メディア・インタフェース機能前提条件の概要
• ターミナル 30g 「オン」
• 輸送モードが作動していないこと
メディア・インタフェースの概要
メディア・インタフェース機能は、ユニバーサル・コンシューマ・エレクトロニック・インタフェース (UCI) (ユニバーサル・デバイス接続箇所 (UGS)) とも呼ばれます。メディア・インタフェースによって、ポータブル端末装置をそれぞれのアダプタ・ケーブル、コネクタ (メディア・インタフェース) (X18/70)、メディア・インタフェース・コントロール・ユニット (N125/1) (2014 年 8 月 31 日以前) およびメディア志向型システム伝送 (MOST) を介してオーディオ機器に接続できます。
標準装備では、3 種類のアダプタ・ケーブルが装備されています (グローブ・ボックス内):
• AUX 機器用アダプタ・ケーブル
• iPod 用アダプタ・ケーブル
• ユニバーサル・シリアル・バス (USB) デバイス用アダプタ・ケーブル
コネクタ (メディア・インタフェース) は、アームレスト下の収納ボックス (自動車電話ボックス) 内にあります。 標準仕様で取り付けられていたコネクタ (AUX コネクタ) (X39/45) は廃止になりました。
ポータブル端末装置の接続には、AUX コネクタ (2013 年 2 月 28 日以前) および 2 種類の USB インタフェースが使用できます。 USB インタフェースは以下の機器または標準をサポートします:
• メディア・トランスファ・プロトコル (MTP)
• Zune MP3 プレーヤ
• iPod アクセス・プロトコル
iPod も USB インタフェースを介して接続されます。
USB メモリ・スティックを USB ユニット用アダプタ・ケーブルを介して接続しようとすると、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ (A40/8) に以下のメッセージが表示されます:「注意事項:機器を他の USB ポートに接続してください」。USB メモリ・スティック接続用のコネクタ (USB) (X115) (2014 年 8 月 31 日以前) も同様に、センタ・アームレスト下の収納ボックス (自動車電話ボックス) 内にあります。
USB を介して接続される機器 (iPod も含む) は以下の操作エレメントにより操作することができます:
• オーディオ機器のボタン
• オーディオ / COMAND 操作部 (A40/9)
• 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 (S110) および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 (S111)
• ボイス・オペレーティング・システム (SBS) (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備)
メニュー・ガイドおよびメニュー・ガイドのグラフィック表示は、オーディオ / COMAND ディスプレイで行われ、それぞれ接続されているポータブル端末装置に応じて表示内容が変わります。
AUX 機器は機器自体で操作します。
オーディオ・ソースが「AUX」の場合、メニュー「音量」で「標準」と「ブースト・エフェクト」を選択できます。 「ブースト・エフェクト」を選択すると、インプット・レベルが上昇します。
アート・ワーク
楽曲を再生すると、該当する表示がポータブル端末装置 (iPod など) に保存されている場合、オーディオ / COMAND 用ディスプレイに該当する視覚的表示 (Cover Art) が現れます。
Cover Art 処理用の最大ファイル・サイズは 5 MB です。メディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前) は、解像度を 240 × 240 ピクセル、16 ビット・カラーに適合させ、ファイルを JPG フォーマットに変換します。
メディア・データベース
接続されている機器には、本来のメディア・ファイルの他にメタ・データがメモリされています。これらのメタ・データはメディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前) によってメモリ (メディア・データベース) に収集されます。 その後はこのメモリ内で、該当するメタ・データを検索することもできます。メタ・データとは、例えばタイトル、アーティスト、作曲者、アルバム、ジャンル、オーディオ・ブック、ポッドキャスト、ファイル認識、ファイル種類 (オーディオあるいはビデオ) などです。
メディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前) は、最大 3 つの機器のメタ・データを常にメモリします。 これらの機器のひとつが新たに接続されると、メタ・データが更新されます。4 つ目の機器が接続されると、最も古いメタ・データ・レコードが上書きされます。
メディア・インタフェースの機能順序
メディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前) は、2 本の直接ケーブルを介して電圧を供給されます (ターミナル 31 およびターミナル 30g)。 ポータブル端末装置が接続されると、そのことはメディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前) によって以下の経路を介して検知されます:
