専用狭域通信全体の機能前提条件
• ターミナル 15R オン (エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) から車内 CAN (CAN B) を介して)
• 輸送モードが作動していないこと
• ETC カードが挿入されていること
専用狭域通信全体
専用狭域通信 (DSRC) システムは以下の機能に分けられます:
• 車両から ETC システムで通行料金を支払う
• 受信範囲 5.8 GHz で道路交通情報通信システム (VICS) サービスを使用
ETC システムは料金精算所での支払いの他に、COMAND ユニット (A40/3) で作成した、清算済みの支払いの詳細な一覧表も含みます。
VICS を介して提供されるサービスは、例えば以下があります:
• 前方区間にある障害物を警告
• 前方区間の交通条件についてのインフォメーション
• 分かれていた車線が前方区間でつながる場合の警告
• エレクトロニック方向指示標識
• 災害早期警告システムのメッセージ (地震および津波警報など)
専用狭域通信の機能順序
データを送受信するため、車両に ETC/DSRC アンテナ (A2/94) および専用狭域通信コントロール・ユニット (A50/6) が取り付けられています。専用狭域通信コントロール・ユニットは ETC/DSRC アンテナを介して料金精算所と通信して、周波数帯域 5.8 GHz の VICS インフォメーションを受信します。
ETC システムには特殊な ETC カードが必要で、そのカードが専用狭域通信コントロール・ユニットに挿入されている必要があります。このカードには、ユーザーについてのすべてのデータおよび支払済み料金の証明がメモリされています。
ボディ側では専用狭域通信コントロール・ユニットがユニバーサル・シリアル・バス (USB) インタフェースを介して COMAND ユニットと接続されています。ETC および VICS 機能用シグナルは、この接続を介して COMAND ユニットに転送されます。COMAND ユニットは聴覚的メッセージをスピーカ・システムを介して出力するか (サウンド・システム (コード 810) 非装備)、あるいはそれをメディア志向型システム伝送 (MOST) を介してサウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (N40/3) に転送し、同ユニットがスピーカ・システムを制御します。
COMAND ユニットは視覚的メッセージを低電圧ディファレンシャル・シグナル (LVDS) ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイ (A40/8) に送信し、オーディオ / COMAND 用ディスプレイの制御はテレマチック CAN (CAN A) を介して行われます。
以下の場合には、ETC 音声メッセージがスピーカ・システムを介して出力され、同時にオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます:
• ETC カードが挿入されていない。
• ETC カードの読取りエラーを検知。
• ETC カードが認識されません。
• ETC カード・リーダの故障を検知。
• 料金精算所とのコミュニケーション・エラーを検知。
• 最近の料金支払いに関する詳細なインフォメーションがある。
• 支払いプロセスが正常に終了 (ピー音)。
以下の場合、専用狭域通信コントロール・ユニットの LED がエラーを示します (LED が赤く点滅):
• 無効の ETC カードが挿入されている
• ETC カードが間違って挿入されている
• ETC カード・リーダの不具合
ETC カードが挿入され、専用狭域通信コントロール・ユニットがエラーを検知しない場合、LED は緑に点灯します。
参照文書
- gf8285p9999rd テレマチック·システム構成部品の一覧表