機能前提条件の概要
• シグナル「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」が 3 秒以上発信されている:
CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジンの場合) あるいは ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジンの場合) は、シグナル「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン、スタンバイ」をドライブ CAN (CAN C1)、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット (N127)、シャーシ FlexRay (Flex E)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) および車内 CAN (CAN B) を介して、フロント SAM コントロール・ユニット (N10/6) に送信します。
ワイパ・パーク・ポジション・ヒータの概要
空気力学上最適な位置にワイパ・アームを配置するには、ワイパ・パーク・ポジションを暖房する必要があります。これは、車内のデフロスタ・ノズルではこの部分を十分に暖房できないためです。
外気温度が5 °C未満になると、ワイパパークポジションヒータ (R2/10) によって、パーキングポジションにあるワイパブレードの凍結が防止されます。
ワイパ・パーク・ポジション・ヒータの機能には、以下の部分機能があります:
• 外気温度に応じたワイパ・パーク・ポジション・ヒータの機能順序
• ワイピング・モードに応じたワイパ・パーク・ポジション・ヒータの機能順序
外気温度に応じたワイパ・パーク・ポジション・ヒータの機能順序
フロントSAMコントロールユニットは、外気温度が5 °C未満の場合にワイパパークポジションヒータを自動的にオンにします。
外気温度は外気温度センサ (B14) によって検知されます。フロント SAM コントロール・ユニットは外気温度センサのシグナルを読み取り、そこから外気温度を算出します。
ワイパパークポジションヒータは、測定された外気温度に応じて1イグニッションサイクルあたり1回、以下のように作動します:
• 0 °C ~ 5 °Cの場合、5分間
• -10 °C ~ 0 °Cの場合、10分間
• -20 °C ~ -10 °Cの場合、15分間
• -30 °C ~ -20 °Cの場合、20分間
• -40 °C ~ -30 °Cの場合、25分間
8 °Cになると、ワイパパークポジションヒータは停止します。
外気温度が1 °C以下のときにクライメートコントロール操作ユニット (N58/1) のデフロスタボタン (N58/1s21) でデフロスタ機能を要求すると、ワイパパークポジションヒータも同様にオンになります。
デフロスタボタンの操作はクライメートコントロール操作ユニットにより読み取られます。クライメートコントロール操作ユニットはデフロスタボタンのステータスをエアコン操作LIN (LIN B8-3)、クライメートコントロールコントロールユニット (N22/1) および車内CANを介してフロントSAMコントロールユニットに送信します。
ワイピング・モードに応じたワイパ・パーク・ポジション・ヒータの機能順序
外気温度が3 °C未満で、「外気温度に応じたワイパパークポジションヒータ」機能が終了し、3つのワイパ要求が15秒以内に出される場合は、ワイパパークポジションヒータがオンになります。
外気温度が6 °Cを超える場合、または2分以内にワイパ要求が出ない場合は、ワイパパークポジションヒータが停止します。
ワイパ要求はコンビ・スイッチ (S4) のスイッチ・ポジションにより定義されます。ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80) がコンビ・スイッチのスイッチ・ポジションを読み取り、シャーシ FlexRay、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して、フロント SAM コントロール・ユニットに送信します。
ウインドウウォッシャポンプ (M5/1) またはデイアンドナイトビューアシスト遠距離カメラウォッシャ液ポンプ (M5/2)(ナイトビューアシスト(コード610)の場合)が制御されると、ワイパパークポジションヒータの制御が中断されます。ウインドウウォッシャポンプまたはデイアンドナイトビューアシスト遠距離カメラウォッシャ液ポンプが動作を停止すると、ワイパパークポジションヒータは5秒後に再び作動します。
エネルギ・マネージメントは、ワイパ・パーク・ポジション・ヒータを同様に中断させることがあります。所要時間は中断終了後に埋め合わせされます。詳細なインフォメーションは、独立したドキュメントに記載されています。
参照文書
- gf8230p9996lf ウインドウ・ワイパ・システムのシステム構成部品の一覧