• アダプタ・ケーブル
• コネクタ (メディア・インタフェース)
これを受けてメディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前) がシグナルをオーディオ機器に送信すると、デバイスが USB 接続していれば、同ユニットはその接続されているソースに切り換えます (AUX デバイスではできません)。 これでユーザーは、メニュー項目「メディア・インタフェース」およびそれぞれのサブ・メニュー項目 (「標準タイトル順」、「タイトル・リスト Mix」、「媒体 Mix」) を選択することにより、オーディオ・データまたはビデオ・データをオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示させることができます。
メニュー項目「メディア・インタフェース」およびそれぞれのサブ・メニュー項目の選択は、以下の操作エレメントのいずれかで行います:
• オーディオ機器のボタン
• オーディオ / COMAND 操作部
• 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群
• SBS (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備)
オーディオ機器のボタンの操作シグナルは内部で処理されます。
オーディオ / COMAND 操作部のコントロール・シグナルは、テレマチック CAN (CAN A) を介してオーディオ機器に転送されます。
マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルは、2013 年 3 月 1 日以降、以下の経路でオーディオ機器に転送されます:
• ステアリング・ホイール・エレクトロニクス (N135)
• ステアリング LIN (LIN E1)
• ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80)
• シャーシ CAN 1 (CAN E1)
• フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1)
• シャーシ CAN 2 (CAN E2)
• インストルメント・クラスタ (A1)
• 車内 CAN (CAN B)
マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルは、2013 年 2 月 28 日以前の場合、以下の経路でオーディオ機器に転送されます:
• ステアリング・ホイール・エレクトロニクス
• ステアリング LIN
• ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット
• シャーシ CAN バス (CAN E)
• インストルメント・クラスタ
• 車内 CAN
SBS を介して操作する場合 (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備)、ハンズフリー・システム・マイク (A67b1) からオーディオ機器に転送されます。
コントロール・シグナルの評価後、オーディオ機器はコントロール・シグナルを以下の経路で、接続されているポータブル端末装置に転送します:
• MOST
• メディア・インタフェース・コントロール・ユニット (2014 年 8 月 31 日以前)
• コネクタ (メディア・インタフェース)
• アダプタ・ケーブル
接続されているポータブル端末装置はコントロール・シグナルを評価し、該当するオーディオ・シグナルおよびデータを逆の経路でオーディオ機器に送ります。
サウンド・システム (コード 810) 装備またはアドバンスド・サウンド・システム (コード 811) 装備の車両の場合、音声出力はオーディオ機器から MOST を介してサウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (N40/3) に送信されます。 オーディオ・シグナルは、サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットにより増幅され、車両スピーカから出力されます。
サウンド・システム (コード 810) 非装備およびアドバンスド・サウンド・システム (コード 811) 非装備の車両の場合、オーディオ機器はシグナルをスピーカ・システムを介して出力します。
スピーカ・システムに関する詳細はドキュメント「スピーカ・アウトプット機能」を参照。
COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) 装備またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) 装備の車両の場合、ビデオ・シグナルおよびビデオ・データはコネクタ (メディア・インタフェース) から同軸ケーブルを介して直接 COMAND ユニット (A40/3) に転送されます。 COMAND ユニットはビデオ・シグナルおよびビデオ・データを内部で処理し、それを低電圧ディファレンシャル・シグナル (LVDS) ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに転送します。
iPod のビデオ・ファイルは車両の操作エレメントにより選択して再生することができます。AUX を介して接続されているビデオ再生可能な機器は機器自体で操作します。
参照文書
- gf8285p9999fqa テレマチック·システム構成部品の一覧表