gf8050p2004fr

盗難防止警報装置のアラーム作動の機能

種別 gf · トピック 80.50 · バージョン 0102 · 2019-04-23

適用: モデル 257, 290 コード 551 装備 (盗難防止警報装置 (EDW))'

位置付け

機能グループ 3 ボディ › 80 セントラル・ロッキング・システム、コンフォート・アクチュエーション、スタータ・ロックアウト・システム › 80.50 盗難警報装置(EDW)、車内監視システム/牽引防止装置 — シリーズ 257 · シリーズ 290

GF80.50-P-2004FR

盗難防止警報装置のアラーム作動の機能

05.04.2019

モデル

257, 290

コード 551 装備 (盗難防止警報装置 (EDW))

機能前提条件の概要

• 盗難防止警報装置 (EDW) のスタンバイ

フロント SAM コントロール・ユニット (N10/6) は、EDW のステータスを車内 CAN (CAN B) を介してルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニット (N70) に送信します。

EDW アラーム作動の概要

スタンバイした EDW のアラーム・インプットがその静止状態を終了すると、EDW アラームが作動します。

電圧降下時の動作

EDWの作動電圧域は9 ~ 16 Vに限定されています。電圧が 9 V を下回ると、光と音によるアラームを出力することができなくなります。

EDW アラーム作動機能には、以下の部分機能があります:

• ドア、トランクリッド、テールゲートまたはエンジンフードが開けられることによるアラーム作動の機能順序

• 車両傾斜の変化によるアラーム作動の機能順序(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• 駐車時損傷検知の場合のアラーム作動の機能順序(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• 車内での動きによるアラーム作動の機能順序(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• ガラス破損によるアラーム作動の機能順序(モデル290、車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• アラーム・サイレン (H3/1) とのコミュニケーション中断によるアラーム作動の機能順序 (車内保護および牽引防止装置 (コード 882) 装備)

• パニック・アラームによるアラーム作動の機能順序 (ワイヤレス・リモコン (パニック・スイッチ付き) (コード 763) 装備)

• アラーム出力の機能順序

ドア、トランクリッド、テールゲートまたはエンジンフードが開けられることによるアラーム作動の機能順序

以下のスイッチのいずれかが静止状態でなくなると、ただちにフロント SAM コントロール・ユニットがアラームを作動します:

• 左フロント・ドア・ドア・ロック (A85) の左フロント・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチ (A85s2)

• 右フロント・ドア・ドア・ロック (A85/1) の右フロント・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチ (A85/1s2)

• 左リヤ・ドア・ドア・ロック (A85/3) の左リヤ・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチ (A85/3s2)

• 右リヤ・ドア・ドア・ロック (A85/4) の右リヤ・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチ (A85/4s2)

• トランク・リッド / テール・ゲート・ロック・メイン・ラッチ・スイッチ (A85/5s1)、トランク・リッド / テール・ゲート・ロック (A85/5) 内

• 運転席側エンジンフードコンタクトスイッチ (S62/43)

左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1) は左フロント・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチのステータスを直接読み取り、車内 CAN を介してこれをフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。右フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/2) は右フロント・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチのステータスを直接読み取り、車内 CAN を介してこれをフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

左リヤ・ドア・コントロール・ユニット (N69/3) は左リヤ・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチのステータスを直接読み取り、車内 CAN を介してこれをフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。右リヤ・ドア・コントロール・ユニット (N69/4) は右リヤ・ドア・メイン・ラッチ・マイクロスイッチのステータスを直接読み取り、車内 CAN を介してこれをフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

リヤ SAM コントロール・ユニット (N10/8) はトランク・リッド / テール・ゲート・ロック・メイン・ラッチ・スイッチのステータスを直接読み取り、車内 CAN を介してこれをフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

フロントSAMコントロールユニットは運転席側エンジンフードコンタクトスイッチのステータスを直接読み取り、他のすべてのアラームインプットのステータスを評価します。

再度アラームを作動させるためには、まず、該当するスイッチを静止状態へ戻す必要があります。10 秒の静止状態が経過すると、音によるアラームが未処理でない場合は、同じスイッチによって再びアラームを作動できます。

