メディア・インタフェース機能前提条件の概要
• ターミナル 30g 「オン」
• 輸送モードが作動していないこと
メディア・インタフェースの概要
メディア・インタフェース機能は、ユニバーサル・コンシューマ・エレクトロニック・インタフェース (UCI) (ユニバーサル・デバイス接続箇所 (UGS)) とも呼ばれます。メディア・インタフェースによって、ポータブル端末装置を、それぞれのアダプタ・ケーブル、コネクタ (メディア・インタフェース) (X18/70)、メディア・インタフェース・コントロール・ユニット (N125/1) およびメディア志向型システム伝送 (MOST) を介してオーディオ機器に接続できます。
標準装備では 3 種類のアダプタ・ケーブルが添付されます (グローブ・ボックスに収納):
• AUX デバイス用アダプタ・ケーブル
• iPod 用アダプタ・ケーブル
• ユニバーサル・シリアル・バス (USB) デバイス用アダプタ・ケーブル
コネクタ (メディア・インタフェース) は、アームレスト下の収納ボックス (自動車電話ボックス) にあります。標準仕様で取り付けられていたコネクタ (AUX コネクタ) (X39/45) は廃止になりました。
ポータブル端末装置接続用に、AUX コネクタおよび 2 種類の USB インタフェースが装備されています。
USB インタフェースは以下の機器または標準をサポートします:
• メディア・トランスファ・プロトコル (MTP)
• Zune MP3 プレーヤ
• iPod アクセス・プロトコル
iPod も USB インタフェースを介して接続されます。
USB メモリ・スティックを USB ユニット用アダプタ・ケーブルを介して接続しようとすると、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ (A40/8) に以下のメッセージが表示されます:「注意事項:機器を他の USB ポートに接続してください」。USB メモリ・スティック接続用コネクタ (USB) (X115) も同様にアームレスト下の収納ボックス (自動車電話ボックス) にあります。
USB を介して接続される機器 (iPod も含む) は以下の操作エレメントにより操作することができます:
• オーディオ機器のボタン
• オーディオ / COMAND 操作部 (A40/9)
• 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 (S110) および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 (S111)
• ボイス・オペレーティング・システム (SBS) (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備)
• – リモコン (A8/7) (SPLITVIEW (コード 867) 装備)
メニュー・ガイドは、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ上で行われ、接続されているポータブル端末装置に応じて異なります。
AUX デバイスはデバイス自体で操作します。
オーディオ・ソースが「AUX」の時には、メニュー「音量」で標準またはブースト設定を選択できます。「ブースト設定」を選択すると、インプット・レベルが上昇します。
メディア・データベース
接続されている機器には、本来のメディア・ファイルの他にメタ・データがメモリされています。これらのメタ・データはメディア・インタフェース・コントロール・ユニットによりメディア・データベースのメモリに収集されます。その後はこのメモリ内で、該当するメタ・データを検索することもできます。メタ・データとは、例えばタイトル、アーティスト、作曲者、アルバム、ジャンル、オーディオ・ブック、ポッドキャスト、ファイル認識、ファイル種類 (オーディオあるいはビデオ) などです。
メディア・インタフェース・コントロール・ユニットは常時、3 台までのデバイスのメタ・データを保存します。これらの機器の 1 つが新たに接続されると、メタ・データが更新されます。4 台目のデバイスを接続すると、最も古いメタ・データ・セットが上書きされます。
アート・ワーク
楽曲を再生すると、該当する表示がポータブル端末装置 (iPod など) に保存されている場合、オーディオ / COMAND 用ディスプレイに該当する視覚的表示 (Cover Art) が現れます。
Cover Art 処理用の最大ファイル・サイズは 5 MB です。メディア・インタフェース・コントロール・ユニットは解像度を 240 × 240 ピクセル、16 ビット・カラーに適合させ、ファイルを JPG フォーマットに変換します。
メディア・インタフェースの機能順序
メディア・インタフェース・コントロール・ユニットの電圧供給は、2 本の直接ケーブルを介して行います (ターミナル 31 およびターミナル 30g)。ポータブル端末装置が接続されると、そのことはメディア・インタフェース・コントロール・ユニットによって以下を介して検知されます:
• アダプタ・ケーブル
• コネクタ (メディア・インタフェース)
