gf0710p1007mnd

スタート、アフタ·スタートおよびウォームアップ·エンリッチメントの機能

種別 gf · トピック 07.10 · バージョン 0101 · 2016-12-13

適用: エンジン 276.8 モデル 213, 238'

位置付け

機能グループ 1 エンジン › 07 混合気生成 › 07.10 エレクトロニック・エンジン・タイミング/エンジン・コントロール — シリーズ 213 · シリーズ 238

エンジン/トランスミッションにも適用: 276 8**

GF07.10-P-1007MND

スタート、アフタ·スタートおよびウォームアップ·エンリッチメントの機能

25.11.2016

エンジン

276.8 モデル 213, 238

スタート、アフタ·スタートおよびウォームアップ·エンリッチメントの機能

エンリッチメント率/タイムダイヤグラム

a

スタート

b

アフタスタートエンリッチメント制御開始

c

ウォームアップエンリッチメントの開始

t

時間

t1

スタートエンリッチメント(時間例:2 秒)

t2

アフタスタートエンリッチメント(時間例:15 秒、水温15 °C)

t3

ウォームアップエンリッチメント(時間はクーラント温度に相応)

A

エンリッチメント率

P07.61-2691-01

スタート、アフタスタートおよびウォームアップエンリッチメントの機能前提条件概要

• ターミナル87M(エンジンマネージメントオン)

• エンジン作動

機能「燃料供給」で説明している通り、機能前提条件「エンジン作動」には燃料低圧回路および燃料高圧回路の全機能順序が含まれます。

スタート、アフタスタートおよびウォームアップエンリッチメントの概要

冷間始動時に安定した静かなエンジンの作動を得るために、MEコントロールユニット (N3/10) は混合気をリッチにします。

スタート、アフタスタートおよびウォームアップエンリッチメントの機能順序

機能順序は以下のサブ機能に分けられます:

• スタートエンリッチメントの機能順序

• アフタスタートエンリッチメントの機能順序

• ウォームアップエンリッチメントの機能順序

スタートエンリッチメントの機能順序

エンジン冷間始動を軽減するために、エンジン始動中にさらに多くの燃料が噴射されます。

スタートエンリッチメントのためのインジェクションタイムの算出は、MEコントロールユニットによって、以下のシグナルに基づいて行われます:

• 水温センサ (B11/4)

• クランクシャフトスピードセンサ (B70)、エンジン回転数

• 「ターミナル30」からの電装品用バッテリ (G1) 電圧

• エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット (N73)、シャーシFlexRay (Flex E)、ドライブトレインコントロールユニット (N127) およびドライブCAN (CAN C1) 経由で「ターミナル50シグナル」

• エンジンの停止時間

MEコントロールユニットは、「ターミナル50シグナル」を受信すると、フューエルインジェクタ (Y76) のインジェクションタイムを延長します。

スタートエンリッチメントは、水温と関連するエンジン回転数を超過するまで、作動し続けます。水温が上昇すると、MEコントロールユニットが算出するインジェクションタイムは短くなります。

インジェクションタイムはバッテリ電圧によっても異なります。バッテリ電圧が低いときにも、十分な始動燃料噴射量を得るためにMEコントロールユニットは、インジェクションタイムを延長します。

バッテリ電圧約 7  V未満ではエンジンスタートは不可能です。

アフタスタートエンリッチメントの機能順序

エンジンをスムーズに回転させるために、冷間始動後、短時間、混合気はリッチにされます。冷えたシリンダ摺動面で凝結した燃料は、アフタスタートエンリッチメントによって元に戻ります。

アフタスタートエンリッチメントのためのインジェクションタイムの算出は、以下のシグナルに基づきMEコントロールユニットによって行われます:

• 水温センサ、スタート時の水温

• スタート後の燃焼周期

• 完全一体型トランスミッションコントロールユニット (Y3/8n4)、ドライブCAN経由でセレクタレバーポジション

• XENTRY Diagnosticsによる修正プログラム入力

エンジンには特性曲線に従って、MEコントロールユニットにより燃料が追加噴射されます。MEコントロールユニットはそのために、フューエルインジェクタのインジェクションタイムを延長します。

ウォームアップエンリッチメントの機能順序

スタートおよびアフタスタートエンリッチメントの後、ウォームアップコントロールによって混合気がさらにリッチにされます。冷えたピストン摺動面で凝結した燃料は、ウォームアップエンリッチメントによって元に戻ります。ウォームアップエンリッチメントのためのインジェクションタイムの算出は、以下のシグナルに基づきMEコントロールユニットによって行われます:

• 左および右インテークカムシャフトスピードセンサ (B6/4、B6/5)、インテークカムシャフトポジション

• 左および右エグゾーストカムシャフトスピードセンサ (B6/6、B6/7)、エグゾーストカムシャフトポジション

• 水温センサ

• ブーストエア温度センサ (B17/8)

• プレッシャセンサ(スロットルバルブの後) (B28/7)、エンジン負荷

• クランクシャフトスピードセンサ、エンジン回転数

• XENTRY Diagnosticsによる修正プログラム入力

エンジンには特性曲線に従って、MEコントロールユニットにより燃料が追加噴射されます。MEコントロールユニットはそのために、フューエルインジェクタのインジェクションタイムを延長します。イグニッションコイル(シリンダ1~6) (T1/1~T1/6) のイグニッションアングルは暖機運転時に、専用の特性マップによって決定されます。

左右インテークカムシャフトアクチュエータ (Y49/4、Y49/5) と、左右エグゾーストカムシャフトアクチュエータ (Y49/6、Y49/7) が、バルブオーバラップによりEGRレシオを決定します。その際、高温の排気ガスが燃焼室を加熱するため、燃料の蒸気が上昇し、燃料のエンリッチメントは減少します。

アイドル回転数の近接領域では、インジェクションタイムは主としてスタート時の水温に応じて変化します。部分負荷のときは、エンジン負荷が決め手になります。ラムダコントロールは作動するとすぐに、インジェクションタイムをモニタします。

スタート、アフタスタートおよびウォームアップエンリッチメントの電気システムの機能説明図

PE07.10-P-2707-97DBF

直接噴射型ガソリン·インジェクションおよびイグニッション·システムのシステム構成部品の一覧

GF07.70-P-9998MND

参照文書