gf1400p3000olf

排気ガス浄化機能

種別 gf · トピック 14.00 · バージョン 0100 · 2015-04-09

適用: エンジン 651.9 モデル 166 モデル・イヤー 2016 以降'

位置付け

機能グループ 1 エンジン › 14 エグゾースト・マニホールド、排気ブレーキ、排気ガス・クリーニング・システム › 14.00 一般 — シリーズ 166 · シリーズ 651(モデル 9**)

GF14.00-P-3000OLF

排気ガス浄化機能

5.2.15

エンジン

651.9 モデル 166

モデル・イヤー 2016 以降

排気ガス浄化の機能前提条件の概要

• ターミナル 87M (エンジン・マネージメント・オン)

• エンジン作動

排気ガス浄化の概要

排気ガス浄化の役割は、排気ガス中の CO 値を減少させることです。

• 窒素酸化物 (NOx)

• 炭化水素 (HC)

• 一酸化炭素 (CO)

• カーボン粒子

以下のサブ機能により、NOx コントロールがサポートされます :

• インテーク・ポート・シャットオフ (EKAS)

• パティキュレート・フィルタ (DPF) グロー (パティキュレート・フィルタ (コード 474) 装備)

• EGR

• AdBlue® 還元剤の噴射 (BlueTEC ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 (SCR) (コード U77) 装備)

CDI コントロール・ユニット (N3/9) は以下のシグナルを読み取ります :

• 温度センサ (SCR 触媒の前) (B16/15) (BlueTEC ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 (SCR) (コード U77) 装備)

• 温度センサ (触媒の前) (B19/7) (BlueTEC ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 (SCR) (コード U77) 装備)

• 温度センサ (パティキュレート・フィルタの前) (B19/9) (パティキュレート・フィルタ (コード 474) 装備)

• 温度センサ (ターボチャージャの前) (B19/11)

• DPF 差圧センサ (B28/8) (パティキュレート・フィルタ (コード 474) 装備)

• O2 センサ (触媒の前) (G3/2)

• SAM コントロール・ユニット (N10)、車内 CAN (CAN B)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) およびシャーシ CAN 1 (CAN E1) 経由で外気温度

• NOx センサ (パティキュレート・フィルタの後) コントロール・ユニット (N37/7)、ドライブ・センサ CAN (CAN I) 経由で NOx センサ (パティキュレート・フィルタの後) (N37/7b1) のシグナル (BlueTEC ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 (SCR) (コード U77) 装備)

• NOx センサ (SCR 触媒の後) コントロール・ユニット (N37/8)、ドライブ・センサ CAN 経由で NOx センサ (SCR 触媒の後) (N37/8b1) のシグナル (BlueTEC ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 (SCR) (コード U77) 装備)

排気ガス浄化の機能順序

排気ガス浄化には以下の個別システムが関与しています :

• 酸化触媒の機能順序

• パティキュレート・フィルタ (DPF) の機能順序

• SCR 触媒の機能順序 (ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 BlueTEC (SCR) (コード U77) 装備)

• インテーク・ポート・シャットオフの機能順序

酸化触媒の機能順序

酸化触媒は、炭化水素 (HC)、一酸化炭素 (CO) および窒素酸化物 (NOx) を減少させ、パティキュレート・フィルタ (コード 474) 装備車の場合、パティキュレート・フィルタの再燃焼段階に必要な熱エネルギーを後燃焼により発生させます。

パティキュレート・フィルタ (DPF) の機能順序

パティキュレート・フィルタはプラチナ被膜の炭化珪素製セラミック・ハニカム・フィルタ・ボディです。

パティキュレート・フィルタの前後のダクトは交互に開き、ハニカム・フィルタ・ボディの多孔性フィルタ・ウォールに隔てられています。

濾過前の排気ガスが酸化触媒を通過して、パティキュレート・フィルタの前側のダクトに流れ込み、ハニカム・フィルタ・ボディの多孔性フィルタ・ウォールを通して濾過され、後ろ側のダクトから出て行きます。浄化と濾過を終えた排気ガスは、エグゾースト・システムを通って排出されます。カーボン粒子はパティキュレート・フィルタのハニカム・フィルタ・ボディ内に蓄積されます。

