識付きの侵入禁止の場合、さらにレーザ光の点滅と音による警告がインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットに表示されます。
交通標識アシストは、装備に応じて、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに導入されています。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットは、車両が走行している道路上の以下の交通標識を検出し、評価します:
• 補助標識および該当する制限解除標識を含む速度制限標識
• 追越し禁止標識およびその制限解除標識
• 進入禁止
検出された交通標識は、インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットのマルチファンクション・ディスプレイとオーディオ / COMAND コントロール・ユニットのディスプレイにも表示されます。インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットのマルチファンクション・ディスプレイの表示はインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットのメニュー「アシスト」 からオフ / オンすることができます。ラジオ (オーディオ / COMAND) はオーディオ / COMAND 用ディスプレイ・コントロール・ユニットをテレマチック CAN 経由で制御し、該当するデータを低電圧ディファレンシャル・シグナルで伝送します。
インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットの表示 (検知した交通標識の表示は国別仕様に応じて行われます) |
10 | 速度制限 |
11 | 補助標識 |
P54.33-3144-71
最高 2 つの速度制限と補助標識が同時に表示されます。多数の速度制限が検知されると、制限が少ない速度制限が表示されます。
オーディオ / COMAND 用ディスプレイ・コントロール・ユニットの表示、システム言語ドイツ語 (検知した交通標識の表示は国別仕様に応じて行われます) |
12 | 検知された速度制限 (必要に応じて補助標識を含む) |
S54.32-4517-81
オーディオ / COMAND 用ディスプレイ・コントロール・ユニットの表示は、ナビゲーション・システムの地図表示でのみ行われ、ラジオ (オーディオ / COMAND) のメニューによりオンまたはオフにできます。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットは以下のインプット値を評価します:
• 「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」シグナル
• デジタル・マップ
• 走行方向、車両スピードおよびヨー・レート
• ステアリング・ホイール・アングル
• ワイパの作動
• 外気温度
• トレーラ検知 (取外し式トレーラ・カップリング・ボール・ヘッド (コード Q50) 装備)
「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」シグナル :
CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニット (N3/34) はシグナル「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」をシャーシ CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに伝送します。
デジタル・マップ :
デジタル・マップは、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに検出されたオブジェクトの妥当性テストのため、ならびに市街地に入る際に表示速度制限を非表示にするために使用されます。デジタル・マップは、ラジオ (オーディオ / COMAND) がユーザ・インタフェース CAN、ユーザ・インタフェース CAN 用ゲートウェイ、シャーシ CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
走行方向、車両スピードおよびヨー・レート
走行方向および車両スピードに関するインフォメーションは、ホイール・スピード・シグナルおよびホイール回転方向シグナルから導き出されます。
ヨーイング動作はエレクトロニック・スタビリティ・プログラム (ESP) コントロール・ユニットに内蔵された G センサによって検知されます。
エレクトロニック・スタビリティ・プログラム (ESP) コントロール・ユニットは関連するすべてのインフォメーションをシャーシ CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
ステアリング・ホイール・アングル :
ステアリング・ホイール・アングルはステアリング・ホイール・アングル・センサによって検知されます。ステアリング・コラム・チューブ・モジュール (MRM) コントロール・ユニットはステアリング・ホイール・アングル・センサのシグナルを直接読み取り、ステアリング・ホイール・アングルに関するインフォメーションをシャーシ CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
ウインドウ・ワイパ作動 :
シグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニットはウインドウ・ワイパ・システムを制御します。ウインドウ・ワイパがオンになっている場合、シグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニットはステータス「ウインドウ・ワイパ作動」を車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
外気温度 :
外気温度は外気温度センサによって検知されます。シグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニットは外気温度センサのシグナルを直接読み取り、そこから外気温度を計算して、これを車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
トレーラ検知 (取外し式トレーラ・カップリング・ボール・ヘッド (コード Q50) 装備):
トレーラ検知 (AAG) コントロール・ユニットは、トレーラを検知した場合、ステータス「トレーラ検知」を車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに送信します。
交通標識アシストの機能順序
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットは走行中、水平の検出角 46 °の場合に、路面上または路面脇に設置されている交通標識の画像を検出します。交通標識アシストは常にバックグラウンドで作動しています。つまり、該当する交通標識はマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットによって常時検出され、評価されます。検知された画像データは内蔵の画像検知モジュールに伝送されて、そこに保存されているデータ画像と比較され、対応する道路交通法の交通標識に特定されます。マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの画像検知モジュールは、すべての結果を信頼度別に分類します。
