P32.32-2301-79
A1 | インストルメントクラスタ | Y51y1 | 左フロントソレノイドバルブ1 | |
A26/17 | ヘッドユニット | Y51y2 | 左フロントソレノイドバルブ2 | |
A40/8 | オーディオ/COMANDディスプレイ | Y52 | 右フロントアクスルダンパバルブユニット | |
A40/9 | オーディオ/COMAND操作ユニット(タッチパッドのみ(コード446)非装備) | Y52y1 | 右フロントソレノイドバルブ1 | |
A105 | タッチパッド(タッチパッドのみ(コード446)またはタッチパッド(コード448)装備) | Y52y2 | 右フロントソレノイドバルブ2 | |
B22/7 | 左リアレベルセンサ | Y53 | 左リアアクスルダンパバルブユニット | |
B22/8 | 左フロントレベルセンサ | Y53y1 | 左リアソレノイドバルブ1 | |
B22/9 | 右フロントレベルセンサ | Y53y2 | 左リアソレノイドバルブ2 | |
B22/10 | 右リアレベルセンサ | Y54 | 右リアアクスルダンパバルブユニット | |
N2/10 | サプリメンタルレストレイントシステムコントロールユニット | Y54y1 | 右リアソレノイドバルブ1 | |
N3/9 | CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン) | Y54y2 | 右リアソレノイドバルブ2 | |
N3/10 | MEコントロールユニット(ガソリンエンジン) | CAN A | テレマチックCAN | |
N30/4 | エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニット | CAN C1 | ドライブCAN | |
N51/5 | アダプティブダンピングシステムコントロールユニット | CAN DRVU | ドライブユニットCAN(モデル290) | |
N72/4 | 左アンダコントロールパネル | CAN H | ドライブダイナミックCAN | |
N72/4s1 | ダイナミックセレクトスイッチ | CAN HMI | ユーザインタフェースCAN | |
N73 | エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット | Flex E | FlexRayサスペンションシステム | |
N80 | ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニット | LIN A3 | LCP LIN(モデル257) | |
N127 | ドライブトレインコントロールユニット | HSVL | ハイスピードビデオリンク | |
N145/1 | ドライブユニットコントロールユニット(モデル290) | A | モデル257 | |
Y51 | 左フロントアクスルダンパバルブユニット | B | モデル290 |
機能前提条件の概要
• ターミナル15「オン」
エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットは、ステータス「ターミナル15」をFlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに送信します。
ADS概要
ADSは連続ダンパ調整を行い、ホイール毎にダンパを適合させます。これにより走行安全性と乗り心地が向上します。
ダンパ調整は以下の要因によって異なります:
• 運転の仕方(例えば スポーティなど)
• ロードコンディション( 悪路等)
• 車両の積載荷重
• 選択されている走行モード
ダンパレスポンスは走行状況にしたがい、ハードまたはソフトに調整されます。センサが例えば スポーティな運転の仕方を登録する場合、コンフォートな基本ダンピングは自動的にハードになります。エレクトロニクスは、はるかに拡張されたダンパレスポンス特性曲線内で無段階に作動します。ダンパフォースは各ホイールに適合されます。そのため、車両は悪路でも走行安定性が損なわれることなく走行できます。
ADS機能には以下の部分機能があります:
• 走行モード選択
• 走行状態検出
• ダンパ調整
走行モード選択
選択した走行モードに応じて、ダンパはよりハードに、またはよりソフトに調整されます。
左アンダコントロールパネルのダイナミックセレクトスイッチの操作により、事前に設定された走行モードとIndividual走行モードのいずれかを選択できます。サスペンションのために、選択した走行モードに応じて以下の調整のいずれかが作動されます:
• コンフォート
• スポーツ
• Sport Plus
モデル257に適用:
左アンダコントロールパネルはダイナミックセレクトスイッチのステータスをLCP LIN、オーディオ/COMAND操作ユニット(コード446非装備(タッチパッドのみ))またはタッチパッド(コード446装備(タッチパッドのみ))、テレマチックCAN、ヘッドユニット、ユーザインタフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由でエレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットに送信します。
モデル290に適用:
左アンダコントロールパネルは、ダイナミックセレクトスイッチのステータスをドライブユニットCAN、ドライブユニットコントロールユニット、FlexRayサスペンションシステム経由でエレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットに送信します。
その後、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは選択した走行モードの要求をFlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
アダプティブダンピングシステムコントロールユニットは、該当する要求を受信して、アクチュエータに必要な制御シグナルを発生させます。
