gf0900s2000trb

過給器の機能

種別 gf · トピック 09.00 · バージョン 0102 · 2014-12-16

適用: エンジン 651.9 モデル 447'

位置付け

機能グループ 1 エンジン › 09 エア・インテーク、過給機 › 09.00 一般 — シリーズ 447 · シリーズ 651(モデル 9**)

GF09.00-S-2000TRB

過給器の機能

2.12.14

エンジン

651.9 モデル 447

過給器の機能前提条件概要

• ターミナル 87M 「オン」 (エンジン・マネージメント「オン」)

• エンジン作動

インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニット (A1/1) (モデル 447.6、447.7) およびユーザ・インターフェース CAN 用ゲートウェイ (N93/4) (モデル 447.8) は CDI コントロール・ユニット (N3/33) からシャーシ CAN (CAN E) 経由でインフォメーション 「エンジン作動」を受信します。

過給器の概要

過給器により、シリンダ充填効率が改善されます。それによって、エンジン・トルクと出力が上昇します。過給の際、排気ガスの流体エネルギは両方のターボチャージャの駆動のために利用されます。過給は直列に接続されたサイズの異なる 2 基のターボチャージャによって行われ、これらは作動範囲に応じてさまざまな方式で連携作動します。ターボチャージャはコンプレッサ・エア・インレットのエア・クリーナを介して外気を吸入し、これをコンプレッサ・エア・アウトレットを介してインタークーラ前のブースト・エア・パイプに送ります。

タービンの回転数が上がり、空気の流量が増加して、ブースト・エア・パイプ内の空気が圧縮されます。圧縮され、その結果加熱されたブースト・エアは、ブースト・エア・パイプを介してインタークーラへ流れます。これがブースト・エアを冷却し、このエアをブースト・エア・パイプを介してシリンダ・ヘッドへ送ります。

スーパーチャージャは、ブースト・プレッシャ・コントロールによって制御されます。ブースト・プレッシャは、CDI コントロール・ユニットによって以下の値および関連する構成部品に応じて制御されます:

• 大気圧センサ、大気圧の検出のため

• エグゾースト・マニホールド・アナログ温度センサ (B16/13)

• 温度センサ (インタークーラの後ろ) (B17/13)

• 燃料噴射量はインジェクタ (シリンダ 1 ~ 4) (Y76/9 ~ Y76/12) のインジェクション・タイムおよびレールのフューエル・プレッシャ によって決まります。レールのフューエル・プレッシャはレール・プレッシャ・センサ (B4/14) により検出されます。

• ウェイストゲート・バキューム・トランスデューサ (Y77/7)

• ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ・バキューム・トランスデューサ (Y93/1)

CDI コントロール・ユニットは、パルス幅変調シグナルを用いて以下のセンサ・シグナルに応じてブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ・バキューム・トランデューサおよびウェイストゲート・バキューム・トランスデューサを制御します:

• 大気圧 (CDI コントロール・ユニット内の大気圧センサによって)

• 吸引されたエアマス、ホット・フィルム・エア・マス・センサ (B2/12) を介して

• ブースト・プレッシャ、低圧ターボチャージャ・ブースト・プレッシャ・センサ (B5/9) およびブースト・プレッシャ・センサ (B5/6) を介して

• 水温、水温センサ (B11/17)

• インテーク・エア・プレッシャ、インテーク・マニホールド・プレッシャ・センサ (B28/17) 介して

• デジタル・パティキュレート・フィルタ差圧センサ (B28/12) (欧州公害規制「ユーロ 4」グループ III 適合車 (コード MF4) 以外)、パティキュレート・フィルタ (DPF) のスス含有量

• 排気ガス・プレッシャ、排気ガス・プレッシャ・センサ (B60/3) を介して

• エンジン回転数、クランクシャフト・ポジション・センサ (L5/11) を介して

過給の機能順序

機能順序を以下の点について説明します :

• 1200 rpm 以下の全負荷モードのブースト・プレッシャの機能順序

• 1200 ~ 2900 rpm の全負荷モードのブースト・プレッシャの機能順序

• 2900 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャの機能順序

1200 rpm 以下の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序

全負荷モードでエンジン回転数約 1,200 rpm 未満で、両方の排気ガス・フラップ (ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップおよびウェイストゲート) は閉じ、排気ガス流全体は高圧ターボチャージャのタービン・ホイールを介して低圧ターボチャージャのタービン・ホイールへ流れ、その後エグゾースト・システムへ流れます。排気ガス・エネルギの大部分は、高圧ターボチャージャのタービン・ホイールに作用し、これにより必要なブースト・プレッシャの大部分が発生します。

残りの排気ガス・エネルギは低圧ターボチャージャのタービン・ホイールに作用し、これがターボチャージャ・シャフトを介してコンプレッサ・ホイールを駆動させます。そのため低圧ターボチャージャはハイドロリック・ダイナミック・リターダとしては機能しません。ウェイストゲート・バキューム・トランスデューサにより制御されたウェイストゲートおよびチェック・バルブは閉じています。