この時、交通標識の仕様および設置方法に関する国別の規則が考慮されます。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットはすべての画像を検出し、円形および四角の形状を評価します。そのため、ウィーン会議に準拠した標識を設置している国の速度制限標識、禁止標識および規制標識 (補助規制標識を含む) が検知されます。重要でない記号 (例えば、分岐車線に使用される補助標識など) は無視されます。ただし、アクティブ・ルート・ガイダンスの場合は、アクティブ・ルート・ガイダンスに必要な補助標識が表示されます。
可能な補助標識は雨天時または牽引走行時の制限などです。例えば、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットからステータス「ウインドウ・ワイパ作動」が受信され、「雨天時」の追加制限の付いた速度制限が検知されると、検知された速度制限がインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットに表示されます。速度制限は、ステータス「ウインドウ・ワイパ作動」が読み取られない限り、重要でないものとして分類されます。
乗用車には必要のない補助標識 (トラック用速度制限など) は表示されません。この種の交通標識の数は全交通標識の数の約 10 % です。データ評価後、検知された交通標識は、インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットのマルチファンクション・ディスプレイとオーディオ / COMAND コントロール・ユニットのディスプレイにも表示されます。運転者はこれによって許可されているスピード、または現在の禁止標識に関するインフォメーションを得ることができます。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットは、速度制限に関する個々の注意事項が矛盾する場合に、これらの注意事項をひとつの結果にまとめます。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットが高速道路の入口で走行方向とは反対に進入禁止標識を検知すると (逆走の場合)、進入禁止標識がインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットのマルチファンクション・ディスプレイおよびオーディオ / COMAND コントロール・ユニットのディスプレイに表示されます。さらに、ウォーニング・メッセージ「走行方向を確認 !」がマルチファンクション・ディスプレイに表示され、インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットによって直接制御されるインストルメント・クラスタ・スピーカから音による警告が出力されます。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットは現在検知されている交通標識とウォーニング・メッセージの表示要求をフロント・エンド CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニット、シャーシ CAN、ユーザ・インタフェース CAN 用ゲートウェイおよびユーザ・インタフェース CAN 経由でインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットおよびラジオ (オーディオ / COMAND) に送信します。
音による警告は 5 秒経過してから中止できます。
故障の場合、マルチファンクション・ディスプレイに以下のメッセージが表示されます :
• 「システムは現在使用できません」 (カメラ・レンズの曇りなど)
• 「システムの機能停止」(マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットまたはナビゲーション・システムの機能停止など)
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットによって検知される交通標識 (例の表示) |
v1 | 速度制限 |
v2 | 片側交互通行標識の形の速度制限 |
v3 | 制限解除標識 (2 桁および 3 桁の速度制限の解除、一般的解除) |
v4 | 片側交互通行標識の形の規制解除 |
v5 | 補助標識による交通標識の制限 |
v6 | 制限解除標識を含む追い越し禁止 |
v7 | アウトバーン進入路の進入禁止標識および指定方向外進行禁止標識 |
S54.32-4519-82
f | 制限解除標識 |
g | スピード値 (例えば60 km/h) が記された制限解除標識 |
h | スピード値 (例えば80 km/h) が記された制限解除標識 |
i | 速度制限 (例えば 80 km/h) の交通標識 |
j | 追越し禁止の制限解除標識 |
k | 追越し禁止標識 |
S54.32-4518-72
制限解除標識の図
以下の出来事があった場合、制限解除標識が表示されます:
• 制限解除標識を通過
• 速度値が表示された制限解除標識 (例えば 60 km/h) を通過 (それ以前に速度値を記した交通標識を検知していない場合)
以下の出来事があった場合、スピード値 (例えば80 km/h) が記された制限解除標識が表示されます:
• スピード値が記された制限解除標識 (例えば 60 km/h) を通過し、その値がそれまでに登録された速度制限交通標識 (例えば 80 km/h) のスピード値と異なる場合
以下の出来事があった場合、追越し禁止の制限解除標識が表示されます:
• 追越し禁止の制限解除標識を通過した場合 (それ以前に追越し禁止標識を検知していた場合)
制限解除標識 (速度制限または追越禁止) を通過する際、制限解除標識が 5 秒間表示されます。その後、有効な交通規則がマルチファンクション・ディスプレイおよびオーディオ / COMAND 用ディスプレイ・コントロール・ユニットに表示されます。
さらにマルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットは車両周辺および車両の固有動作に関するインフォメーションを評価します。
これには以下が含まれます :
• その他の交通関与者や対象への距離や角度、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニット自身から検出
• 固有運動およびヨーイング動作
• ラジオ (オーディオ / COMAND) のデジタル・マップ
さらに、ナビゲーション・システムのデジタル・マップ内にある標識が評価されます。
デジタル・マップは、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに検知されたオブジェクトの妥当性テストのため、ならびに市街地に入る際に表示速度制限を非表示にするために使用されます。