これを受けてメディア・インタフェース・コントロール・ユニットがシグナルをオーディオ機器に送信すると、同ユニットが、デバイスが USB 接続していれば、その接続されているソースに切り換えます (AUX デバイスではできません)。これでユーザーは、メニュー項目「メディア・インタフェース」およびそれぞれのサブ・メニュー項目 (「標準タイトル順」、「タイトル・リスト Mix」、「媒体 Mix」) を選択することにより、オーディオ・データまたはビデオ・データをオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示させることができます。
メニュー項目「メディア・インタフェース」およびそれぞれのサブ・メニュー項目の選択は、以下の操作エレメントのいずれかで行います:
• オーディオ機器のボタン
• オーディオ / COMAND 操作部
• 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群
• SBS (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備)
• リモコン (SPLITVIEW (コード 867) 装備)
オーディオ機器のボタンのコントロール・シグナルは内部で処理されます。
オーディオ / COMAND 操作部のコントロール・シグナルは、テレマチック CAN (CAN A) を介してオーディオ機器に転送されます。
2013 年 5 月 10 日以降のマルチファンクション・ステアリング・ボタン群のコントロール・シグナルは、以下の経路でオーディオ機器に転送されます:
• ステアリング・ホイール・エレクトロニクス (N135)
• ステアリング LIN (LIN E1)
• ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80)
• シャーシ CAN 1 (CAN E1)
• フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1)
• シャーシ CAN 2 (CAN E2)
• インストルメント・クラスタ (A1)
• 車内 CAN (CAN B)
2013 年 5 月 9 日以前のマルチファンクション・ステアリング・ボタン群のコントロール・シグナルは、以下の経路でオーディオ機器に転送されます:
• ステアリング・ホイール・エレクトロニクス
• ステアリング LIN
• ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット
• シャーシ CAN
• インストルメント・クラスタ
• 車内 CAN
SBS を介して操作する場合 (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備)、ハンズフリー・システム・マイク (A67b1) からオーディオ機器に転送されます。
コントロール・シグナルの評価後、オーディオ機器はコントロール・シグナルを以下の経路で、接続されているポータブル端末装置に転送します:
• MOST
• メディア・インタフェース・コントロール・ユニット
• コネクタ (メディア・インタフェース)
• アダプタ・ケーブル
接続されているポータブル端末装置はコントロール・シグナルを評価し、該当するオーディオ・シグナルおよびデータを逆の経路でオーディオ機器に送ります。
サウンド・システム (コード 810) 装備車の場合、オーディオ出力はオーディオ機器から MOST を介してサウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (N40/3) に送信されます。オーディオ・シグナルは、サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットにより増幅され、スピーカ・システムから出力されます。
サウンド・システム (コード 810) 非装備車の場合、オーディオ出力はオーディオ機器により直接ケーブルを介してスピーカ・システムへ行われます。
リモコン (SPLITVIEW (コード 867) 装備) のコントロール・シグナルは、COMAND ユニットの赤外線インタフェースを介して受信され、内部で処理されます。
SPLITVIEW (コード 867) 装備車の場合、オーディオ・シグナルは、ワイヤレス・ヘッドフォン (H8/3) またはコネクタ (ヘッドフォン) (ケーブル接続) (X39/6) によって再生することができます。
スピーカ・システムに関する詳細はドキュメント「スピーカ・アウトプット機能」を参照。
COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) あるいはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備車では、ビデオ・シグナルおよびビデオ・データは、コネクタ (メディア・インタフェース) から同軸ケーブルを介して直接 COMAND ユニット (A40/3) に転送されます。
COMAND ユニットはビデオ・シグナルおよびビデオ・データを内部で処理し、それを低電圧ディファレンシャル・シグナル (LVDS) ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに転送します。
iPod のビデオ・ファイルは車両の操作エレメントにより選択して再生することができます。AUX を介して接続されているビデオ再生可能な機器は機器自体で操作します。
参照文書
- gf8285p9999ca テレマチック·システム構成部品の一覧表