カーボン粒子堆積量が特性マップの基準値を超え、再燃焼の前提条件が満たされると、CDI コントロール・ユニットが再燃焼を開始します。CDI コントロール・ユニットは、パティキュレート・フィルタ差圧センサからパティキュレート・フィルタのスス含有量を受け取ります。

再燃焼は、排気ガス温度を周期的に上昇させることによって行われます。そのために、CDI コントロール・ユニットは以下の機能を作動させます :

• フューエル・インジェクタ (Y76) を介して、追加アフタ・インジェクション

• ドライブ LIN (LIN C1) を介してパティキュレート・フィルタ・グロー、予熱アウトプット・ステージ (N14/3) を介してグロー・プラグ (R9) へ

• ドライブ CAN (CAN C) を介して、完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (Y3/8n4) によるシフト曲線上の移動

排気ガス温度が上昇すると、パティキュレート・フィルタに堆積しているカーボン粒子の大部分が燃焼されて二酸化炭素 (CO2) になります。その時発生した灰はパティキュレート・フィルタの中に留まります。ターボチャージャ前の温度センサおよびパティキュレート・フィルタ前の温度センサ (パティキュレート・フィルタ (コード 474) 装備車の場合) により、再燃焼中の排気ガス温度がモニタされます。

パティキュレート・フィルタ差圧センサがパティキュレート・フィルタ前後のエグゾースト・プレッシャ・ラインを介してパティキュレート・フィルタ前後の排気ガス・プレッシャ差圧を測定します。差圧と、CDI コントロール・ユニットによって算出された排気ガス量をもとに、特性マップによってパティキュレート・フィルタ中のスス含有量が検出されます。DPF に必要なメインテナンスに関しては、シャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 (CAN E2) を介してインストルメント・クラスタ (A1) のエンジン・ダイアグノシス・インジケータ・ランプ (A1e58) により信号が出されます。

短距離走行によって中断された再燃焼は、複数の走行サイクルに分割されます。これにより、再燃焼に必要な温度まで上がる加熱モードに頻繁に切り換わるようになります。ユーザが再燃焼のプロセスに気づくことはありません。

SCR 触媒の機能順序 (ディーゼル・エンジン排気ガス浄化 BlueTEC (SCR) (コード U77) 装備)

エンジンから排出される排気ガスは、酸化触媒、パティキュレート・フィルタ (DPF) および SCR 触媒 (選択的触媒還元) で浄化されます。

酸化によって、酸化触媒内で一酸化炭素および炭化水素が CO2) と H2O に変換されます。パティキュレート・フィルタはプラチナ被膜の炭化珪素製セラミック・ハニカム・フィルタ・ボディです。

パティキュレート・フィルタの前後のダクトは交互に開き、ハニカム・フィルタ・ボディの多孔性フィルタ・ウォールに隔てられています。

濾過前の排気ガスが酸化触媒を通過して、パティキュレート・フィルタの前側のダクトに流れ込み、ハニカム・フィルタ・ボディの多孔性フィルタ・ウォールを通して濾過され、後ろ側のダクトから出て行きます。カーボン粒子はパティキュレート・フィルタのハニカム・フィルタ・ボディ内に蓄積されます。DPF 再燃焼中、高い排気ガス温度によって蓄積されたカーボン粒子が燃焼します。

SCR 触媒の前で、AdBlue® 還元剤が噴射されて、これが熱分解 (熱による化学反応) および加水分解 (水による化学変化) によってアンモニア (NH3) に変化します。

AdBlue® メタリング・バルブ (Y129) と SCR 触媒との間には、ミキシング・エレメントがあります。これは、AdBlue® 還元剤の加水分解をさらに向上するために、またSCR 触媒前方で AdBlue® を均等に分配するために用いられます。

