gf0900p2000old

過給器の機能

種別 gf · トピック 09.00 · バージョン 0101 · 2015-07-28

適用: エンジン 651.9 モデル 205 (205.012/212 以外), 253'

位置付け

機能グループ 1 エンジン › 09 エア・インテーク、過給機 › 09.00 一般 — シリーズ 205(モデル 000, 001, 002, 003, 004, 005, 006, 007, 008, 009, 011, 013, 014, 015, 018, 019, 036, 037, 040, 042, 043, 044, 045, 047, 048, 049, 053, 054, 064, 066, 075, 076, 077, 078, 079, 080, 083, 084, 086, 087, 140, 142, 143, 145, 147, 148, 176, 177, 178, 183, 200, 201, 204, 205, 207, 208, 209, 211, 213, 214, 215, 218, 219, 236, 237, 240, 242, 243, 244, 245, 247, 248, 249, 253, 264, 266, 275, 276, 277, 278, 280, 283, 284, 286, 287, 301, 304, 305, 308, 309, 314, 315, 318, 319, 340, 342, 343, 345, 348, 349, 364, 366, 376, 377, 378, 379, 380, 383, 384, 386, 387, 401, 404, 405, 408, 414, 415, 418, 440, 442, 443, 445, 448, 449, 464, 466, 476, 477, 478, 480, 483, 484, 486, 487) · シリーズ 253 · シリーズ 651(モデル 9**)

GF09.00-P-2000OLD

過給器の機能

13.7.15

エンジン

651.9 モデル 205 (205.012/212 以外), 253

過給器の機能前提条件概要

• ターミナル 87M 「オン」 (エンジン・マネージメント「オン」)

• エンジン作動

ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット (N127) は CDI コントロール・ユニット (N3/9) からシグナル「エンジン作動」を受信します。

過給器の概要

過給器により、シリンダ充填効率が改善されます。それによって、エンジン・トルクと出力が上昇します。過給の際、排気ガスの流体エネルギは両方のターボチャージャの駆動のために利用されます。過給は直列に接続されたサイズの異なる 2 基のターボチャージャによって行われ、これらは作動範囲に応じてさまざまな方式で連携作動します。ターボチャージャはコンプレッサ・エア・インレットのエア・クリーナを介して外気を吸入し、これをコンプレッサ・エア・アウトレットを介してインタークーラ前のブースト・エア・パイプに送ります。

コンプレッサ・ホイールの回転数が上昇すると、その結果空気の流量が増加し、ブースト・エア・パイプ内の空気が圧縮されます。圧縮され、その結果加熱されたブースト・エアは、ブースト・エア・パイプを介してインタークーラへ流れます。これがブースト・エアを冷却し、このエアをブースト・エア・パイプを介してシリンダ・ヘッドへ送ります。

ターボチャージャは、ブースト・プレッシャ・コントロールを介して制御されます。ブースト・プレッシャは、CDI コントロール・ユニットによって以下の値および関連する構成部品に応じて制御されます :

• 大気圧センサ、大気圧の検出のため

• ブースト・エア温度センサ (B17/8)

• 温度センサ (ターボチャージャの前) (B19/11)

• 燃料噴射量は、フューエル・インジェクタ (Y76) のインジェクション・タイムとレール内のフューエル・プレッシャによって決定されます。レールのフューエル・プレッシャは高圧フューエル・プレッシャ・センサ (B4/6) によって検出されます。

• 排気ガス・フラップ・スイッチオーバ・バルブ (Y93)

• ブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサ (Y31/5)

CDI コントロール・ユニットは以下のシグナルに応じて、ブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサをパルス幅変調シグナルで制御します :

• 水温、水温センサ (B11/4) により

• 大気圧、CDI コントロール・ユニット内の大気圧センサにより

• インテーク・エア・プレッシャ、エア・クリーナ後ろのプレッシャ・センサ (B28/11) を介して

• 温度センサ (インタークーラの前) (B17/11)

• エンジン回転数、クランクシャフト・スピード・センサ (B70) により

• ブースト・プレッシャ、低圧ターボチャージャ・ブースト・プレッシャ・センサ (B5/4) およびブースト・プレッシャ・センサ (B5/1) により

• 排気ガス・プレッシャ、排気ガス・プレッシャ・センサ (B60) により

• 吸引されたエアマス、ホット・フィルム・エア・マス・センサ (B2/5) により

• パティキュレート・フィルタ差圧センサ (B28/8) (パティキュレート・フィルタ (コード 474) 装備)、パティキュレート・フィルタ (DPF) のスス含有量

過給の機能順序

機能順序を以下の点について説明します :

• 1200 rpm 以下の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序

• 1200 ~ 2800 rpm の全負荷モードのブースト・プレッシャの機能順序

• 2800 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序

1200 rpm 以下の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序

全負荷モードでエンジン回転数約 1,200 rpm 未満で、両方の排気ガス・フラップ (ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップおよびウェイストゲート) は閉じ、排気ガス流全体は高圧ターボチャージャのタービン・ホイールを介して低圧ターボチャージャのタービン・ホイールへ流れ、その後エグゾースト・システムへ流れます。排気ガス・エネルギの大部分は、高圧ターボチャージャのタービン・ホイールに作用し、これにより必要なブースト・プレッシャの大部分が発生します。

