M24 | リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータ |
N10/1 | フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット |
N10/2 | リヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット |
N72/1 | アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット |
N72/1s9 | ボタン (リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド) |
N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット |
CAN B | 車内 CAN |
LIN 1 | インストルメント・パネル LIN |
P68.50-2586-81
機能前提条件の概要
• 過電圧または電圧不足はなし
• ターミナル 15R 「オン」
• 温度保護がオンになっていない (車内温度が 1 °C 以上)
ターミナル 15 のターミナル・ステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットが車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットおよびリヤ SAM コントロール・ユニットに送信します。
ローラ・ブラインドの概要
ローラ・ブラインドはリヤ・ウインドウの前に取り付けられており、垂直に引出しおよび収納することができます。アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット内のリヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンを操作すると、ローラ・ブラインドを手動で引出し / 収納することができます。リバース走行時は、ローラ・ブラインドが自動的に収納されます。
ローラ・ブラインドのメカニズムを損傷しないようにし、作動音の発生を抑えるために、この機能には機械的エンド・ストップの前の一定範囲でローラ・ブラインドを滑らかに作動させて減速させる機能が含まれています。この機能は、「ソフト・ストップ」とも呼ばれます。
リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータには、2 つのスピード・センサが装備されています。ホール・センサのシグナルは、リヤ SAM コントロール・ユニットによって直接読み取られ、評価されます。
温度保護:
リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータの各制御は、リヤ SAM コントロール・ユニット内でカウントされます。決められた時間内に規定の限界値を超過した場合、オーバーヒートの危険性があるため、リヤ SAM コントロール・ユニットはリヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータを停止します。再制御は、リヤ SAM コントロール・ユニット内に保存されている冷却時間の経過後に再び可能になります。
ローラ・ブラインド機能には以下の部分機能があります:
• 初期化の機能順序
• ブロック検知の機能順序
• ローラ・ブラインド引出しまたは収納の機能順序
• ローラ・ブラインド自動収納の機能順序
初期化の機能順序
ローラ・ブラインドは、初めて作動する前に初期化しなければなりません。ローラ・ブラインド初期化の際に、ローラ・ブラインドの上部および下部が機械的エンド・ストップに到達すると、それぞれのポジションがリヤ SAM コントロール・ユニットに保存されます。
リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンを 15 秒より長く操作すると、ローラ・ブラインドが初期設定解除されます。この機能は、ダイアグノシス・テスタによって作動解除することができます。バッテリ電圧の電圧不足のおそれがある場合、ローラ・ブラインドは、同様に初期設定解除されます。
この初期化は、リヤ SAM コントロール・ユニットによって検出されるローラ・ブラインドの位置に現在の位置を割り当てるための基準となります。初期化を手動でスタートするには、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンをを押し、制御が終了するまで押したまま保持します。リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータは、機械的エンド・ストップに達するまで低速で制御され、ブロック検知によって作動停止されます。その他のエンド・ストップのポジション・カウンタがゼロになります。次に、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンを再び押し、制御が終了するまで押したまま保持します。その他のエンド・ストップのポジション・カウンタもゼロになります。初期化プロセスが終了しました。
フロント SAM コントロール・ユニットは、アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット内のリヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンのステータスを、インストルメント・パネル LIN を介して読み取り、これを車内 CAN を介してリヤ SAM コントロール・ユニットに送信します。リヤ SAM コントロール・ユニットは、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータを直接制御します。これを受けて、ローラ・ブラインドが引き出されるか、もしくは収納されます。
手動による初期化は、以下のケースで行う必要があります:
• リヤ SAM コントロール・ユニットの交換
• エマージェンシ・モードのローラ・ブラインド
ノーマル・モードにおいて調整が 100 回実施されたか、もしくはブロックが発生した場合は、ローラ・ブラインドは自動的に初期化されます。
ブロック検知の機能順序
引出しまたは収納中に、事前にプログラミングされた時間にわたってホール・センサのシグナルが発生しない場合、ブロックが検知されます。
スピード・センサ・シグナルの停止には、以下の原因が考えられます:
• 移動範囲内で障害物に突き当たった
• ホール・センサが故障している
• 上部または下部の機械的エンド・ストップに到達した
リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータのスピード・センサ・シグナルはリヤ SAM コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
ブロックが発生した場合は、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータの制御が停止され、その後、逆に制御されます。つまり、ローラ・ブラインドは逆の方向に移動します。その後、システムは自動的に初期化を実行します。
ローラ・ブラインド引出しまたは収納の機能順序
ローラ・ブラインドの引出し要求または収納要求は、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンを押すことによって発生します。
フロント SAM コントロール・ユニットは、アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット内のリヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンのステータスを、インストルメント・パネル LIN を介して読み取り、これを車内 CAN を介してリヤ SAM コントロール・ユニットに送信します。リヤ SAM コントロール・ユニットは、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータを直接制御します。これを受けて、ローラ・ブラインドが引き出されるか、もしくは収納されます。
前回の移動方向はリヤ SAM コントロール・ユニットにメモリされるで、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンを新しく操作したとき、ローラ・ブラインドは予期された方向へ動きます。
リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンが、制御中にもう一度操作されると、ローラ・ブラインドは停止し、200 ミリ秒後に反対の方向に動きます。
ローラ・ブラインドの収納 / 引出し中に、テスト目的でローラ・ブラインドを各ポジションで停止させることができます。そのために、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータを手動またはダイアグノシス・テスタで中断することができます。 ローラ・ブラインドを手動で停止したい場合は、リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンを 500 ミリ秒以内に 3 回操作する必要があります。これを受けて、リヤ SAM コントロール・ユニットがリヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・モータの制御を中断します。ローラ・ブラインドはその時のポジションで停止したままになります。
制御は最大 20 秒間かかります。バッテリ電圧が 10.5 V 未満の場合や不利な条件 (寒さ、スムーズに動かない) では、その場合も停止位置まで動作するように、制御が 2 秒間延長されます。この時間が経過すると、要求は自動的に終了します。
リヤ・ウインドウ・ローラ・ブラインド・ボタンが 30 秒以上操作され続けると、「引っ掛かっている状態」として検知されます。
エラー処理:
故障が検知されると、リヤ SAM コントロール・ユニットのハードウェア・アウトプットは、次回のイグニッション作動時間まで作動解除されます。この場合、リヤ SAM コントロール・ユニット内にはさまざまな関連データがメモリされます。
参照文書
- gf6700p9999fl ウインドウおよび視線保護のシステム構成部品の一覧表
- pe6850p2052daa ローラ·ブラインドの電気システムの機能説明図