インストルメントクラスタに選択した走行モードが表示されます。走行モードの現在の設定は、オーディオ/COMANDディスプレイに短時間表示されます。
アダプティブダンピングシステムコントロールユニットは、選択した走行モードのインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由で、ヘッドユニットおよびインストルメントクラスタに伝送します。ヘッドユニットは、該当する画像データを生成し、オン要求をテレマチックCANを介してオーディオ/COMANDディスプレイに送信します。画像データは、ハイスピードビデオリンクケーブルを介してオーディオ/COMANDディスプレイに伝送されます。
イグニッションオン後、コンフォートダンパステージが作動します。
走行状態検出
走行レベルは、以下の変数により決定されます:
• ボディ加速度(ボディの動き)
• 車両の前後および横方向の加速度
ボディの加速度は、以下のセンサによって検知されます:
• 左リアレベルセンサ
• 左フロントレベルセンサ
• 右フロントレベルセンサ
• 右リアレベルセンサ
アダプティブダンピングシステムコントロールユニットは、レベルセンサのシグナルを直接読み取ります。
さらにエレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは、ホイールスピード、ブレーキステータスおよびブレーキトルクに関するインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。これらのインフォメーションは、車両速度および車両ボディの加速の算出に考慮されます。
サプリメンタルレストレイントシステムコントロールユニットはヨーレート、横および縦方向の加速度のインフォメーションをドライブダイナミックCAN、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
さらに、アダプティブダンピングシステムコントロールユニットは、以下のインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム経由で受信し、それをそれぞれのショックアブソーバの適切なダンパステージあるいはダンパフォースの算出に利用します:
• ボディバリエーション
エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットは、シャーシバリエーションのインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
• 駆動方式
CDIコントロールユニットまたはMEコントロールユニットは駆動方式のインフォメーションをドライブCAN、ドライブトレインコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由で、アダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
• ステアリングホイールアングルおよびステアリングホイールアングル速度
ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニットはステアリングホイールアングルおよびステアリングホイールアングルスピードのインフォメーションを、FlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
• キックダウンステータス
ドライブトレインコントロールユニットはキックダウンステータスのインフォメーションを、FlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
• 表示されている車両速度(代替値)
インストルメントクラスタは表示された車両速度をユーザインタフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由で、アダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
• エレクトロニックスタビリティプログラム (ESP®) の要求
走行力学的な限界値状況において、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットはダンパステージ切換要求をFlexRayサスペンションシステム経由でアダプティブダンピングシステムコントロールユニットに伝送します。
ダンパ調整
インプットシグナル(走行状況)に基づいて、アダプティブダンピングシステムコントロールユニットは、その時々の最適なダンパステージを決定し、その後以下の構成部品を直接制御します:
• 左フロントアクスルダンパバルブユニット
• 左フロントソレノイドバルブ1
• 左フロントソレノイドバルブ2
• 右フロントアクスルダンパバルブユニット
• 右フロントソレノイドバルブ1
• 右フロントソレノイドバルブ2
• 左リアアクスルダンパバルブユニット
• 左リアソレノイドバルブ1
• 左リアソレノイドバルブ2
• 右リアアクスルダンパバルブユニット
• 右リアソレノイドバルブ1
• 右リアソレノイドバルブ2
連続ダンパ調整はシングルチューブガスプレッシャダンパによって実行されます。ダンパバルブユニットはシングルチューブガスプレッシャダンパの下側側面に取り付けられています。
各ダンパバルブユニットには2個のプロポーショナルバルブが取り付けられているため、プレッシャステージとリバウンドステージは互いとは無関係に制御可能です。
ダンパバルブユニットのフロー断面は、このプロポーショナルバルブの制御によって無段階で設定可能です。設定された断面に応じて、ダンパバルブユニットを通して流れるオイルの量が増えたり減ったりします。ダンパレスポンスはこれに応じてよりソフトに、またはハードになります。
走行力学的な限界値状況においてESP®作動時、ダンパは運転者の希望とは無関係にハードなダンパステージ(スポーツ)に自動的に切り換わり、走行力学的に安定した状況が確保されます。ハードダンパステージは走行状況が要求するかぎり、アクティブなままです。
参照文書
- gf3232p9997fr アダプティブ·ダンピング·システム (ADS) のシステム構成部品の一覧