デジタル・マップによって国別の有効性が評価されます。国別の有効性は必要に応じて拡張することができるため、最新のソフトウェア・ステータスに対応しています。
デジタル・マップを評価できない場合は (たとえばグローバル・ポジショニング・システム (GPS) シグナルがない)、交通標識アシストは走行距離 30 km を走行した後にオフになります。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットが速度制限を検知しない場合は (フロント・ウインドウが汚れているなど)、ナビゲーション・システムのデジタル・カードで認証されている数値が表示されます。この状態が 10 分以上続く場合、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットが「封鎖」モードに切り換わり、交通標識の表示がオフになります。交通標識が再び遅れた時点で検知されると (例えば、フロント・ウインドウの曇りが除去される)、「封鎖」モードが再び解除されます。
速度制限は変更される可能性があるため、定期的にデジタル・マップ・データを更新する必要があります。
ラジオ (オーディオ / COMAND) から伝送されたデジタル・マップにより、道路の等級と地域家屋のためのインフォメーションが導き出されます。これにより、前もって検知された速度制限が表示された道路から離れることが検知されます。郊外で検知された速度制限の表示は、市町村入口標識を通過したときに画像検知によって取り消すことができないため、デジタル・マップに戻ります。
建物のない地域からある地域へ移動すると、ナビゲーション・カードの住宅マークによって特定され、前回検知された速度制限の表示が取り消されます。境界線とナビゲーション・マップ内の住宅地のマークは常に一致しているとは限らないので、最後に検知された速度制限の表示が市街地に入るより先に非表示になったり、逆に市街地に入った後もしばらく表示が続く場合があります。
境界線と住宅地の表示 |
13 | 市町村境界が建設地域境界外にある |
14 | 市町村境界が建設地域境界内にある |
15 | 建設地域境界のない市町村境界 |
16 | 市町村境界が建築境界の背後にある |
A | 建設地域外 |
B | 建設地域内 |
C | 走行距離 |
S54.33-0012-75
機能注意事項およびシステム限界
以下の例は、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットによって検出された画像が使用できない状況、およびマルチファンクション・ディスプレイとオーディオ / COMAND 用ディスプレイ・コントロール・ユニットの表示に使用されない状況です。
市町村入口および市町村出口の標識、あるいは高速道路入口や高速道路出口の標識が立っている速度制限は検知されません。ただし、それらの交通標識は道路定義 (高速道路など) をによって、デジタル・ナビゲーション・マップに保存されます。
P54.32-9967-71
電子制御式の片側交互通行標識は、「見落とされる」か、または間違って解釈されるおそれがあります。可変式交通標識が点滅制御されている場合は、制御している周波数によっては、画像撮影の一定時間周期とずれが生じる場合があります。その結果、可変式交通標識の一部のみが検知されます。
画像が交通標識と正確に一致しない場合、デジタル・ナビゲーション・マップに保存されているスピード値が表示されます。
P54.32-8197-71
外側の円形リングがない可変式交通標識を検知するために、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットに特殊な検出器が導入されています。この種の表示は、主に英国、オランダおよびベルギーで行われています。
P54.32-8194-71
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの水平な視角には限界があります。分岐点を曲がったすぐ近くに設置されている交通標識は、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットによって「見落とされる」ことがあります。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの水平検知角度は ∡ α = 46 °です。
S54.30-4559-82
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの垂直な視角には限界があります。門型式の交通標識は、車両スピードが 160 km/h 以下でないと、確実に読み取ることができません。
あらゆるスピード範囲において検知性能を均一に保つために、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの評価ウインドウは車両スピードが上昇するにしたがい縮小します。その結果として、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの評価ウインドウの限界により、工事現場に使用されているように低い位置に取り付けられた交通標識は、高スピードで通過する場合、「見落とされて」しまいます。
b | 車両スピード 144 km/h の評価ウインドウ |
c | 車両スピード 72 km/h の評価ウインドウ |
P54.30-9917-71
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの解像度は制限されます。幅の広いあるいは車線の多い道路にある交通標識は、マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの評価ウインドウでは明白な識別に必要なサイズに達しないため、「見落とされる」おそれがあります。
P54.30-9846-71
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの感度と動力学には限界があります。そのため、以下の条件にある交通標識は検知されません :
• コントラストの少ない交通標識
• 極端な対向光、または後方からの光
• 弱い照明、暗がり
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットの焦点距離と方位は固定しています。これにより検知されるオブジェクトは露出時間に応じた動作の不鮮明さを伴って表示されます。
マルチファンクション・カメラ (MFK) コントロール・ユニットのこのような動作の不鮮明さと感度は、夜間適合性に限界をもたらします。焦点距離と方位が一定に固定されているため、ごく短い時間内に撮影すべき交通標識が完全に見えている必要があります。
商用車の背面に似たような形がある場合、制限解除標識として誤って分析されるおそれがあります (左図)。
商用車の背面に取り付けられたステッカは、交通標識として誤って分析されるおそれがあります (右図)。
ラジオ (オーディオ / COMAND) のアップデートまたはリセット・プロセスの間、ナビゲーション・システムのデータは使用できないため、故障メッセージが出力される場合もあります。
P54.30-9847-71
P54.30-9848-71
参照文書
- gf5400s9998tra ドライバアシスタントシステムの システム構成部品の一覧表
- gf5400s9998tra