gf0710p1041orb

エンジン·コントロール·スタート·ストップ機能

種別 gf · トピック 07.10 · バージョン 0100 · 2014-06-26

適用: エンジン 626 モデル 205'

位置付け

機能グループ 1 エンジン › 07 混合気生成 › 07.10 エレクトロニック・エンジン・タイミング/エンジン・コントロール — シリーズ 205

エンジン/トランスミッションにも適用: 626 ***

GF07.10-P-1041ORB

エンジン·コントロール·スタート·ストップ機能

12.6.14

エンジン

626 モデル 205

ECO スタート・ストップ機能は、エンジン側と車両電源回路側に分かれています。

部分機能「エンジン・マネージメント・スタート・ストップ機能」は、エンジン・マネージメントの観点から考察されます。

部分機能「エネルギ・マネージメント・スタート・ストップ機能」に関するインフォメーションは、機能説明「エネルギ・マネージメント機能」に収録されています。

エンジン・マネージメント・スタート・ストップ機能の機能前提条件の概要

• エンジン作動

• 外気温度範囲 : – 10 °C ... 40 °C

• ‌システム・ダイアグノシス終了および故障なし

• 前進走行で一回 8 km/h の車速制限超過

• 15 km/h の車速制限超過を超低速走行プロセス後の前進走行で一回

エンジン・マネージメント・スタート・ストップ機能の概要

車両が停止している状態では、スタート・ストップ機能はエンジンを自動的に停止し、運転者が発進を試みるとただちに再び始動させます。停車状態でエンジンをオフにすることにより、燃料消費量と排気ガス・エミッションが低下します。

リモコン・キー (A8/1) またはキーレス・ゴー・スタート・ストップ・ボタン (S2/3) (キーレス・ゴー (コード 889) 装備) での従来通りのエンジンの停止と始動も、引き続き可能です。

CDI コントロール・ユニット (N3/9) は常時‌システム・ダイアグノシスを実行し、ECO スタート・ストップ機能のシステム・ステータスを評価します。

ECO スタート・ストップ機能に関与するすべてのシステムは、常にそのステータスを点検し、これをシャーシ FlexRay (Flex E)、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット (N127) またはドライブ CAN (CAN C1) 経由で CDI コントロール・ユニットに送信します。

機能前提条件が満たされると、スタート・ストップ機能のスタンバイ状態が「ECO」アイコンによってインストルメント・クラスタ (A1) に表示されます。

エンジン・マネージメント・スタート・ストップ機能の機能順序

ECO スタート・ストップ機能は、以下の部分機能で構成されています :

• 自動エンジン・ストップの機能順序

• 自動エンジン・スタートの機能順序

• エンジン強制スタートの機能順序 (システムによるスタート)

自動エンジン・ストップの機能順序

以下の機能前提条件がすべて満たされている場合、エンジンが CDI コントロール・ユニットによって作動停止します :

• 車両スピード 0 km/h (オートマチック・トランスミッションの場合)

• 水温 70 °C以上 (外気温度 -30 °C~ -10 °Cの場合)

• 水温 60 °C以上 (外気温度 -9 °C~ 14 °Cの場合)

• 水温 15 °C以上 (外気温度 15 °C~ 60 °Cの場合)

• 水温 110 °C未満

• エンジン・オイル温度 15 °C~ 120 °C

• エンジン回転数が基準値範囲内

• トランスミッション・オイル温度 10 °C~ 120 °C

• ギヤ・レンジ「D」または「N」(オートマチック・トランスミッションの場合)

• アクセル・ペダル操作せず

• 車両が停止するまでフット・ブレーキを操作

• 外気圧 725 mbar 以上

• BAS ブレーキ・ブースタ内の十分なバキューム (-1150 mbar ~ 130 mbar)

• エンジン・フードが閉じている

• クラッシュ・シグナルなし

• ステアリング・ホイール・アングル・スピードが基準値範囲内

• 車両電源回路の状態が正常

• 運転席ドアが閉じている

• 運転席シートベルトが着用されている

• 車内温度が制御されている

• フューエル・タンクの充填レベル 2 l 以上

• パティキュレート・フィルタ・システムがスタンバイしている

• スタート・ストップ関連のエンジン・ダイアグノシスまたは認識機能が作動していない

• 温度管理がファン・アフタ・ランニングを必要としていない

• 排気ガス後処理システムがスタンバイしている

• スタート・ストップ関連のエラーが保存されていない

• エマージェンシ・ブレーキをこれまでに行っていない

CDI コントロール・ユニットは、スタータ・ストップ機能のために、以下のセンサおよびシグナルを読み取ります :

• フューエル・タンク左燃料計充填レベル・センサ (B4/1)

• フューエル・タンク右燃料計充填レベル・センサ (B4/2)

• 水温センサ (B11/4)