ロックされている車両をエマージェンシ・キーでロック解除してドアを開くと、EDW がアラームを作動させます。

車両傾斜の変化によるアラーム作動の追加機能前提条件(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• 牽引防止装置がスタンバイ解除されていない

車両傾斜の変化によるアラーム作動の機能順序(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットに内蔵されている傾斜センサがアラーム出力に相当する傾斜の変化を検知すると、アラームが出力されます。ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットは、このためにシグナルを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

作動基準

車両傾斜の変化 (水平軸回り) が約 1.2°。

アラームの作動は、車両が持ち上げられてホイールが地面から離れる前に行われます。

駐車時損傷検知の場合のアラーム作動の追加機能前提条件(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• 牽引防止装置がスタンバイ解除されていない

駐車時損傷検知の場合のアラーム作動の機能順序(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

ルーフオペレーティングコントロールユニットに内蔵されている傾斜センサが駐車時損傷を引き起こした可能性がある衝撃を検知すると、考えられる損傷領域の表示を伴うメッセージが送信されます。

ルーフオペレーティングコントロールユニットはこのために車内CAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット (N73) およびユーザインタフェースCAN (CAN HMI) を介してシグナルをヘッドユニット (A26/17) に送信します。ヘッドユニットは該当する画像データを生成し、オン要求をテレマチックCAN (CAN A) を介してオーディオ/COMAND用ディスプレイ (A40/8) に送信します。画像データは、HSVL ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに伝送されます。ターミナル15が次回オンにされたときに、該当するメッセージがオーディオ/COMAND用ディスプレイに表示されます。エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットはターミナル15のステータスをユーザインタフェースCANを介してヘッドユニットに送信します。

HERMES LTE(コード362)装備の場合、ルーフオペレーティングコントロールユニットはさらにシグナルを車内CAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびダイアグノシスCAN (CAN D) を介してHERMESコントロールユニット (N112/9) に送信します。該当するサービスがオンになっている場合、HERMESコントロールユニットはお客様の携帯電話に表示を開始します。

モデル 257, 290
コード 551 装備 (盗難防止警報装置 (EDW))
コード 852 装備 (盗難防止警報システム (EDW) センサ)
駐車時損傷はEDWアラームを作動させません。

車内での動きによるアラーム作動の追加機能前提条件(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

• 車内保護システムがスタンバイ解除されていない

車内での動きによるアラーム作動の機能順序(盗難防止警報装置 (EDW) 用センサ(コード852)装備または車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

左車内保護システム送信機 (N70a2) および右車内保護システム送信機 (N70a3) が車内に超音波シグナルを発信します。超音波シグナルは車内保護システム受信機 (N70a1) により受信されます。車内で動きが検知され、アラームに該当すると評価された場合は、アラームが作動します。ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットはシグナルを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

以下の状態では、車内保護システムの感度が低下します:

• サイドウインドウ、スライディングルーフ(スライディングルーフ(コード414)装備)が開いているか、初期設定解除されている

• ベンチレーション作動 (エバポレータ乾燥など)

モデル 290
コード 414 装備 (スライディング・ルーフ)
コード 551 装備 (盗難防止警報装置 (EDW))
レイン・クローズ機能の作動中は、車内のモニタは行われません。クローズ後、または 35 秒経過後、車内保護システムが再び作動します。トランク・リッドまたはテール・ゲートをリモコン・キー (A8/1) で開いた場合、車内保護システムは作動解除されます。コンフォート・クロージング中は、車内のモニタは行われません (超音波は作動停止)。

ガラス破損によるアラーム作動の機能順序(モデル290、車内保護および牽引防止装置(コード882)装備)

ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットは、以下のセンサのステータスをモニタします:

• 左リヤ・ガラス破損センサ (B39)

• 右リヤ・ガラス破損センサ (B39/1)

• リヤ・ウインドウ・ガラス破損センサ (B39/4)

リヤのサイド・ウインドウおよびリヤ・ウインドウのガラスには、コンタクト・ループが組み込まれています。

ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットによりガラス破損センサに対する遮断が検知されると、アラーム出力が行われます。ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットは、EDW アラームの出力要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