過給器の機能

1200 rpm 以下の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの図

1

高圧ターボチャージャ

2

低圧ターボチャージャ

3

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ

4

ウエストゲート

5

チェック・バルブ

6

エア・クリーナ

7

ブースト・エア・ラジエタ

8

インテーク・マニホールド

9

エグゾースト・マニホールド

10

EGR クーラ

M16/45

スロットル・バルブ・アクチュエータ

Y27/15

EGR アクチュエータ

Y27/16

EGR 冷却ソレノイド・バルブ

A

インテーク・エア流

B

排気ガス流

S09.40-4527-76

1200 ~ 2900 rpm の全負荷モードのブースト・プレッシャの機能順序

全負荷モードでエンジン回転数 1200 ~ 2900 rpm 以上のとき、ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップは必要なブースト・プレッシャに応じて開きます。

さらに排気ガス流の大部分は、高圧ターボチャージャのタービン・ホイールを介して低圧ターボチャージャのタービン・ホイールへ流れ、その後エグゾースト・システムへ流れます。

発生したブースト・プレッシャの大部分は、高圧ターボチャージャによって供給されます。

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ・バキューム・トランスデューサによって制御されたブースト・プレッシャ・コントロール・フラップは、特性マップの設定値にしたがってゆっくりと開き (制御される)、その結果低圧ターボチャージャが連続的にオンになります。

約 2900 rpm 以上のエンジン回転数では、排気ガス・フラップが全開になります。

ウェイストゲート・バキューム・トランスデューサにより制御されたウェイストゲートおよびチェック・バルブは引き続き閉じています。

過給器の機能

1200 ~ 2900 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャの図

1

高圧ターボチャージャ

2

低圧ターボチャージャ

3

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ

4

ウエストゲート

5

チェック・バルブ

6

エア・クリーナ

7

ブースト・エア・ラジエタ

8

インテーク・マニホールド

9

エグゾースト・マニホールド

10

EGR クーラ

M16/45

スロットル・バルブ・アクチュエータ

Y27/15

EGR アクチュエータ

Y27/16

EGR 冷却ソレノイド・バルブ

A

インテーク・エア流

B

排気ガス流

S09.40-4528-76

2900 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序

エンジン回転数 2900 rpm 以上では、チェック・バルブ (自動制御で開く) およびウェイストゲートが開きます。低圧ターボチャージャによって生じたブースト・エアは、大部分が高圧ターボチャージャのエア・コンプレッサのエア・ガイド・ハウジングを通り (バイパス) インタークーラへ送られます。これにより低圧ターボチャージャは、必要なブースト・プレッシャを発生させます。高圧ターボチャージャは完全にはバイパスできないため、排気ガス流の一部はさらに高圧タービン・ホイールを作動させます。ウェイストゲート・バキューム・トランスデューサにより制御されるウェイストゲートを介して、発生したブースト・プレッシャは制御されます。CDI コントロール・ユニットはブースト・プレッシャ・センサを介して、実際に発生したブースト・プレッシャをモニタします。

ブースト・プレッシャ・センサによって低圧ターボチャージは、低圧ターボチャージャ後のブースト・プレッシャを検知します。実際に発生したブースト・プレッシャを、特性曲線に保存されているブースト・プレッシャおよび低圧ターボチャージャ後ろのブースト・プレッシャと比較することにより、高圧および低圧ターボチャージャの故障を検知することができます。

エア・コンプレッサ・バイパスは差圧に応じて自動制御されており、ばね荷重のかかったチェック・バルブによってブースト・エアは負荷が高くなるまで高圧ターボチャージャの横を流れます。

過給器の機能

2900 rpm 以上の全負荷モードのブースト・プレッシャ・コントロールの図

1

高圧ターボチャージャ

2

低圧ターボチャージャ

3

ブースト・プレッシャ・コントロール・フラップ

4

ウエストゲート

5

チェック・バルブ

6

エア・クリーナ

7

ブースト・エア・ラジエタ

8

インテーク・マニホールド

9

エグゾースト・マニホールド

10

EGR クーラ

M16/45

スロットル・バルブ・アクチュエータ

Y27/15

EGR アクチュエータ

Y27/16

EGR 冷却ソレノイド・バルブ

A

吸気

B

排気ガス流

S09.40-4529-76

過給器の機能

図はエア・コンプレッサ・バイパスが閉じた状態のターボチャージャ

1

チェック・バルブ

2

リターン・スプリング

S09.40-4530-12

過給器の機能

図はエア・コンプレッサ・バイパスが開いた状態のターボチャージャ

1

チェック・バルブ

S09.40-4531-12

過給器電気システムの機能説明図

モデル 447.6/7 エンジン 651.9 搭載

PE09.00-S-2050-97TRD

モデル 447.8 エンジン 651.9 搭載

PE09.00-S-2050-97TRB

コモン·レール·ディーゼル·インジェクション (CDI) システム構成部品の一覧表

GF07.16-S-9997TRB

参照文書