• アクセル・ペダル・センサ (B37)、アクセル・ペダル操作

• フューエル温度センサ (B50)、フューエル温度

• クランクシャフト・スピード・センサ (B70)、エンジン回転数

• DPF 差圧センサ (B28/8)、パティキュレート・フィルタの飽和度

• インストルメント・クラスタ、ユーザ・インタフェース CAN (CAN-HMI)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73)、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で車両スピード

• 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10)、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびエンジン CAN (CAN C) 経由で間接クラッシュ・シグナル

• 運転席シートベルト・ステータス

フロント SAM コントロール・ユニット (N10/6)、車内 CAN (CAN B)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で :

• エンジン・ストップ禁止

• エンジン・スタート要求

クライメート・コントロール・コントロール・ユニット (N22/1)、車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で :

• エアコン・ステータス

• エンジン・ストップ禁止

• エンジン・スタート要求

エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/4)、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で :

• ホイール・スピード

• ブレーキ操作

• エンジン・ストップ禁止

• エンジン・ストップ作動 OK

• エンジン・スタート要求

• エアマチック・コントロール・ユニット (N51/3) (ドライブ・ダイナミック・パッケージ 2.0 (ADS+ 付き) (コード 483) 装備、エアマチック (コード 489) 装備)

• エンジン・ストップ禁止

• エンジン・スタート要求

レーダ・センサ・コントロール・ユニット (N62/1) (ドライブ・アシスト・パッケージ (コード 23P) 装備)、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で :

• エンジン・トルク要求、上昇

• エンジン・トルク要求、低下

• ステアリング・ホイール・アングル・スピード

左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1)、車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で :

• エンジン・ストップ禁止

• 運転席ドアが閉じている

ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80)、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN 経由で :

• ステアリング・ホイール・アングル

• フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット (N118)、ドライブ CAN 経由でフューエル・プレッシャ

• 完全一体型トランスミッション・コントロール・ユニット (Y3/8n4)、ドライブ CAN 経由でシフトされているギヤ・レンジ

自動エンジン・ストップが実行された後、車速限度 8 km/h を上回らない自動エンジン・ストップが最大 3 回許可されます。

4 回目のエンジン・スタートの後は、再度エンジン・ストップするには 8 km/h のスピードを上回ることが必要です。

自動エンジン・ストップ時にエンジン・フードを開けると、ECO スタート・ストップ機能が作動停止し、インストルメント・クラスタ内のすべてのアイコンが点灯します。エンジンは、リモコン・キーまたはキーレス・ゴー・スタート・ストップ・ボタン (キーレス・ゴー (コード 889) 装備) で新たに始動させる必要があります。

自動エンジン・スタートの機能順序

ブレーキ解除あるいはアクセル・ペダル操作の場合は、エンジンが自動的にスタートします。

CDI コントロール・ユニットは、リレー (ターミナル 50、スタータ) (K40/8kH) をグラウンド・シグナルにより制御します。リレーのパワー・コンタクトは閉じ、スタータ (M1) のソレノイド・スイッチは「ターミナル 50」で「ターミナル 30」から電圧供給されます。

ドライブ CAN 経由でフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは CAN シグナル「燃料基準圧力」を CDI コントロール・ユニットから受信し、これにしたがいフューエル・ポンプ (M3) をパルス幅変調シグナルで制御します。

エンジン強制スタートの機能順序 (システムによるスタート)

保護機能として、部分機能「エンジン強制スタート」が使用できます。この機能では、以下の機能前提条件のいずれかが満たされていると、エンジンが自動的に (運転者のアクションなしで) CDI コントロール・ユニットにより強制スタートします :

• 車両電源回路の状態がエンジン作動を要求

• 水温が 125 °C以上

• 最大 3 分間のエンジン・ストップ時間を超えている

• エアコンがエンジン作動を要求 (例 : ウインドウがくもる)

• BAS ブレーキ・ブースタのバキュームが基準範囲外 (-1150 mbar ~ 130 mbar)

• 運転席着席検知

• 車両スピード 10 km/h 以上 (前進走行の場合) および 4 km/h 以上 (後退の場合)

• 以下のシステムのシステム・エラーまたはコミュニケーション・エラー : 運転席着座、ステアリング、バッテリ電圧、ブレーキおよびマネージメント・システム、アクセル・ペダル、トランスミッション、スタータ、エンジン、シャーシ

リバース・ギヤにシフトすると超低速走行プロセスが検知され、ECO スタート・ストップ機能が作動解除されます。エンジンがエンジン・ストップ状態にあるとシステムによるスタートが行われ、エンジン作動時にはエンジン・ストップが作動しないようになります。ECO スタート・ストップ機能は引き続き、前進ギヤにシフトしたとき、および車両スピードが 15 km/h を超えたときに再び作動します。

運転席ドアが開く、運転席のシートベルト・バックルが開く、または ECO スタート・ストップ機能がオフになる場合も、エンジンはスタートします。

エンジン・スタート・ストップの電気システムの機能説明図

PE07.10-P-2722-97FBF

コモン·レール·ディーゼル·インジェクション (CDI) システム構成部品の一覧表

GF07.16-P-9997ORB

参照文書