S09.00-A004-79
ブロックダイヤグラム、過給器の機能 |
B2/5 | ホットフィルムエアマスセンサ | B70 | クランクシャフトホールセンサ | |
B4/6 | 高圧フューエルプレッシャセンサ | N3/40 | CDIコントロールユニット | |
B5/2 | ブーストプレッシャセンサ | Y74 | プレッシャレギュレーティングバルブ | |
B5/4 | 低圧ターボチャージャブーストプレッシャセンサ | Y76 | フューエルインジェクタ | |
B11/16 | 水温センサ | Y77/1 | ブーストプレッシャアクチュエータ | |
B16/24 | 温度センサ (ターボチャージャの前) | Y94 | ボリュームコントロールバルブ | |
B17/8 | 温度センサ(インタークーラの後) | O | オプション | |
B28/26 | パティキュレートフィルタ差圧センサ | S | 標準 | |
B60 | 排気ガスプレッシャセンサ |
過給器の機能前提条件概要
• ターミナル87M「オン」(エンジンマネジメント「オン」)
• エンジン作動
CDIコントロールユニット (N3/40) は、クランクシャフトホールセンサ (B70) のシグナルを評価してエンジン作動中を検知します。CDIコントロールユニットは、クランクシャフトホールセンサのシグナルを直接読み取ります。
過給器の概要
過給はシリンダ充填効率を改善します。エンジントルクおよびエンジン出力が上昇します。排気ガスの流体エネルギはターボチャージャの駆動のために利用されます。ターボチャージャはコンプレッサエアインレットのエアフィルタを介して外気を吸入し、これをコンプレッサエアアウトレットを介してインタークーラ前のブーストエアパイプに送ります。
コンプレッサホイールの回転数が上昇して空気の流量が増加すると、空気が圧縮され、加熱されます。このブーストエアは、ブーストエアパイプ経由でインタークーラに流れます。インタークーラがブーストエアを冷却し、これをその他のブーストエアパイプ経由でブーストエアディストリビュータパイプへ転送します。
過給器は、ブーストプレッシャコントロールによって制御されます。ブーストプレッシャは、CDIコントロールユニットによって以下のセンサのシグナルに応じて制御されます:
• CDIコントロールユニット内の大気圧センサ
• ホットフィルムエアマスセンサ (B2/5)
• ブーストプレッシャセンサ (B5/2)
• 低圧ターボチャージャブーストプレッシャセンサ (B5/4)
• 水温センサ (B11/16)
• 温度センサ(インタークーラの後ろ)(B17/8)
• 温度センサ(ターボチャージャの前)(B16/24)
• (パティキュレートフィルタ差圧センサ (B28/26)
• 排気ガスプレッシャセンサ (B60)
• クランクシャフトホールセンサ (B70)
CDIコントロールユニットは、ブーストプレッシャの制御のために、以下のセンサシグナルに応じてブーストプレッシャアクチュエータ (Y77/1) を制御します:
• 大気圧、CDIコントロールユニット内の大気圧センサにより
• 冷却水温度、水温センサ (B11/16) により
• エンジン回転数、クランクシャフトホールセンサ (B70) により
• ブーストプレッシャ、低圧ターボチャージャブーストプレッシャセンサ (B5/4) およびブーストプレッシャセンサ (B5/2) により
• 排気ガスプレッシャ、排気ガスプレッシャセンサ (B60) により
• 吸引されたエアマス、ホットフィルムエアマスセンサ (B2/5) を介して
• パティキュレートフィルタ差圧センサ (B28/26) を介したパティキュレートフィルタ (DPF) のスス含有量
燃料噴射量は、フューエルインジェクタ (Y76) の噴射時間とレール内のフューエルプレッシャによって決定されます。レールのフューエルプレッシャは、高圧フューエルプレッシャセンサ (B4/6) によって検出されます。
CDIコントロールユニットは、燃料噴射量を調整するために以下の構成部品の制御を行います:
• プレッシャレギュレーティングバルブ (Y74)
• フューエルインジェクタ (Y76)
• ボリュームコントロールバルブ (Y94)
過給の機能順序
インプットシグナルを評価した後、CDIコントロールユニットは、特性マップにしたがってブーストプレッシャアクチュエータのポジションを制御します。制御に応じて、ブーストプレッシャアクチュエータはリードベーンのポジションを調整します。可動式リードベーンは、排気ガスをタービンに送るギャップを変えます。そして、タービンに発生するガスプレッシャを、要求されているブーストプレッシャに適合させます。
ターボチャージャのタービン回転数により、過給空気の量およびそのブーストプレッシャが定まります。ブーストプレッシャはブーストプレッシャセンサによって常時モニタされ、CDIコントロールユニットに伝送されます。
ターボチャージャの熱による過負荷および機械的な過負荷から保護するため、排気ガス温度がターボチャージャ前の温度センサを通じて、また排気ガスプレッシャが排気ガスプレッシャセンサを通じてCDIコントロールユニットによりモニタされます。熱による過負荷または機械的な過負荷のおそれがある場合は、ブーストプレッシャが低下されます。
参照文書
- gf0716s9994trf コモンレール式直噴システム (CDI) のシステム構成部品一覧