排気ガス中に含まれる NOx は、SCR 触媒内部で NH3 と反応して窒素 (N2) と H2O 分子に変換されます。

必要な還元剤量は、CDI コントロール・ユニットによって特性マップにしたがって算出され、ドライブ・センサ CAN を介して AdBlue® コントロール・ユニット (N118/5) に伝送されます。このユニットが、特性マップにしたがって算出された AdBlue® 還元剤の噴射を AdBlue® メタリング・バルブを通じて開始させます。

排気ガス中の窒素酸化物含有量の変換率は、温度に応じて 80 % までとなります。スス含有量の約 99 % が削減されます。

CDI コントロール・ユニットは DPF 差圧センサを介してパティキュレート・フィルタの堆積状態を検出します。カーボン粒子堆積量が特性マップの基準値を超え、再燃焼の前提条件が満たされると、CDI コントロール・ユニットが再燃焼を開始します。再燃焼は続いて行われるアフタ・インジェクションにより排気ガス温度が周期的に上昇して行われます。

排気ガス温度が上昇すると、パティキュレート・フィルタに堆積しているカーボン粒子の大部分が燃焼されて二酸化炭素 CO2 になります。

未燃焼灰の含有量はパティキュレート・フィルタに戻ります。ターボチャージャ前の温度センサおよびパティキュレート・フィルタ前の温度センサによって、再燃焼の間、排気ガス温度がモニタされます。パティキュレート・フィルタのメインテナンスが必要になると、インストルメント・クラスタのエンジン・ダイアグノシス・インジケータ・ランプがそれを知らせます。

AdBlue® リザーバの充填レベルが「予備」に達すると、マルチファンクション・ディスプレイ (A1p13) で音によるシグナルと同時に、指定の工場で点検し、該当するメインテナンスを行う必要があることを運転者に知らせます。

AdBlue® リザーバの充填レベルが「空」に達すると、カウンタ・モデルによって充填レベル「空」について妥当性テストが行われます。妥当性テストが行われ、その結果、同様に充填レベル「空」が判明すると、音によるシグナルと並行して CDI コントロール・ユニットの故障メモリへの登録が行われ、インストルメント・クラスタのエンジン・ダイアグノシス・インジケータ・ランプが制御されます。この時点以降、32 キロメータごとの走行可能距離につき最高 20 回のスタートが可能となります。まだ可能なスタートの回数は、インストルメント・クラスタに表示されます。可能な最終「スタート」が終了した後は、車両を始動することはできなくなります。

インテーク・ポート・シャットオフの機能順序

インテーク・ポート・シャットオフ (EKAS) は、エンジンのあらゆる負荷状態で、気流とエアマスの比率を最適に保ちます。

CDI コントロール・ユニットはエア・インテーク・ポート・シャットオフのために、さらに以下のシグナルを読み取ります :

• エンジン・オイル温度センサ (B1)

• 大気圧センサ、大気圧用

• アクセル・ペダル・センサ (B37)、負荷検知用

• クランクシャフト・スピード・センサ (B70)、エンジン回転数のため

インプット・シグナル評価後、CDI コントロール・ユニットはインテーク・ポート・シャットオフ・アクチュエータ (M55) をパルス幅変調シグナルで制御します。下部エンジン回転数およびエンジン負荷領域では、インテーク・ポート (シリンダ 1 つにつき 2 個のインテーク・ポートがある) の半分が、EKAS のフラップにより塞がれます。

インテーク・ポートが開かれると流れの速さが上昇します。これによりより高い回転流が生じ、より適切なスワールを引き起こします。これにより、燃焼が向上し、特に排気ガス中のカーボン粒子の低減をもたらします。

エンジン回転数とエンジン負荷が増加すると、閉じたインテーク・ダクトが常時開になり、エンジンのあらゆる作動段階において、気流とエア・マスの比が最適になります。したがって排気ガス特性とエンジン出力も最適化されます。

故障または電源電圧遮断の場合は、フラップはスプリング力によって開かれます。

排気ガス浄化電気システムの機能説明図

PE14.00-P-2051-97NBF

コモン·レール·ディーゼル·インジェクション (CDI) システム構成部品の一覧表

GF07.16-P-9997OLF

参照文書