いずれかのガラス破損センサによりアラームが作動すると、他のガラス破損センサは非作動状態になります (直列接続)。

アラーム・サイレンとのコミュニケーション中断によるアラーム作動の機能順序 (車内保護および牽引防止装置 (コード 882) 装備)

アラーム・サイレンは約 0.6 秒周期でルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットからアラーム・システム LIN (LIN B14) を介して要求を受信します。この要求に対しアラーム・サイレンが 1 秒以内に応答しない場合 (コミュニケーション失敗)、ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットおよびアラーム・サイレンはアラームを作動します。アラーム・サイレンが電源電圧の損失を検知すると、同じく自動的に音によるアラームが作動します。

ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットはシグナルを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。

パニック・アラームによるアラーム作動の機能順序 (ワイヤレス・リモコン (パニック・スイッチ付き) (コード 763) 装備)

リモコン・キーのパニック・アラーム・ボタンを約 2 秒間操作すると、リモコン・キーは無線シグナルをリヤ・ウインドウ・アンテナ (A2/32) および FM、AM、ZV、DAB およびキーレス・ゴー・アンテナ・アンプ (A2/18) を介してキーレス・ゴー・コントロール・ユニット (N69/5) に送信します。キーレス・ゴー・コントロール・ユニットは、このシグナルを車内 CAN を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。

エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはリモコン・キーのアクセス認証コードを点検し、アクセス認証コードが有効な場合は、要求「パニック・アラーム作動」を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。フロント SAM コントロール・ユニットは EDW アラームを作動させます。

リモコン・キーのパニック・アラーム・ボタンを短く押すと、パニック・アラームは中断します。機能中断の際のシグナルの流れは作動と同じです。

アラーム出力の機能順序

光によるアラーム出力

EDW アラームが作動すると、フロント SAM コントロール・ユニットはハザード・ウォーニング・ランプ機能を車内 CAN を介してオンにします。車両のすべてのターン・シグナルが同時に制御されます。

さらに、フロント SAM コントロール・ユニットはインテリア・イルミネーションをオンにします。

音によるアラーム出力

音によるアラームの出力は、車内保護および牽引防止装置 (コード 882) 装備車の場合はアラーム・サイレンの制御によって行われ、車内保護および牽引防止装置 (コード 882) 非装備車の場合は左ホーン (H2) および右ホーン (H2/1) の制御によって行われます。

アラーム・サイレンは、ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットがアラーム・システム LIN を介して制御します。

ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットはシグナルを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。ホーンがフロント SAM コントロール・ユニットによって直接制御されます。

音によるアラームの終了後に新しいアラームが開始した場合にのみ、新たなアラームが出力されます。1つの作動サイクルで出力されるアラームの回数は、国別仕様に応じて、3回または10回(ベルギー、オランダおよび英国)です。

音による警報は30秒(27秒+3秒ポーズ)および光による警報は300秒(10x27秒+10x3秒ポーズ)作動します。                           
以下の条件では、音によるアラームが 300 秒に延長されます:

• 電源ラインの断線 (ベルギー、オランダおよび英国仕様のみ)

• いずれかのドア、エンジン・フード、トランク・リッドまたはテール・ゲートがこじ開けられ、開いたままになっている (英国仕様のみ)

中断条件:リモコンキーでのZVのオープンまたはキーレスゴースタート/ストップボタン (S2/3) の操作によりアラーム出力が中断されます。

エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは、ZV のステータスおよびターミナル 15 のターミナル・ステータスを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信し、これによって作動中のアラームが終了します。

携帯電話へのアラーム出力(HERMES LTE(コード362)装備)

該当するサービスがオンになっている場合、HERMESコントロールユニットはお客様の携帯電話にアラーム表示を開始します。その後アラームは携帯電話によっても解除することができます。

ルーフオペレーティングコントロールユニットはそのためにシグナルを車内CAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびダイアグノシスCANを介してHERMESコントロールユニットに送信します。

盗難防止警報装置のアラーム作動の電気システムの機能説明図

PE80.50-P-2053-97XBA

盗難防止およびロックのシステム構成部品の一覧表

GF80.00-P-9999FR

参照文書