残りの排気ガス・エネルギは低圧ターボチャージャのタービン・ホイールに作用し、これがターボチャージャ・シャフトを介してコンプレッサ・ホイールを駆動させます。そのため低圧ターボチャージャはハイドロリック・ダイナミック・リターダとしては機能しません。ブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサにより制御されたウェイストゲートおよびチェック・バルブは閉じています。

過給器の機能

1200 rpm 以下の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの図

1

高圧ターボチャージャ

2

低圧ターボチャージャ

3

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ

4

ウエストゲート

5

チェック・バルブ

6

エア・クリーナ

7

インタークーラ

8

インテーク・マニホールド

9

エグゾースト・マニホールド

10

EGR プレ・クーラ

11

EGR クーラ

12

EGR バイパス・フラップ

M16/6

スロットル・バルブ・アクチュエータ

Y27/9

EGR アクチュエータ

A

インテーク・エア流

B

排気ガス流

P09.40-2323-76

1,200 ~ 2,800 rpm の全負荷モードのブースト・プレッシャの機能順序

全負荷モードでエンジン回転数 1,200 ~ 2,800rpm 以上のとき、ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップは必要なブースト・プレッシャに応じて開きます。

さらに排気ガス流の大部分は、高圧ターボチャージャのタービン・ホイールを介して低圧ターボチャージャのタービン・ホイールへ流れ、その後エグゾースト・システムへ流れます。

発生したブースト・プレッシャの大部分は、高圧ターボチャージャによって供給されます。

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ・バキューム・トランスデューサによって制御されたブースト・プレッシャ・コントロール・フラップは、特性マップの設定値にしたがってゆっくりと開き (制御される)、その結果低圧ターボチャージャが連続的にオンになります。

約 2,800 rpm 以上のエンジン回転数では、排気ガス・フラップが全開になります。

ブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサにより制御されたウェイストゲートおよびチェック・バルブは引き続き閉じています。

過給器の機能

1,200 ~ 2,800 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャの図

1

高圧ターボチャージャ

2

低圧ターボチャージャ

3

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ

4

ウエストゲート

5

チェック・バルブ

6

エア・クリーナ

7

インタークーラ

8

インテーク・マニホールド

9

エグゾースト・マニホールド

10

EGR プレ・クーラ

11

EGR クーラ

12

EGR バイパス・フラップ

M16/6

スロットル・バルブ・アクチュエータ

Y27/9

EGR アクチュエータ

A

インテーク・エア流

B

排気ガス流

P09.40-2324-76

2,800 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序

エンジン回転数 2,800 rpm 以上では、チェック・バルブ (自動制御で開く) およびウェイストゲートが開きます。低圧ターボチャージャによって生じたブースト・エアは、大部分が高圧ターボチャージャのエア・コンプレッサのエア・ガイド・ハウジングを通り (バイパス) インタークーラへ送られます。これにより低圧ターボチャージャは、必要なブースト・プレッシャを発生させます。高圧ターボチャージャは完全にはバイパスできないため、排気ガス流の一部はさらに高圧タービン・ホイールを作動させます。ブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサにより制御されるウェイストゲートを介して、発生したブースト・プレッシャが制御されます。CDI コントロール・ユニットはブースト・プレッシャ・センサを介して、実際に発生したブースト・プレッシャをモニタします。

ブースト・プレッシャ・センサによって低圧ターボチャージは、低圧ターボチャージャ後のブースト・プレッシャを検知します。実際に発生したブースト・プレッシャを、特性曲線に保存されているブースト・プレッシャおよび低圧ターボチャージャ後ろのブースト・プレッシャと比較することにより、高圧および低圧ターボチャージャの故障を検知することができます。

エア・コンプレッサ・バイパスは差圧に応じて自動制御されており、ばね荷重のかかったチェック・バルブによってブースト・エアは負荷が高くなるまで高圧ターボチャージャの横を流れます。

過給器の機能

2,800 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの図

1

高圧ターボチャージャ

2

低圧ターボチャージャ

3

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ

4

ウエストゲート

5

チェック・バルブ

6

エア・クリーナ

7

インタークーラ

8

インテーク・マニホールド

9

エグゾースト・マニホールド

10

EGR プレ・クーラ

11

EGR クーラ

12

EGR バイパス・フラップ

M16/6

スロットル・バルブ・アクチュエータ

Y27/9

EGR アクチュエータ

A

インテーク・エア流

B

排気ガス流

P09.40-2325-76

過給器の機能

図はエア・コンプレッサ・バイパスが閉じた状態のターボチャージャ

1

チェック・バルブ

2

リターン・スプリング

P09.40-2381-12

過給器の機能

図はエア・コンプレッサ・バイパスが開いた状態のターボチャージャ

1

チェック・バルブ

P09.40-2380-12

過給器の電気システムの機能説明図

PE09.00-P-2050-97FBE

コモン·レール·ディーゼル·インジェクション (CDI) システム構成部品の一覧表

GF07.16-P-9997OLD

参照文書